伊藤塾を選んだ理由は、確かな実績があったことと、伊藤塾に通っていた先輩、友人からすすめられたことです。

会計検査院

荘司 麻衣子さん(22歳)
 

合格者イラスト
◆出身大学 : 一橋大学法学部4年在籍中
◆最終合格 : 国家総合職
◆内  定 : 国家総合職
◆予定進路先: 会計検査院 ●伊藤塾受講講座:
〔入門講座〕国家総合職(法律区分)本科生+リーガルトレーニング
〔オプション〕2015年合格目標 国家総合職(法律区分)記述試験対策講座,2015年合格目標 国家総合職直前政策論文試験対策講座

はじめに

公務員試験の勉強をはじめたのは、将来の進路に迷いつつも自分の選択肢を広げておこうと思ったからです。伊藤塾を選んだ理由は、確かな実績があったことと、伊藤塾に通っていた先輩、友人からすすめられたことです。インターネット配信講義を利用すれば勉強も追いつけると思い、在宅コースでの受講を決めました。結局本腰を入れて勉強をはじめたのは学園祭が終わった大学3年生の11月からとなりました。

私がとった勉強方法

専門試験(多肢選択式)について
 

配点の高い専門試験に関しては、分野が広い基礎能力試験の対策時間が十分に取れない分、緊張感をもって取り組みました。選択科目の中には必ず難易度の高い問題が出題されることはわかっていたので、刑法、商法、労働法に加え財政学の基礎も勉強し、簡単な問題から得点できるようにしました。
勉強法としては、基本問題を載せた参考書と、伊藤塾の「これで完成」過去問集を併用しました。「これ完」は市販では手に入らない分量の過去問が掲載されており、何回も解くうちに頻出事項をつかむことができたので大変参考になりました。

専門試験(記述式)について

記述の勉強は一次試験後からとなりました。対策として、直前講習をライブ受講しました。全科目の重要事項を各2日間で総ざらいできるので、記述の対策をしていなかった人には特に有意義な講座だと思います。在宅コースでもライブ受講ができるので、ライブ受講をおすすめします。各科目添削があること、講師に直接質問ができること、ともに公務員を目指す人と同じ空気を共有できることなど、利点がたくさんあります。私の場合は大学の知人が同じ講義を受講していたため、講義後も集まって一緒に勉強しました。このときのメンバーでその後1ヶ月間、集まって勉強するようになり、大いに励みになりました。
講義の他に、講義で使用するパワーポイントに載っている論証パターンを暗記しました。スマートフォンで写真に撮り、科目ごとにフォルダにまとめ、電車、寝る前、空き時間、いつでもすぐに眺めることができるように工夫しました。

基礎能力試験(多肢選択式)について
 

基礎能力試験は出題分野が特に多く、手を付けづらいと思います。そこで私は、どの分野も年度によって難易度にばらつきがあるので、基本知識があれば解ける問題は落とさないように、一通りの科目の基礎は押さえるよう心がけました。そのうえで、押さえたい科目に時間を割いていきました。数的処理は必ず毎日解いて勘を養うようにしました。

政策論文試験について

政策論文試験も一次試験後の直前講習で対策を行いました。講義では問題文の意図や書くべき事項等を解説した後にアウトラインを考える演習時間を取ってくれたので、短時間で構想を組み立てる訓練をすることができました。

面接対策について
 

人事院面接は、無難に答えきることを心がけました。伊藤塾の模擬面接は、特に民間の就職活動をしない人には場慣れの意味でも受けることをおすすめします。面接後には講師の方からフィードバックをいただけます。面接カードも、問題がなくなるまでメール上で添削いただき、練りに練ることができ、安心して面接に臨むことができました。

官庁訪問について

事前に訪問する省庁のパンフレットを読み込むことと、自分について(志望動機、大学での活動等)の事項を改めてまとめることをしました。また、官庁訪問中は必ずメモを持ち、面接ごとに学んだこと、気づいた点を書き出し、次の面接官にぶつけるようにしました。
官庁訪問は省庁によっては朝早くから始まり夜遅くまで残されることも多く、緊張状態でもあり、体力、精神的にギリギリな状況に追い込まれることもあると思います。特に理由もわからず志望省庁に切られてしまったときには、短時間でのメンタルの立て直しがとても重要なポイントとなります。その面でも、日中、夜中問わず電話で丁寧に対応してくださった伊藤塾講師には本当にお世話になりました。第2クール夕方に志望省庁に断られ、とっさに伊藤塾に相談の電話をかけたところ、講師から夕方からでも回れそうな省庁の情報と、励ましの言葉をかけていただき、苦しいなかでも諦めず官庁訪問を継続することができました。遅くまで起きて私の帰宅を待ってくれた家族にも本当に助けられました。最初に回った省庁が求める人材に自分が合致していなくても、複数訪問すればマッチする可能性は増えます。断られても自分を否定せず、強い気持ちを持って官庁訪問を続行してください。

「受講形態と伊藤塾の個別学習フォロー」 

私は在宅インターネット受講を選択しました。すでに配信済みの講義を短期間に集中して視聴することができるので、いつからでも勉強をはじめられること、自分のペースで勉強を進められることが利点だと思います。わからない所は何度でも見返せるところも便利でした。

直前期と試験当日 

3時間にわたる長丁場の試験なので、当日朝ご飯はしっかり食べ、お昼には仮眠もとるようにして、脳にエネルギーがいくように配慮しました。試験会場には冷房が入らないため、温度調節ができる服装で行き、時間に余裕がある専門試験では血行を良くする意味合いも兼ねて水分補給を心がけました(水分補給は教室の外でできます)。二次試験直前は、直前講習で扱った問題を中心に、友達と集まって論文の勉強をしました。当日は専門の論文試験の前に性格テストが入り、お昼ご飯の時間がかなり遅くなってお腹が空きました。直前にバナナなど、消化にいいものを食べておくと良いと思います。

合格、内定と進路決定 

国家総合職試験に合格、会計検査院から内定をいただきました。他の試験種との併願も迷いましたが、合格しても就職しないだろうと思って受験せず、総合職試験の勉強に集中していました。

モチベーションの維持について 

定期的に省庁説明会に行き、人事の方とお話をしたりしてモチベーションを保ちました。ネット講義を通して講師がかけてくださる言葉にも励まされ、勉強を続けることができました。また、公務員試験を受ける友達と話をして励まし合うこともしました。

最後に 

ここまでくることができたのは、伊藤塾の講師の方々、一緒に励まし勉強し合った友達、アドバイスをくれた先輩、そして何より、勉強できる環境を作って心から私を応援してくれた両親のおかげです。ここには挙げきれない様々な方に協力をいただき、本当に幸運な人間だと痛感しております。私が国家公務員になることができたのはひとえに環境、ご縁、運に恵まれたおかげであることを忘れることなく、自分が受けた恩恵を社会に少しでもお返しできるよう、公務員としての仕事に励みたいと思います。