出産後に育児をしながら仕事を続けるのは難しいと考えるようになったのがきっかけです

平野智幸司法書士事務所勤務 福島 亜矢先生

■Profile
青山学院女子短期大学英文学科卒業した後国内某航空会社に就職。
キャビンクルーとして12年勤務。
在職中ソムリエ、シニアソムリエ取得し、定期的にワイン教室を開催。
その間中央大学法学部通信教育学科を卒業。
結婚し双子の母となり、夫の仕事の都合でアメリカのボルチモアに2年在住。
帰国後司法書士資格取得。

「セカンドキャリア」について考えるようになったきっかけはなんですか?

航空会社で 12 年間キャビンクルーとして働いてきましたが、海外、国内ステイも多いため出産後に育児をしながら仕事を続けるのは難しいと考えるようになり、それに代わる仕事について考えるようになったのがきっかけです。

「セカンドキャリア」の中で、司法書士を選んだのはなぜですか?

長きにわたり体力勝負の仕事をこなしてきましたが 30 歳を過ぎたあたりから体力的に限界を感じ、事務的な仕事にシフトしたいと思いました。また、司法書士はお客様あっての仕事なので航空会社で培った接客能力をも生かせるのではと考えたからです。
そして何より法律の勉強が好きだったことも選んだ理由です。

これまでのキャリアから司法書士試験受験へとシフトチェンジするにあたってどのような気持ちの切り替えがありましたか?

法律には無縁の世界で仕事をしてきましたが、前職在任中に中央大学の法学部通信教育学課に入学し、法律を一から勉強を始めました。
そうしているうちにどんどん法の世界に魅了され、いつしか自分もこれを仕事として一旗あげたいという野望が芽生え、それが原動力となりました。
そのため、案外あっさりと航空会社も退職し、楽しい受験生活が始まりました。

これまでのご自身の経験や専門能力が司法書士の業務に活かされていると感じるのはどのようなときですか?

人とのコミュニケーション能力は前職でかなり鍛えられました。特にクレーム対応については基本的な対応方法を身につけていると思いますので、これは司法書士業務にも生かせる能力だと感じています。

セカンドキャリアとして司法書士を目指そうと考えている方へのアドバイスをお願いします

最初は試験に合格する自信もなく、一生受験生をしているのではないか、という不安感から受からないとしても自分は主婦であり、居場所はある。だから落ち込まないようにしよう などと試験不合格の度に自分を慰め、奮い立たせて・・の毎日でした。
セカンドステージからの挑戦者は若い方々とは違い、精神的にも経済的にも余裕がある方が多いのではないでしょうか。ですから時間はかかってもあきらめず、こつこつ続けていったら必ず道は拓けると思ってください。合格したら年齢もさほど関係なく、誰しもがチャンスをつかめる業種です。


Information
司法書士・行政書士ベルホーム事務所
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相続、不動産・会社登記、企業支援、成年後見、裁判業務 
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