手応えがあった1 回目の司法書士試験にまさかの不合格・・・
母との電話で号泣。そして再び受験復活へ。入門講座で勉強した自信でもう不合格は考えませんでした。

知れば知るほどおもしろい。
在学中合格目指して受験スタート

 私は小学生のころ、テレビで活躍する弁護士を、「かっこいいなぁ」、と思い法学部を目指しました。法律はみんなに関わることなのに、知識を持っている人が少なく、法律を知れば知るほど勉強が面白くなっていきました。そんな時、家族で相続の話があり、今まで教科書の中の話で他人事だった案件も急に身近に感じました。いろいろ調べていくと司法書士という資格があり、相続案件などトラブルを未然に防ぐ予防法務に携わっているとわかり、それならチャレンジしてみようと思いました。2回生だった私は独学ではとても無理だと思い、受験指導校の中でも法律資格がメインの伊藤塾で勉強を始めました。性格的にスケジュールが決まっているほうが勉強しやすいと思い、「入門講座」福満クラスをライブ受講で学習を始めました。

福満ライブクラスで
勉強方法の不安はありませんでした

 福満賢一講師はとても情熱的で、熱血なアツい講義でした。講義の中で大事なところになると自然と大きな声になって繰り返し話されるので耳からも理解が深まりました。復習は講義で学んだ箇所を、翌日にテキストで確認し過去問やドリルを解き、また1週間後、1ヶ月後に再び解くようにしていました。「入門講座」はライブクラス生も同じ講義をインターネットで受講できるのですが、ライブでの講義に集中してそこで理解できるように努力しました。そのため講義を休まず出席することを目標にしました。講義に出席すれば、やるしかないので、気持ちが乗らないときも出席して学習意欲を盛り上げました。福満講師も「この講義を最後まで受講すれば合格に必要な知識は絶対身につきます。」と自信を持って言われていたので、それを信じて講義の出席を目標にしました。講義の中でも、進行に合わせて過去問を解き始める時期なども細かくアドバイスしていただいたので、「今どのような勉強をすればいいのか」が明確になり、不安なく勉強することができました。講師に言われたことはまずやってみて、もし自分に合ったら徹底的にやり続ける、合わなかったらその時に考える、そのように考えて勉強しましたが、結果的に合わなかった勉強方法はありませんでした。やはり的確な指導だったのだと思います。また、福満クラスは縦のつながりが強く、講義やその後の懇親会に出身合格者が出席してくれる機会がありました。実際に合格された方と接すると、自分自身も合格のイメージが具体的になってモチベーションにつながりました。
 司法書士試験の学習は11科目と受験科目が多い試験です。大学の授業では専門の教授が1つの科目だけを突き詰めて講義しますが、福満講師は全ての科目を担当して講義されます。そのため科目の関連性などがわかりとても勉強しやすかったです。私は直前の勉強でも1日に3科目くらい併行して勉強するようにしていました。実際の試験では多くの科目を1日で受験するので、頭を切り替えやすいように、ふだんから複数科目を併行して勉強しました。テキストについても全て「入門講座」のテキストに絞りこみました。講師の講義をメモし、細かい知識もすべてテキストに書き込みました。わからない箇所やあやふやな箇所も色分けしてマークし、最終的にはテキストだけ見れば全て載っている状態にしました。これも講師の「手広く広げないで絞り込んだ方がいい」と言われていたことの実践です。

万全の体制で臨んだ司法書士試験。
しかし・・・

 そして1回目の司法書士試験です。周りが就職活動で忙しくなっている時に、私の就職活動は受験勉強、友人達は驚いていましたが、両親は「目的があるのならがんばれ」と私の受験を応援してくれました。そんな状況で一生懸命やってきた受験勉強ですから、ある程度の自信をもって試験に臨むことができました。受験した直後は択一試験も順調だったので記述の採点次第で合格できると思っていました。
 そしていざ発表の日を迎えました。「合格しているといいな」期待を持ちながら、外出先からインターネットで少しずつ自分の受験番号を追いました。私の番号のところで「あれ、番号がない!」正直愕然としました。何度見ても自分の番号がありません。結果は結果なので心配していた母親に電話で報告をしました。母親と話していると涙がこぼれました。外出先でしたが周りも気にせず号泣してしまいました。
 残念だった1年目の成績ですが、択一試験は基準点を超えていました。合格総合点もクリアしていました。しかし記述試験で失敗してしまいました。全てが安定していなければ合格できない司法書士試験の怖さを改めて身にしみました。
 就職活動もせず打ち込んだ司法書士試験ですから、やめる選択肢はありません。合格はできませんでしたが、課題は見つかっていたので「来年は合格できる」と前向きに考えました。しかし本格的な勉強はせず、11月までは行政書士試験の勉強をしました。行政書士試験は司法書士試験と重なる科目が多いので、行政法と一般知識を正しく勉強すれば合格できます。司法書士試験で合格レベルの方は7月の試験終了から11月の試験までで行政書士試験に十分合格できるのでおすすめです。

学習を再開して
雪辱を果たす

 1月から本格的な勉強に復帰しましたが、1年間入門講座で必死に勉強していたので、すぐにペースが戻りました。記述を失敗したので答案構成を集中して勉強し、1年目にできていなかった箇所もしっかり理解できるようになりました。1年目に「入門講座」で“ 基礎” というか法律の骨組を学んでいたので、細かい知識も、自分の今のベースが膨らんでいくイメージで確実な理解ができていきました。そして2回目の受験で雪辱を果たすことができました。
 合格した今はほっとしていますが、同時にこれから踏み出す新しい世界にわくわくしています。時代がA.I 化していますが、だからこそ“ 人ができること”、法律を知らない方にも、その方の目線でアドバイスできるような司法書士になりたいと思っています。