塾の特長を聞いて、個人のフォローが手厚いと感じたので大学3年生の夏前に入塾しました。

関東運輸局

武井 絵梨花さん(21歳)
 

合格者イラスト
◆出身大学 : 立教大学法学部4年在籍中
◆最終合格 : 埼玉県(一般行政)
◆内  定 : 埼玉県(一般行政)
◆予定進路先: 埼玉県庁 ●伊藤塾受講講座:
〔入門講座〕地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング

はじめに

私が公務員を目指そうと思ったのは、大学での所属サークルの行事として実施した伊藤塾の講師による公務員講演会に出席したときに、社会の基盤をつくっていく仕事に興味を持ったからでした。その後、伊藤塾スタッフの方から塾の特長を聞いて、個人のフォローが手厚いと感じたので大学3年生の夏前に入塾しました。
私は入塾からしばらく講義すらも手をつけておらず、本腰を入れはじめたのは2月とはっきり言って遅れていました。しかし伊藤塾の講義は頻出箇所や重要な点がわかりやすく、また直前期に遅れている人向けのポイントを絞った講義を行ってくれたので、効率的な学習が可能となり合格へとつながったと思います。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多岐選択式)
 

専門科目は量が多く全てを網羅することは難しいですが、講義やテキストで頻出とされている基本的な部分をいかに落とさないかが合格の鍵になると思います。私は講義を全て見る十分な時間が取れなかったので、優先順位の高い問題をメインに、これ完を繰り返し解くことで基礎を固めました。まず1回目では選択肢に出てきた判例や条文をその都度確認をし、内容や考え方を把握しました。2回目以降はつまずいた箇所のみテキストで確認をして、選択肢の誤っている部分を正しい文言に変えることができる程度を最低ラインと考えて複数の問題に共通する内容は確実に覚えるように民法などの主要科目は5回以上繰り返しました。

基礎能力試験・教養試験

教養試験のうち特に苦労したのは数的処理でした。数的処理は時間配分が重要になると思います。問題数をこなして自分の得意なジャンルを把握し優先順位を決めて取捨選択をして、時間内に最も効率よく点数を稼げるように心がけました。

教養試験(択一式)について
 

これで完成の問題を毎日5問ずつ解くようにしました。解けない問題があっても焦らず、解説講義をよく聴いて理解してからもう一度自分で解くようにしました。解説講義では、講師の方が時間を短縮して解く方法など、他にはない考え方も教えてくださるのでとてもためになりました。自分一人で解けるようになるまで繰り返し解くことが大切だと思います。数的処理や判断推理の問題は、時間があれば解けるのに、という問題が多いと思うので、時間を測りながら解いてできるだけ素早く解けるように頭を慣らしておくと、他の受験生と差がつくと思います。早い方ではなかった私の頭の回転も時間を測ることで慣らしていくことができたと思います。 

教養論文試験(記述式)について

教養論文テキストの解答例を行き帰りの電車の中で読みました。論文対策の講義を聴いて、文章構成やわかりやすい文章の表現力を身につけるよう心がけました。時事問題のことを知っていると書く内容に具体性や説得力が増すと思い、スマートフォンのニュースアプリで社会、政治、経済、国際関係、科学の主要なニュースには目を通しておくようにしました。また、時事問題の講義をほぼ毎日1コマずつ繰り返し聴くようにしました。時事問題に関しては、覚えるというよりもラジオを聞いているような感覚で講義を聴くと続けられると思います。特に気になったニュースや興味を持ったニュースは、自分でインターネットを使ってより詳しく調べて自分なりの考えも持つようにしました。これが後々の面接対策にもなったと思います。

一般論文試験
 

テキストに掲載の例文を一通り読み、自分の受ける試験職種に合わせて細かい情報を調べたり、自身の興味のある内容に繋げたりして覚えました。またその行政が力を入れている政策や最近の社会の変化につながる問題をホームページで調べて、自分なりの問題提起・回答を考えていました。

面接対策・模擬集団討論

はっきり言って本番よりも伊藤塾の模擬面接の方が厳しいです。本番で聞かれたことはほとんど模擬面接で聞かれたので、模擬面接でつまったところを対策しただけで、本番では全くつまらず答えることができました。また、私は志望動機がなかなか固まりませんでしたが、講師がわざわざ面接後に時間を作ってくださって考え方やコツなどを個別に教えてくれました。その行政の特徴や力を入れている政策をよく調べることはもちろんのこと、独自の考えをしっかり話せることが大事だと思います。
模擬集団討論ではグループを分けて行うので、他グループをみて客観的に良いところ、悪いところがわかりやすいと思います。自分に適した役割や振る舞い方など本番前に見極めることができ、事前練習での反省点を踏まえて本番に臨めました。

受講形態と伊藤塾の個別学習フォロー 

私はアルバイトを続けていたので、インターネット受講で自分の空き時間を有効活用できるのがとても助かりました。倍速やスキップ機能で時間を短縮できるので、その分、問題演習に時間を割くことができました。しかし自分次第なので遅れる人も多いと思います。私も遅れていたのですが、個別相談を利用すれば自分に合ったスケジュールを組んでもらえますし、これ完を活用した勉強のコツを伝えていただいたので、在宅でも不安を解消することができました  

直前期と試験当日 

私は遅れていたため、直前期の数的処理対策講座に参加しました。講義では重要な問題を選択してくれてポイントを絞った丁寧な解説をしてくれたので、当日まで記憶に残りました。
当日は自作のとてもやりこんだまとめノートを持っている人がとても多く焦りを感じましたが、自分がやってきたことを信じ平常心で臨むことを心がけました。あまり慎重になりすぎると時間が足りなくなる可能性があるので、自分のできる範囲で最善をつくしたつもりです。
 

モチベーションの維持について 

定期的な息抜き、特に友人と会うことはとても大事だと感じました。公務員志望者はなかなか外に出る機会もなく他の人と関わる機会が減ってしまうと思います。確かに遊んでしまうと他の人に後れを取ってしまうと不安になるかもしれませんが、他者と話をすることにより新しい情報が手に入ったり、自分の考えがまとまったりして公務員試験にも有効であると思います。また、面接は対人なので普段からいろんな人と話す機会を持っておくと面接時でもスムーズに話を進められると思います。遊びに行くことをマイナスと思わずに、試験対策にもプラスになるというポジティブな思考で息抜きをしていました。  

最後に 

私が公務員試験勉強をはじめた頃は、これといった志望動機もなく、なんとなくはじめました。しかし勉強を進め、説明会に参加しているうちに志望度が上がり、公務員という道を選べる対策をしていてよかったと思いました。正直周りに比べたら勉強時間が全然足りないし無理かな、と考えることもありましたが、やってみないとわからないし気持ちで負けないようにポジティブに臨みました。不安じゃない人なんていないと思います。それでも未来自分のために笑顔で前向きに頑張ってください。