高城講師ならついていけると直感した気持ちは合格まで揺るぎませんでした!

粕谷 済さん (26歳)
 

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業 受験回数:3回 【受講講座】
〔入門講座〕司法書士入門講座本科生

※プロフィールは、2010年合格時点のものです。

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は法律を使った職業に携わることに昔から漠然とした憧れがありました。進路を決める際に様々な資格を検討しました。パンフレットに記載されていた「町の法律家」というキーワードに興味を持ち、調べていくうちに、ADRや予防法務等幅広い業務範囲や生活に密着したその姿が、自分の目指す法律家像に近いと感じ司法書士を目指す決意をしました。 
そこで、体験受講に伺った際に、スタッフの方々の温かい応対や高城講師の熱意を感じ、ここでなら最後までやり抜けると感じ入塾しました。実際に講義を受け始めてみると、スタッフの方々や高城講師は大勢の受講生一人一人に親切丁寧に接してくださり、こんなに面倒見の良い塾ならどんなに試験が辛くても乗り越えて行けるだろうなと感じました。

わたしがとった学習方法

(1)勉強開始時期について

学習を開始したのは大学3年生の4月からです。法律の勉強は全くゼロからのスタートであり、はじめは法律に馴染んでいくことができるか不安で、講義を受けた後、どうやって学習を進めていけばよいか右も左も分からない状態でした。しかし、講義の中で「過去問の使い方、六法の引き方、独特の法律用語の意味合い」等をしっかりと教えていただき、その不安は杞憂に終わりました。また週三回の入門講座は適度なペースメーカーとなり、その間に十分な復習を行うことができました。伊藤塾のカリキュラムに従っていけば自然と計画的、効率的に学習が進められたので助かりました。

(2)入門段階での「択一式対策」について

なにより講義を欠席せず、集中して受講することを心がけていました。高城講師が実務などで経験した臨場感ある具体例や、パワーポイントを用いたイラストなどによる分かりやすい解説をしてくださったおかげで、一見難解な法律も理解することができたと思います。その後過去問を解く前に全体の流れを意識してテキストを通読し、さらに、入門段階では似通った知識の混同、混乱が生じやすかったので、伊藤塾の入門講座のテキストに豊富に掲載されている比較表を活用しました。 
また、入門段階では徹底した過去問演習を行いました。具体的には講義終了後、テキストを一通り見直した後で、該当範囲の過去問を解きました。その際1問を構成する1肢1肢を解答ページの理由、派生事項まで思い出せるくらいになるまで学習するよう心がけました。

(3)入門段階での「記述式対策」について

不動産登記法 
1、入門講座テキストに記載されている雛型という申請書の基本型を押さえる 
2、入門講座付属の「記述式基礎問題集」を繰り返し解く 
3、入門講座で実施される記述式実践演習を繰り返し解く
商業登記法 
1、入門講座テキストで高城講師が重要な所としてマーカーを引くことを指示した項目を押さえる 
2、入門講座付属の「記述式基礎問題集」を繰り返し解く 
3、入門講座で実施される記述式実践演習を繰り返し解く
伊藤塾のカリキュラムでは基礎段階から記述式対策を意識した学習計画となっています。そのため後にまわしがちな記述式対策を早期に行え、焦ることなく基礎を確立できました。また択一式、記述式は補完関係にあるので、択一式の過去問を解いている最中に記述式の出題を意識することで記述式の向上に繋がり、逆もまた然りといったように非常に効率的な学習が可能となりました。

(4)試験当日について

試験開始一時間半前に会場に到着しました。受験生もまばらな校門前に、伊藤塾の講師やスタッフの方々がズラリと並んでおり、皆さんに熱く温かい言葉をかけていただきました。不安が和らぐと同時に気合がみなぎってくるのを感じました。

(5)総論

合格に繋がったポイントはやはり「手を広げないこと」「100ある曖昧な知識より10ある確実な知識」を意識して実践した点だと思います。反省点としましては、マイナーな論点や全科目を、一通り学習してからようやく見えてくる論点(ex.不動産登記法の仮処分の論点)に気を取られ、微視的になってしまった点にあると思います。入門段階ではとくに目次等を活用し、全体像を意識し、講師の方が後で分かれば良いといった部分などは深入りしないで先に進むべきだったと反省しています。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

私は、インターネット講義は補助的に活用していました。どうしても出席できないような場合に大学の空き時間などを使い受講しました。倍速機能や数秒前に戻せる機能は受講生のニーズを反映しており、とても使いやすく効率よく学習が進められました。個別フォローにおいてはパーソナルクラスマネージャー制度に大変助けられました。質問したいことがあれば即座に分かりやすい説明をしてくれ、学習面だけでなく受験に対する悩みや進路についての不安についても、自分のことの様に親身に相談に乗ってくださいました。尊敬出来る先輩合格者がいつでも身近にいて大変心強かったです。

スケジュールの管理について

年間スケジュールと週間スケジュールを立てました。週間スケジュール表は自分で作成しました。縦軸に曜日、横軸に科目(出題数により幅を広くした)をとり、割くべき時間量とやるべき学習内容を書き、達成度パーセントで表示出来る表を活用しました。注意した点はスケジュールが抽象的にならないようにした事と、立てただけで満足しないように事後評価を具体的数値で行うことです。

最後に

私は受験期間の中で父を亡くしました。亡くなる数日前に病院から電話があり、試験結果について聞かれ、私は安心させる結果を伝えることが出来ませんでした。電話越しの父との最後の会話を思い出す度に自分が情けなくて悔しくて仕方なかったです。それでも今はこの試験勉強を続けたことを誇りに思っています。その道のりは父も含めた周りの方々の温かい支えの結晶でもあるからです。 
本試験合格発表の日を迎え、ほとんどお会いしたことのなかった友人のご両親から電話をいただきました。その時に自分の受験生活を心配して応援してくれていた方がこんなにもいたということ、どれだけ周りに支えられてきたのかを痛切に感じました。この場を借りまして、伊藤塾講師陣の皆様、高田馬場校のスタッフの皆さん、家族、友人に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

(2010年10月・記)