仕事も家族サービスも勉強も両立!質問に対する丁寧な回答は、在宅受講の支えでした

司法試験から転進して合格 / 行政書士とWライセンス

N.Mさん(32歳)
 

専門学校卒業 会社員(SE)
◆ 受験回数5回
◆ 主な受講講座
【入門講座】 入門講座本科生
【中上級講座】 択一実戦力養成答練、記述式答案構成力養成答練
【直前対策講座】 二次的重要科目を予想する講座、全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

学生の時から独立志向があり、独立も視野にIT 業界に就職しました。
しかし、20代の後半に差し掛かった頃、今の自分の技術、知識、コネ、貯金では、全く独立できる状態ではなく、IT 業界以外での独立を模索していたところ、知人より司法書士という職業があることを紹介され、世の中や人々の役に立つことのできる士業での独立も悪くないと思い、司法書士を志しました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法について
 

2011年合格目標の「入門講座」を2009年の12月頃より受講しはじめました。兼業で勉強し、通信で受講していたため、自分のペースで、土日を中心に入門講座を受講していました。
入門講座受講時は、講義を中心にして、「伊藤塾セレクション司法書士過去問シリーズ」で、該当箇所の過去問を解いていました。法律の勉強の経験はなく、講義はなんとか配信予定どおりに進められたものの、なかなか過去問は何度も解くことはできず、問題と答えを確認するのみというようなレベルが続いていたと記憶しています。
結局1年目の受験は、講義終了後、セレクションを2回程度回した状態で挑むことになり、基準点に遠く及ばずの状態でした。

中上級段階の学習法について

2年目の受験は十分な演習時間がとれていなかったからだと自分なりに考え、みっちり過去30年分の過去問を6回程度繰り返したものの、やはり基準点に遠く及ばず、これは勉強の仕方を見直さないといけないと思い、伊藤塾の相談会に参加し、講師ともお話しさせていただいた際に、「演習講座」をすすめられたので、受講することにしました。インプットをやり直したうえで、伊藤塾の科目別答練、記述演習の講座でアウトプットを行いました。3年目でようやく基準点付近に近づき、方向性が間違っていないことを確認しました。
4年目は、テキストを中心に知識を整理し、上記の伊藤塾の科目別答練、記述演習を受講しました。記述演習については、講座が始まる前の年内については、去年の不登法、商登法の問題を、必ず1週間で1問ずつ解くようにしていました。本試験前には模試を受験しました。伊藤塾の模試は、受験生の感覚として本試験のレベルとも近く、とても良い予行演習になりました。
5年目の模試では、午前の部で基準点に1問足りなかったものの、4年目と同じ学習計画で、無事合格できました。特に直前期に受講した宇津木卓磨講師の「二次的重要科目を予想する講座」のコンパクトにまとまった教材は、直前期に繰り返すのに最適でした。また、予想論点を網羅できたことで自信がつきました。宇津木講師の勉強法の指示や、メリハリのきいた講義で、午後の二次的重要科目は満点を取ることができました。
また講座以外でも、自分でなかなか理解できない箇所については、「塾生の部屋」で質問させていただきました。北谷馨講師を中心にとても丁寧に教えていただき、通信で、一人で勉強している身としてはとても心強かったです。

伊藤塾講師へのメッセージ

山村拓也講師
 

山村講師には入門講座からお世話になり、また関西に来られた際に何度も励ましの言葉をいただきました。山村講師はいつも心が折れそうなときに今一番かけて欲しい言葉をかけてくださるので、最後まで勉強を続けることができました。本気で私の合格を応援してくださっていると感じ、そのことが私の大きな原動力となりました。この2年間本当にありがとうございました。

高城真之介講師

高城講師には「択一実戦力養成答練」で、択一への恐怖心を拭い去る解法戦術を学ばせていただくとともに、いつも講義内でされるお話に笑わせていただきました。毎回講義を聴くのが楽しみになり、辛い時期も乗り切ることができました。また気合い入れ講義では、絶対に受かるよ!と断言されたので、それがいい意味でのプレッシャーにもなり、心の折れやすい私でも冷静さを失うことなく本試験を乗り切ることができました。本当にありがとうございました。

仕事との両立について 

兼業で、2年目の試験後に娘が生まれたため、勉強に集中できる環境になくとても苦労した。妻が妊娠中の1年目、2年目は勉強に集中していたため、完全に産後クライシスに陥りました。そのため、3年目、4年目、5年目は、家での勉強はできず、土日も家族で過ごしていたので、勉強時間の確保に悩みました。
朝5時に起きて、2時間ほど勉強と通勤が往復2時間、昼休みは時間確保のため、食事はとらずに1時間勉強、これで1日5時間の勉強時間を確保しました。年間約1200時間。よくこれで合格できたなと思います。 

伊藤塾講師へのメッセージ 

北谷馨講師をはじめ、クラスマネージャーの方には、頻繁に質問させていただいたのですが、いつも丁寧に回答をくださり、在宅で、ひとりで勉強している身としては、精神的にも大きな支えになっていたように思います。この場をお借りして厚くお礼申し上げたいと思います。
結局、あまりまわりに受験生の仲間もおらず、兼業で小さな子どももいる環境で、学習時間も限られていた中、午前32問、午後26問(基準点4問上乗せ)、記述も51.5点と基準点を大きく上回ることができたのは講師のみなさまのおかげです。深く深く感謝しています。

最後に 

努力さえし続ければ、誰でも合格できる試験だ。とは言いますが、努力できる環境づくりが大事だと思いました。意図せず試験の挑戦が長引いてしまうことも少なくありません。勉強だけに集中していればなんとかなる、というような甘い試験ではない気がしています。支えてくれる家族への感謝や気遣い、職場への配慮があって、はじめて試験に挑戦する環境が整い、努力をはじめられる状態になるのだと思います。
感謝や配慮を忘れず、ご自身の人生を大切にされてください。