蛭町浩講師をはじめとする講師陣やWEB受講など、素晴らしい学習環境で合格!

松本 朗(マツモト アキラ)さん (41歳)
 

合格者イラスト
立命館大学法学部卒業 会社員

受験回数:4回
主な受講講座
【中上級講座】 速解記述式パターン60、択一合格アドバンス講座、
原理原則で書式を解く講座、記述式答案構成力養成答練
【直前対策講座】 択一直前総整理講座、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

以前、司法試験合格を目指していたのですが、途中で挫折、それから数年経て40 歳を前にこのままでは終われない、同じ過ちは繰り返さないという思いが強くなってきました。
また、司法書士資格を習得し、人生の新たな転換点にしようと考えました。
 

伊藤塾を活用した私の学習方法

他校で入門講座を受けていたのですが、その途中(不登法が終わった位)で初めて本試験を受けてみました。そして試験後、入門講座の会社法から再開したのですが、第1回の講義で受けるのを止めてしまいました。細かい膨大な知識に頭が拒否反応を起こしたからです。

入門講座を途中で切り上げ、この頃から伊藤塾の中上級講座にシフトしていきました。仕事をしながらの限られた時間で11 科目の膨大な量の知識を暗記でマスターすることは不可能であり、可能な限り論理で理解したうえで、記憶していくことにしました。この作戦に最も適しているのが、蛭町浩講師以下の伊藤塾の講師陣の講義です。 

最初に受けたのが「速解記述式パターン60」でしたが、問題を解き、自己採点をして解説を読み込むことで、申請書の記載がなぜそうなるのか、この添付書面がなぜ必要なのか、また論理的には記載はこうなるはずなのに、便宜修正されてこのようになるというように、思考過程を通して申請書が書けるようになるので、最後まで雛型の暗記という従来の学習方法は採らずに済みました。 


2回目の試験では、午前択一・午後択一は基準点突破するも記述式の基準点を超えられず不合格となりましたが、なんとかなるという所まで来たという実感はありした。
次は受かるぞという意気込みでしたが、作戦上の過ちを犯しました。
今までの知識の漏れを無くし、知識の精度を上げるべきであったのに、仕事以外にも地域の役員となり時間的制約がより厳しくなったのにも関わらず、知識の範囲を広げすぎました。
その結果テキストなども分散し、知識の精度も下がり、3回目の試験では択一で基準点をクリアできませんでした。
 

択一に関しては、全体として知識の精度向上と集約化を図り、苦手としていた択一不登法の底上げを行いました。これらに有益だったのが北谷馨講師の直前対策講座です。特に不登法の仮登記・仮処分の理解が深まりました。

記述式に関しては、前年に受講した山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」により自分なりの答案の処理手順が形になりつつあったので、それを確立することにしました。

それに加えて、今年度の本試験記述式において、もっとも意識したのが欄ズレの防止です。法律構成が正しくとも申請書をミスなく書けても、欄ズレにより全て無駄になる可能性があるからです。
欄ズレ対策として、蛭町浩講師の「原理原則で書式を解く講座」が有効でした。

今年度の本試験においても、再度の住所移転が元の住所であるという登記の順序・数の判断に影響を与える未知の論点が出ましたが、中間省略登記禁止の原則は取引の安全の為に権利変動の過程を忠実に再現するという趣旨にあり、原理原則に立ち返って今回の事案においては原因関係にならないと判断できたかが、勝負を決するポイントになったかと思われます 

伊藤塾講師およびスタッフへのメッセージ

講座を受講した講師の方たちはもちろん、無料公開講座・相談・口述模試など、直接受講していないすべての講師の方たちにお世話になりました。

伊藤塾は講師陣のレベルが高いだけでなく、校舎での親切な対応、わかりやすく使いやすいインターネット環境、質の高い教材など、バックアップするスタッフの方たちが非常に有能で意識が高いからこそ優秀な講座を提供できるのだと思います。 

講師およびスタッフの方々のおかげで合格することができました。ありがとうございます。
 

最後に

合格ラインギリギリを狙わない、トップではなく上位1パーセントを狙うことが大事です。
3月まで仕事プラス地域の役員もやり、ゴールデンウイークも休みなしで連日の時間外労働、残り2 ヶ月やっと、仕事とワンコの世話以外は勉強に専念できる、巻き返すぞと思った矢先、原付で帰宅途中、反対車線から車がノンストップで突っ込んできました。3週間近くまともに勉強できず、試験直前まで痛みをこらえての仕事、および通院を余儀なくされました。試験結果は上位約2.4 パーセントでの合格。

イメージとしては合格ラインより高めの山を造る。生活上・仕事上の様々なマイナス要因を予想し備えたうえで、予想外のハプニングも覚悟しておく。結果として多少崩れても合格ラインよりは上の山。それが、大雑把な自分の計画であり、心構えでした。まさか車が突っ込んでくるとは思いませんでしたが。
最後に、心配をかけ続けてきた両親、家族(わんこ含む)に感謝します。