はじめに

何か人や社会の支えとなるような仕事がしたいと考えており、公務員としてその地域の発展や住民の方たちの役に立つようなことができたらなと思い、公務員を目指しました。
伊藤塾を選んだきっかけは、大学で受講生の募集をしており、法律を重点的に学ぶことができ、自分の得意分野をもっと伸ばしていきたいと考えたことです。伊藤塾を選んでよかったと思える点は、やはり法律について他の受験指導校よりもしっかりと学ぶことができる点です。

私がとった勉強方法

①専門試験（択一式・多肢選択式）について

私は大阪市のみが専門試験を必要とする試験でしたが、憲法・民法・行政法・行政学・政治学の５科目は力を入れて取り組みました。その中でも民法と行政法は特に力を入れて取り組み、最終的に「これ完」の答えを覚えるくらいに仕上げました。勉強方法としては友人と問題の出し合いや、わからない問題の解説をし合うことなどを行い、友人と競い合いながら取り組むことでやる気のアップにもつながりました。

②基礎能力試験（多肢選択式）・教養試験（択一式）について

私は市役所を中心に受験していたので、試験の直前期には SPI の勉強のみを行っていました。SPI は数的処理と重なるところがあるので直前期に詰め込むとよいと受験指導校で言われていましたが、心配であったため私は早めに取り組んでいました。また SPI は数的処理の問題ほど難しい問題はなく、むしろ解く速さが求められるので１冊の本を何度も解きなおしました。

③面接・集団討論について

面接対策としては二度模擬面接を受けました。模擬面接の前に私は民間企業の面接も受けていたことからあまり緊張はしませんでしたが、一度目の面接はやはりとても緊張するので、最初に第一志望先の面接を受けることはやめたほうがいいと思いました。面接試験前は、面接で聞かれるであろうことを考え、家の鏡の前で練習を行っていました。

普段の生活と試験対策について

私は大学３回生の夏終わりごろから勉強をはじめ、特に力を入れて取り組んだのは年が明けてからでした。アルバイトについては、最初は週に５回ほど入っていましたが、最終的には週１回にまで減らして勉強に集中しました。テニスサークルに所属していたので、面接での自己 PR などでそこでの取り組みを話すことができたのは良かったと思います。サークルで代表を務めていた経験を話すと、そこでの苦労した経験などをよく聞かれるため、前もってしっかりと準備して面接に挑むことができました。対人関係のトラブルを解決したなど、人と関わることが多かったことをアピールすることができれば、好印象になることが多いかなと思いました。

民間企業の就職活動について

親が福祉の仕事をしていたこともあり、福祉の分野に興味があったため福祉業界を受験しました。福祉の分野は行政との関わりが多いので、福祉事業所のインターンで学んだことが現在の行政の課題でもあるということがありました。公務員の面接の際にその課題点などを挙げることができたので、民間の就活と並行することは、様々な知識を得られ幅広い視野を得ることができるという点ではいいのかなと思います。デメリットは公務員の試験対策に加え企業についても調べないといけないので、時間に追われることがあるという点です。

どのようにモチベーションを維持したか

新型コロナの影響で外に出られない日々が続き、さらに試験日も延期されたのでモチベーションの維持の仕方にはとても悩みました。趣味の料理を作ったり筋トレして体を動かしてみたりと色々な方法を試してみましたが、最も良かったと思えるのが友人と話すことでした。会話がなく一人で過ごすことが一番しんどいと感じました。またテニスをするなど体を動かすことも気分転換にはもってこいだと感じました。やはり自分の趣味や好きなことをすることが気分転換になり、モチベーションを維持するのに必要だと思いました。

最後に　

私は広い視野を持ち、地域や住民を支えていけるような公務員になりたいと思います。そのためにも今後も多くの色々なことを学び、見識を広めていきたいと思っています。これから公務員や企業への就職を考えている方にとっては心身ともにとてもつらい時期が来ると思います。勉強がうまくいかないことや、面接で緊張しすぎて自分の言いたいことが言えないこともあると思います。そういった壁にぶつかった時は、一旦休憩して自分の好きなことをしてみたら案外うまくいくことがあるのでおすすめです。また公務員と企業で迷っている方は、早い段階でインターンシップに参加してみたり、公務員や企業について調べてみたりしてください。視野を広く持ち色々な可能性を考えていくことはとても重要なので、ぜひ早い段階で行ってみてください。
公務員試験受験にあたり受験指導校の職員の方々にはとてもお世話になりました。ありがとうございました。伊藤塾で学んだことは今後も頭に入れて頑張っていきたいと思います。