後藤 栞里さん

入門講座本科生
高城クラス出身

父への憧れが
人生を変える

子供のころ、よく父の事務所に遊びに行ったことを思い出します。本に囲まれた事務所で、すわり心地のよい父の椅子に腰掛けて「なんか、かっこいいな」と憧れを持っていました。弁護士だった父へのあこがれが私の法律家を目指したきっかけでした。

楽しい毎日で
忘れた目標

  小学校6年生で“思い出になってしまった父”は、いつでも私のあこがれ、そして誇りでもあります。父の影響から大学は法学部しか受験しませんでした。入学後は漠然と法律家になりたいと思いながらも、サークル活動、アルバイト、そして友人との旅行など、ごく普通の大学生活をエンジョイしました。楽しい毎日の中、友人たちは一般企業への就職を目指していたので、私も「就職は何とかなるだろう、一般企業に就職しても法務部で法律に携わることもできるし…」と考えるようになりました。

やはり私は法律家に、
司法書士になりたい

しかし、父のことは気になっていて、やはり「自分も法律家になろう」と資格試験受験を決意しました。そして法律家の中でも、より身近に一人ひとりのサポートができると考え、司法書士を目指しました。紛争を解決する弁護士の仕事に対し、人が困る前に手を差し伸べることができる司法書士は、私の“小さいころからのあこがれ”を、まさに実現できる職業だと思いました。会社設立やマイホーム購入など、人生の門出に立ち会い、相続では悲しみの中で冷静に手を差し伸べることができる、司法書士はすばらしい職業だと思いました。

高城講師の入門講座で
スタートしましたが…

友人が合格をお祝いしてくれました

  受験勉強は、独学では無理だと受験指導校で勉強することにしました。選択については、法律の資格なら伊藤塾と漠然と思い、話を聞きにいくことにしました。体験講義を受講し、講師との相性、開講のタイミングなど、自分に合っていたので、入門講座高城クラスを受講しました。こうして始まった司法書士試験受験、講義はとてもわかりやすかったのですが、勉強時間を捻出するのが苦手で、復習がうまくできず、知識が合格レベルまで定着しないままに1年間が過ぎていきました。当然結果は散々たるもの、がっくりして、秋ごろまで勉強も手につきませんでした。受験から逃げるような生活を送ったりしていました が、やはり「人の役に立ちたい」、そしてよく周りの人に「あなたがいてくれてよかった」と言われていた父のことを鮮明に思い出し、逃げることはもうやめました。

入門講座
再受講という決断

気持ちを入れ替え、私は高城講師に相談しました。すると「基本的な知識をもう一度頭に叩き込んだほうがいいから、もう1回入門講座で一緒に頑張ろう」と入門講座の再受講をすすめてくれました。言われるままに再受講した入門講座は時期的に科目が進行しており、しかも友人達は就職活動の真っ最中、インターンシップや内定報告など、自分の気持ちが揺らぐこともありましたが、「やると決めたからには」と必死に勉強しました。1年目に比べ、机に向かう時間や、それ以外の時間の使い方もうまくなり効率的な勉強ができましたが、力およばず、その年の受験は残念な結果でした。

え!私が訴訟の
当事者に??

このころ、ある相続案件で民事訴訟の訴状が届き、私はいきなり法廷紛争に巻き込まれてしまいました。内容証明郵便とか訴状とか、司法書士試験で法律用語として勉強していた案件が、自分自身が当事者という立場で体験することになってしまいました。母は法律には素人でしたので、もっぱら私が対応することが多かったので、法律用語の意味を実体験から定着させることができました。本当に受験勉強という意味では時間的にも精神的にもつらい時期でした。こんな状況での受験は礎が固まりきらず合格点にはいたりませんでした。しかし順調に実力が伸び成績も上がっている実感はありましたのでこのまま勉強を続けて合格することができました。

忙しい毎日でも、
必死に考えた必勝スケジュール

合格した現在、訴訟はすでに和解が成立しました。しかし合格した今年は、精神的にも肉体的にも一番つらい1年でした。2月には引越しをしなければいけなくなり、その準備と受験勉強で、とにかくつらい、時間を捻出できない時期でした。受験生ですから試験のスケジュールを軸に生活を考えるのですが、引越しも期限が決まっているので引越しを軸に考え、そのために、今ならできることを必死に考え、できるだけ本試験に影響が出ないように学習スケジュールをコントロールしました。この状況に母は申し訳なさそうにしていたので、「絶対に引越しを言い訳にしない」と決めて淡々と受験勉強を続けました。とにかく忙しい毎日でしたが、逆に気合が入り、今年は今までで一番充実した受験勉強ができたと思います。

合格した今は

今年合格することができましたが、今までの受験勉強で考えたことや、私の年齢では体験できないようなさまざまな経験が、すべていいサイクルで繋がって合格を勝ち取れました。父への憧れで始まった司法書士試験に合格できた喜びを父に報告し、これからは依頼人の話をよく聞き、どのように対応したらいいのか、メリット、デメリットも含めて説明できるよう、依頼者のベストな道を一緒に考えていける司法書士になりたいです。

若い人ほど
チャレンジには価値が出る!

最後に学生のみなさん、司法書士は若くても“ある程度のステイタス”があり、自分の意思で仕事ができる資格です。職域もますます拡がっていますし、私たち若い世代で拡げていくことも可能です。時間のある学生時代にぜひチャレンジして若い世代の司法書士として、一緒に活躍を目指しましょう!