インターネットのスケジュール管理画面は学習上の励みにもなりました!

相馬 美保子さん(40歳)
 

合格者
名城大学農学部卒業 主婦 【受 験 回 数】4回 【受講講座】 〔入門講座〕司法書士入門講座本科生
※プロフィールは、2010年合格時点のものです。

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

「司法書士は、弁護士などがやりたがらない、例えばお金にならないような仕事も引き受けなければならない。それこそが司法書士という法律家に課せられた仕事なのだ」という言葉を、ある記事の中から見つけたのが、この資格を知り、またこの資格をとりたいと思った最初でした。伊藤塾を選んだのは、金額が他の受験指導校に比べて安価なのもありましたが、それと共に、以前、伊藤塾長の著書を読んだこともあって、信頼がおけるような気がしたこともあります。年齢は36歳になっていました。背水の陣で頑張ろうと思い、伊藤塾の入門講座を申し込みました。講師の講義は初心者にもわかりやすく、また何度も励まされました。正直、伊藤塾の講義でなかったら、勉強を続けられたかどうかわかりません。

わたしがとった学習方法

(1)学習開始時期について
入門講座の本題に入る前に、体系でおおまかなことを説明してくださったおかげで、法律というものについて、拒否感を持つこともなく、最初の民法は楽しく学習することができました。しかし、その後の不動産登記法は、今までの民法のように理屈が通用しない場面が度々出てきて、正直そこで投げ出したくなりました。しかし、講師の「わからなくてもとりあえず先に進むことが大切」という言葉を思い出し、理解できないところがあっても飛ばして次に進みました。その時に、理解できなかったところに付箋をつけておきました。最終的には付箋だらけのテキストになりましたが、なんとか最後まで終了することができました。
(2)入門段階の択一式対策について
講座はすべて復習中心で、予習は一切しませんでした。というより、当時は働きながら勉強をしていたので、講義を聴いて復習するだけで手一杯でした。復習の手順は、講義を聴き、そこのテキストに書かれている過去問を解いて、テキストの習熟度をはかる、というごくありふれた方法をとっていました。ただ、平日の夜や、休みの日に講義を少しずつ聞いて、主に通勤途中の電車の中や、休み時間に過去問を解くということをやっていたため、そのうちに過去問が正解することが目標になり、解けなかった部分のどの部分が理解できていないのかの分析が一切できていなかったように思います。
(3)直前期の学習について
4月いっぱいまで「とける!登記法」の講義を聴いていたため、5月からようやく択一の復習に本腰を入れてとりかかるという、なんとも不安なスケジュールでした。
そこで、択一対策は、「択一クライマックス総整理」一本に絞り、そのほかの問題集などはほぼ手をつけませんでした。「択一クライマックス総整理」は基本事項が本当によくまとめられており、また左頁の問題を解くことで、どこの知識が曖昧なのかがすぐに確認できました。また、熱い講義は、折れそうになる弱い心を何度も立ち直らせてくれました。
記述式は蛭町講師の「うかる!記述式『合格への直前予想編』」で実践的な感覚と実態判断を強化すると共に、C&Fなどの演習教材で基礎力の強化を計りました。そして、一日の終わりには必ず「記述スキルアップ登記法」の問題を不登法、商登法それぞれ1問ずつ解きました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

在宅で、インターネットで講義を受けていました。インターネットの講義は視聴スピードが変えられたことで、効率よく講義を受けることができました。また、スケジュール管理により、未視聴の講義があとどれだけ残っているかが一目で解り、学習の進み具合がよく解ったことも励みになりました。

伊藤塾の各講師陣へのメッセージ

伊藤塾の講師の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。伊藤塾に出会わなかったら、今の私はなかったと思います。内容面だけでなく、メンタル面でも私の支えとなっていただきました。講師の話を聞くにつれ、司法書士のすばらしさについて知ることができ、この資格を取りたい、と最後まであきらめずに頑張り抜くことができました。
そして蛭町講師の講座によって、本試験レベルでの論点も冷静に対応できるだけの力と、そして答案作成のスピードも格段に上がりました。
高城講師の解説はとてもテンポがよく、いつも惹き付けられました。また講師のおかげで、過去問の重要性が本当に分かったような気がしました。講師の講義を聴いていなかったら、今年も択一で基準点に満たなかったと思います。
最後に、直前期の追い込みの時期、ちっとも進まない学習の内容に焦りを感じ、折れそうになっていた時、何度も励まされ、おかげで最後までどろんこになって頑張れました。合格できたのは講師方のお陰です。本当にありがとうございました。

最後に

ここまで来られたのは、家族の支えや友人たちの励ましがあったからこそだと思っています。すべての人たちに感謝しています。
特にインターネットで受講していると本当に孤独で、またゴールの見えない受験勉強に不安になることもしばしばありました。受験勉強は常に自分との戦いでもあります。でも、決して一人で戦っている訳ではありません。心が折れそうになった時は、誰か近しい人たちの顔を思い出して、そしてもう一踏ん張り。努力のその先に必ずゴールはあります。頑張って下さい。
(2010年11月・記)