法律区分の対策も充実している伊藤塾なら「仮に教養区分がダメでも何とでもなる」。
余裕のある気持ちで受験できたことが、伊藤塾を選んでよかったこと。

外務省 K・Hさん
東京大学 法学部

 
合格者イラスト
◆ 受講講座 : 国家総合職コース、公務員ゼミ
◆ 最終合格 : 国家総合職 教養区分

※プロフィールは、2021年8月時点のものです。

 

公務員を目指したきっかけ

 

大学入学段階から漠然と公務員を進路として考えていたので、特筆するような事件や体験を契機に目指し始めたというのではありません。1年生の春休みに外務省を志すようになって、そのためには公務員試験に合格する必要があると聞き、2年生の春休みあたりに伊藤塾に入塾しました。10月に教養区分試験があるということで6月後半から少しずつ勉強を開始し、試験に合格しました。

 

学習スタートのタイミング

 

公務員試験の受験を明確に考えたのは1年生の春休みで、入塾を決めたのは一年後の2年生の春休みの後半くらいだったと思います。数ある受験指導校の中から伊藤塾を選択したのは、正直に申し上げると、友人の勧めに応じたということが大きいです。当時はあまり公務員試験を受験された先輩もなく、外部からはあまり的確に比較することは難しいと感じたため、大手である伊藤塾に入塾しました。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

私は教養区分で合格したので、法律区分での受験はしなかったが、伊藤塾は法律区分の対策も充実していると聞いていたので、「もし仮に教養区分がダメでも何とでもなる」と余裕のある心持ちで受験することができたこと。また教養区分試験の講義、特に数的処理や政策論文対策などについて充実しており、教養区分試験を乗り切るうえで大変役立ったこと。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について

基礎能力試験Ⅰについては、科目によって伊藤塾のテキストを2~3周して、暗記しました。特に失点したくなかった日本史や世界史、地学については高校時代の教科書をめくって固め、大学受験の際使用しなかった物理は手をつけませんでした。また、大学受験に使用しなかった科目でも倫理や思想、地理、生物などについてはテキストを中心に問題を解いて、その範囲内で勉強しました。テキストに載っていないような問題が出題された場合は取れなくても仕方がないというつもりでその範囲内に限定しました。
基礎能力試験Ⅱについて、数的処理は講義が面白かったため、講義を受けながら、講義のペースに合わせてテキストで類題を解き、問題を早く解くコツや難しい問題の見極めなどを意識して練習しました。文章理解については、もう勉強しませんでした。

 

総合論文試験、一般論文試験、教養論文試験などの記述式について

総合論文試験は教養区分試験で配点が大きく非常に重要であると教わったため、特に集中して講義を聴きました。講義の際に配付された資料に毎回目を通し、使えそうな箇所を書き出しておいてまとめました。添削は利用しませんでしたが、直前の時期にはとりあえず答案を書いてみるということを5~6題の問題について行いました。

 

企画提案試験・政策課題討議・面接・集団討論などの人物試験について

企画提案試験については、審議会などの資料や新書などを参考にして実際に自分で企画提案してみて、先輩にアドバイスを仰いだり、友人たちと意見交換をしたりして改善しました。私にとっては先輩のアドバイスは非常に有益でした。面接については、伊藤塾の面接カード添削をうけ、また三回の模擬面接を受けました。人生で初めての面接だったので、経験として有益だったと思います。集団討論については一度伊藤塾の練習に参加し、その後は友人と2~3度行いました。

 

官庁訪問について

官庁訪問については、5~6回ほど友人たちと面接練習をし、お互いの志望動機について添削をしあいました。私は民間就活をしていなかったため、民間就活での実際の面接の質問や雰囲気などを聞きつつ、それを参考にできる良い機会でした。そして志望動機から想定される質問への回答をある程度練っておくということもしました。官庁訪問についてした対策はそのくらいです。

 

普段の生活と試験対策について

 

サークル活動では講演会の企画、運営に携わっており、教養区分試験対策の時期と一部重なっていたため忙しくなることもありましたが、そこでのメンバーも同じく公務員志望だったので情報交換ができたのはよかったです。また、官庁訪問については、その学期に24単位履修していたため両立が大変でしたが、録画のある講義が多かったということもあり、ある程度柔軟に対応できました。民間就活をしていなかったことも両立できた理由かもしれません。

 

モチベーションの維持の図り方

 

私は読書が好きなので、空いている時間に本を読んで気分転換していました。また、夏の暑い時期は勉強の合間にジム内のプールで泳いで、リフレッシュしました。教養区分試験については、1次試験合格した後に、2次で落ちるのはもったいないとの思いから必死に対策しました。

 

最後に

 

最初の10年は必死になって勉強して仕事を覚え、必要な能力、スキルを鍛えていきたいです。いつかどのような場面かはわかりませんが、自己犠牲の精神をもって、国のお役に立てるよう精進し続けることができるような公務員になりたいと思います。伊藤塾の先生、スタッフのみなさま、一年間大変お世話になりました。ありがとうございました。