8年間の受験生活と『合格への執念』

T.Yさん(30代)
★独学から伊藤塾に転進して合格

◆受験回数 8回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス)
中上級講座》中級コース、中上級コース
直前対策講座》全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 私が司法書士を目指した理由は、司法書士は定年がないので、長く社会の役に立てると思ったからです。また、司法書士は専門職であるので自分の判断で仕事ができるという点にも魅力を感じました。行政書士試験に合格し、将来的に司法書士とのダブルライセンスで仕事をしたいと思ったことも理由のひとつです。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 私は、8年間の受験生活のうち3年間は、ほぼ独学で勉強しておりました。当然のことながら、本試験を受けても全く歯が立たず、これでは何年かかっても合格できないと思い、伊藤塾の「入門講座」(山村クラス)を受講しました。山村拓也講師の講義は、とてもわかりやすく、重要度に応じてランク付けをしてくださるので、復習の際の学習の取り組み方のメリハリが付いたように思います。また、山村講師の声は、とても聞き取りやすく、倍速で聞いても、ハッキリと聞こえました。山村講師の「入門講座」は、司法書士試験で出題される法律を理解するための土台を築いてくれました。
 「入門講座」を受講後、北谷馨講師の「択一合格エッセンス講座」を受講しました。北谷講師の講義の感想としては、たとえ、わかり難いこと、覚え難いことでも、可能な限り、考え方や理屈を示してくださったので、頭にすんなりと知識を入れることができました。この講座のおかげで、一気に合格レベルに近い所まで、到達することができたように思います。
 ところが、目に見えて本試験の成績が上がって来てはいるものの、合格までにはまだ距離があるように感じました。苦手科目、理解の不十分な科目があったため、なんとか克服しないといけないと思い、「入門講座」(山村クラス)を再受講しました。この決断が良かったように思います。これまで培ってきた知識のおさらいをしつつ、法改正があった部分についても、山村講師がわかりやすく説明してくださったので、全科目を通じて、以前よりも理解が深まりました。おかげで昨年受けた本試験の択一式については、基準点+10問の上乗せ点を得ることができました。

②中上級段階の学習法について

〈昨年の本試験後、年内(7月~12月)の学習について〉
 昨年の本試験後、私は本試験の自己採点をしませんでした。結果を知るのが怖かったこともあるのですが、何より不登法の記述式が解けていなかったので、今年はダメだろうなと思っていました。ですので、早めに宇津木卓磨講師の「択一合格アドバンス講座」を申し込み、講座が始まるまでの間は、休養を取りました。宇津木講師の講義は、重要な所は強調し、テキストのマークする箇所を指摘しながら、進めて行くというものでした。働きながら受験勉強をされている方も多いので、重要な箇所を中心に何度も繰り返し復習できるように配慮されているように感じました。
〈年明け(1月~3月)の学習について〉
 年明けからは、「択一実戦力養成答練」と「記述式答案構成力養成答練」を受講しました。「択一実戦力養成答練」は、講師から毎回、演習の後、基準点と合格点が示されるので、私は毎回、合格点を取ることを目標にしておりました。
 「記述式答案構成力養成答練」は、私の記述に対する苦手意識を取り除いてくれた講座でした。毎回、山村講師から受講生に対し質問し、受講生が答えるという進め方で、山村講師と一緒に答案構成をし、問題を解いて行きます。私はWeb 受講ではありましたが、毎回、自分が質問されているような形にして、答えがわからないように動画を止めて、質問に答えていました。もちろん、ひな型学習も忘れてはおりません。通勤の行きは、「速解記述式パターン60」のC&F集を活用し、ひな型学習を行いました。通勤の帰りは、質問集と連想ノートを確認するということをほぼ毎日行いました。やがて、最初に持っていた記述の苦手意識はなくなり、得意なものとなりました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

 前述の通り、伊藤塾の各講師陣には、大変お世話になったわけですが、学習するうえで疑問が生じた際に質問に回答頂いていたクラスマネージャーの方々にも大変お世話になりました。本当に多くの質問をさせていただきました。受験に不要と思われる非常に細かいことも質問しました。そのような質問に対しても、受験には不要であることを指摘しつつも、私の疑問を解消できるよう、丁寧な回答をいただきました。本当に感謝しております。有難うございました。

最後に

 やっと司法書士としてのスタートラインに立ちつつあります。私の場合、筆記試験合格まで8年掛かりました。苦しかった8年間。抱き続けて来たのは、『合格への執念』でした。私自身、悲しいこともありましたし、辛いこともありました。悔しい思いもしました。何度も諦めかけてしまうこともありました。そんな自分でしたが、「絶対にこの試験に合格する」、「諦めるわけにはいかない」、「合格して見返すんだ」、そのような気持ちを持ちながら、勉強し続けました。筆記試験合格発表の日。インターネットで自分の番号を確認した時、自然と涙が出ました。そして、声を出して泣きました。
 ご存知の通り、この試験はとても厳しい試験です。わずか0.5点の差で合否がわかれてしまいます。少しでも多くの点数を獲得するためには、『戦略』、『テクニック』も必要となります。伊藤塾の講師陣は、この『戦略』、『テクニック』を余すことなく提供してくれます。これから学習をはじめる方、現在受講中の方、伊藤塾の講師陣を信じて、1年でも早く、合格を勝ち取ってください。
 最後に、長い受験生活を応援し、支えてくれた母親、そして、天国で見守ってくれている父親に感謝です。ありがとう。