伊藤塾の電話相談では「専門科目では憲法・民法・行政法・経済学が特に重要」だと教わりましたが、本当にそのとおりです。

越前市役所

U.Nさん
 

合格者イラスト
◆出身大学 : 国公立大学文系学部4年在学中
◆最終合格 : 越前市、福井県
◆内  定 : 越前市役所、福井県庁
◆予定進路先: 越前市役所 ●伊藤塾受講講座:
〔入門講座〕国家総合職(法律区分)プラス国家一般職・地方上級本科生+リーガルトレーニング(2年コース)

はじめに

公務員を考えはじめたのは高校3年生頃からで、しばらくは国家公務員を志していました。理由は、霞が関で国を動かす官僚に憧れたからでした。大学2年生の秋頃から、地方公務員に目が向きました。理由は第1に、地元で働きたかったからです。第2に、怠惰に学生生活を送るうちに国家総合職を目指す意気が失われたためです。伊藤塾には2年生の2月に入塾しました。当時の志望である国家総合職を目指すにあたり、一時も早く勉強をはじめなくてはならない焦りから比較的入塾時期は早かったと思います。受験指導校を利用した理由は、多くの試験科目をもつ公務員試験の勉強をするのに、その道しるべが欲しかったからです。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式)
 

福井県は2015年度の一次試験で、専門1問の価値が、教養1問の2.5倍だったので、専門で点数を取ることがとても重要でした。伊藤塾の電話相談では「専門科目では憲法・民法・行政法・経済学が特に重要」だと教わりましたが、本当にそのとおりで、これだけは捨て科目にしてはいけません。インターネット講義を聴き、「これ完」を奇数番のみ2度繰り返しました。これ完に限らず、問題集はこなした問題数ではなく反復した回数が大事です。本当はもう1回できたらよかったかなと思っています。

教養試験(択一式)

大事なのはなんといっても数的処理です。これは勉強をはじめてから毎日しました。人文科学や、自然科学も、勉強するに越したことはないですが、時間がないなら他の科目に時間を割いたほうがいいと思います。 

論文試験
 

論文は、紋切り型の構成と正しい日本語ができていればよいでしょう。福井県の論文試験は、二次試験の中で実施されるので、一次試験が終わってから1ヶ月の猶予があり、そういう自治体はその期間に対策すれば大丈夫です。

面接対策・集団討論

わたしは県庁の一次試験終了後、ずっと地元にいたため、伊藤塾での面接対策は一度でした。面接対策では、面接カードのほぼ全ての項目について、ひとつひとつアドバイスをいただけて参考になりました。伊藤塾では面接カードの添削も複数回受けることができるので、それも活用しました。私の場合は、伊藤塾での対策に加え、地元の就職支援施設も利用しました。面接対策は、特に公務員一本の方は絶対に必要です。模擬面接は、同じ人ばかりでなく3~4人にはしてもらうべきです。面接カードも、複数人に添削してもらうべきです。模擬集団討論は、あらかじめ経験しておくとそれだけで自信がつき、違います。模擬集団討論ではうまくいかないと感じても、悲観することはありません。本番を受けてみて思うのは、自分も含め全体的にレベルは高くないです。とりあえず、何かしらしゃべることが重要です。しゃべらないと評価の付けようがないので。   

受講形態と伊藤塾の個別学習フォロー 

私は在宅インターネット受講でした。伊藤塾はどのコースにもインターネット配信がついていますが、これは再生速度を選択できてとても便利です。伊藤塾では、電話や対面による個別相談をしてくれます。私は、試験半年前になって自分の勉強の進度が危機的状況にあることを実感し、電話で講師の方に「今後の勉強の進め方」についてアドバイスをいただきました。それに従って勉強を進めたことで何とか取り返しがついたのです。  

直前期と試験当日 

一次試験直前期になると、どうしても教養科目などで手つかずの科目が気になります。ですが,焦らずに今まで学習した科目の更なる定着にこの時期を使いましょう。それでいいです。試験当日は、英単語帳を持って試験会場に行きました。直前でも、何かしら勉強したほうが落ち着きます。
二次試験直前期には、志望動機が依然固まらなかったり、提出済みの面接カードの粗が気になったりで非常に神経質になりました。面接試験当日は、市役所・県庁ともに、わりと穏やかに進みました。とにかく、最初と最後のあいさつを大きな声で笑顔でするように心がけました。特に最初のあいさつは、第一印象を決めるものですからより重要です。しかしながら、あいさつは決まった台詞を言うだけですから、誰でもできます。内容については、一字一句答えを暗記するのは駄目です。それでは一か所度忘れしたらもう動揺してしまいます。伝えたいキーワードをまとめるくらいにしました。

最後に 

福井県を含め北陸周辺は、他地域に比べて県庁の倍率が低いところが多いです。ですから、他の都道府県では上記のような勉強では通るかわかりませんので、余裕を持って計画を立ててください。3年生の冬になっても勉強がはじめられず、もう間に合わないと諦めかけているような人に、まだまだ合格する可能性はあると伝えたいです。