自分の中で軸を持ちつつ、さらに柔軟性を持ちあわせる行政官になる

総務省

S さん
 

合格者イラスト
◆ 出身大学 : 東京大学法学部
◆ 受講講座 : 国家総合職(教養区分)コース本科生
◆ 最終合格 : 国家総合職(教養区分)
◆ 内    定 : 総務省
◆ 予定進路先: 総務省

※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

一人ひとりの生活基盤に直接アプローチしたい

中学2年生のときに「プリンセス・トヨトミ」という本を読んだことがきっかけでした。本自体は会計検査院の話でしたが、国の将来や国民という抽象的な総体のために働くということが面白いなと漠然と思いました。大学に入ってからは、進路を考えるうえでいろいろな省庁の説明会に行きました。その中で、やはり、利益よりもさらに大きな国民の生活だったり一人ひとりの一生の基盤というところに対して、将来、直接自分の仕事を通して働きかけることができるというところに公務員の魅力を感じ、改めて公務員を志望するようになりました。そして、大学2年のときに日米学生会議に参加して、外交を通して国益を考えるのではなく、もっとダイレクトに日本、地方などの一つひとつの支えるものに対してアプローチしていきたくて、総務省を見はじめました。

人物試験対策で、よりリアルに近い練習ができる受験指導校を探しました

公務員として働いている先輩で、伊藤塾で学習していた経験があった方が「良い!」とすすめてくれたことがあり伊藤塾を選びました。また、他受験指導校と比較して、講座カリキュラムや予算、そして自分が目指していた教養区分の2次試験対策においてよりリアルに臨場感を持って練習できるのはどこかを考えたら伊藤塾という選択に至りました。実際に、教材が充実しているし、教養区分対策もフィードバックもきちんとしっかりしてくれて、徹底的に演習などをさせてくれる環境があったことは良かったです。

本番さながらの人物試験対策はすごく有意義でした

コツコツ勉強していくタイプなので、今勉強しても入ってこないと思ったときは無理にやるような勉強方法は取りませんでした。やる気がどうしても出ないときは、説明会などに行き、他の志望者を見ることで「自分もやらなきゃ」と気持ちを奮い立たせていました。

基礎能力試験(多肢選択式)

講義は全て視聴しました。数的処理については本当に苦手でしたが、稲田講師の講義は解法が特にわかりやすく、おかげで試験に対しての最低限の知識は補えたかなと思います。

企画提案試験

練って持って行ったのでズバッと言われて結構落ち込みましたが、本番前に厳しいご指摘をいただいてそこから改良できたのですごく有意義でした。

面接・集団討論について

模擬面接で、自分が想定していた質問以外にも「こういう質問もくるのか」と事前に把握することができました。本番前に、想定外の質問に対して改めて考えることができたことは本当に良かったです。面接カード添削を受けましたが、趣味のことを一言だけ書いたら、もう少しそこはボリュームがあったほうが良いと試験官の立場からの指摘をもらえ、また考え直すことができました。 人物試験対策については、事前に本番さながらの経験ができたことはすごく有意義でした。

民間就活をしたことで「公務員」という進路をより強固なものに

教養区分で受かっていたので、時間に余裕があったことと民間企業も見たうえで自分がなぜ公務員なのかということをはっきり考えてから官庁訪問に臨みたかったことがあり民間就活を行いました。民間企業は商社やディベロッパーを見ていました。特に総合ディベロッパーは説明会での話を聴くと夢があると感じ、街を作るという点で興味深く感じました。様々な企業があることを見ることができたことは、公務員という進路をより強くさせてくれました。

総務省で働くにあたって自分の軸を大切にしていきたい

自分は日本が抱えている課題に対してダイレクトにアプローチする仕事に携わりたいと考えています。総務省は、地方と中央とを行き来するキャリアパスの中で、実際にそれで政策がまわるのかをイメージしながら、自治体の未来の姿を考え続けることに魅力を感じています。さらに職員の方も憧れる方ばかりだったり、将来働き続けるならここがいいなと純粋に思うことができました。私はどういう仕事をするにしろ、自分の中で軸を持っていきたいと思います。それを持ちつつさらに柔軟性を持っているような行政官になることが目標です。公務員試験は、すごく長い試験で挫折することもあると思いますが、自分が何で公務員を目指そうと思ったのか、公務員として働いている姿をイメージしながら友人たちなどと切磋琢磨して頑張っていってください。