多くのことに手を出さず、決めたことを「やり切る」

X.Xさん(50代)

◆受験回数  8回
◆主な受講講座
中上級講座》択一実戦力養成答練、択一プログレス演習講座
直前対策講座》択一クイックマスター総整理講座、択一式登記法集中演習講座、うかる!記述式、プレ模試、全国公開模擬試験

はじめに

私は合格者の中では年齢が高く、受験期間も長かった部類に属します。受験開始の動機も前向きなものではなく、受験生としては珍しい部類かもしれません。
受験回数9回のうち最初はお試し、2回目から6回目までは勉強が不十分過ぎる状況、7回目からは普通の受験生になったような感じでした。
なぜ2回目以降6回目までの受験が不十分な勉強になったかは、私個人の事情によるもので、一般的な話ではないので割愛します。
2016年の試験終了後、ようやく自分自身の受験動機がしっかりできあがり、体調も問題がなくなってきたところで、勉強もはかどるようになった次第です。本稿では多少なりとも皆さんの参考になるかもしれない7回目の受験以降のことを述べます。

伊藤塾を活用した学習方法

(1)択一式対策

多くの方が市販のテキストを読んだり、受験指導校の講座を受講して基本知識をインプットするものと想います。私の場合も有名テキストを利用し、全科目についてそれを使い、各科目の概略を頭に入れようとしました。
しかし、多くの有名テキストは記述がいまひとつだったり、章立て等がいい加減だったりするため、実はあまり役に立ちませんでした。
もともと法学部卒で、民間企業勤務時代にも民法・民訴法に関わる仕事をしていた関係もあり、徐々に条文と判例を中心に勉強するようになりましたが、登記法に関しては、学んだ経験がなかったため、最終的には伊藤塾の「択一登記法集中演習講座」のテキストを中心に据え、これを繰り返し読むことで知識の質と量をアップさせるようにしました。
アウトプットには上記の講座のほかに「択一実戦力養成答練」と「択一プログレス演習講座」を使いましたが、いずれも解説が論理的で、頭に残りやすく、繰り返し解いて解説を読み、誤答した設問に関しては、ノートにメモをとっておき、繰り返し読み返すようにしました。また、プログレシートは伊藤塾の模試や答練で出題された内容を一問一答型問題集にしたもので、このシートと「択一クイックマスター総整理講座」を使って、知識の最終確認を行うことで、十分な対策をすることができました。
過去問に関しては、法学書院から出ている「伊藤塾セレクション」の量で十分であり、昭和時代からの過去問は必要ないと思います。
「選択と集中」に加え、情報整理を手持ちの六法に施すことで、繰り返し学ぶ範囲が明確になりました。これができるようになると、条文を読んだだけで過去問が思い浮かんだり、出題予想ができるようになります。

(2)記述式

記述式に関してはなかなか問題集によいものがありません。私もご多分に漏れず有名テキストの記述対策用のものを使いましたが、設問が本試験とはかなり異なるため、ある程度の勉強をした後は、「うかる!記述式~合格への直前予想編~」という伊藤塾の講座で使う問題2年分に絞って繰り返し解き、時間を測ったり、設問にはないような「登記できない理由」を自分なりに書いてみたりしました。
ここでも「選択と集中」が奏功したようです。

(3)伊藤塾の活用法

実は、私は講義を聴いて学ぶスタイルがあまり得意ではありません。伊藤塾の講座に関しても講義はスポット利用のような形で使うのみで、ひたすら教材を自分で繰り返し読む勉強を中心にしていました。
しかし、「択一登記法集中演習講座」の高橋智宏講師の講義や宇津木卓磨講師、北谷馨講師の指摘には頷かされることばかりで、講義を聴くスタイルの勉強を好まれる方には伊藤塾の講座を自信をもっておすすめできます。

現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ

こうして迎えた2019年本試験ですが、私自身は合格する自信を得ていました。というのは、その前年に択一1問分が足りず(つまり3点)不合格になっていたことで、漏れのない対策を講じ、精神面でも負けるわけにはいかないという強い気持ちができあがっていたからです。
当日は午後の択一で苦しみましたが、絶対に負けないという気持ちを維持することができ、記述式の答案を書き終えた段階で、よほどのことがない限りは合格だろうと感じることができました。
上記したように、勉強では「選択と集中」が重要です。決めた範囲を確実にこなすことができるかどうか、これで勝負は決まるように思います。多くのことに手を出さず、決めたことを「やり切る」。これが大事でしょう。
また、多くの情報が飛び交うため、それらに振り回されがちですが、伊藤塾が準備したものをベースに、そこから離れることなく、学べば、失敗はないと思います。こういう情報整理に関しては受験指導校にかなりの部分をお任せする方が得策です。
以上、拙い内容ですが、私の合格体験記です。
伊藤塾の講師の方々、スタッフは常に励ましてくださり、くじけそうになる気持ちを下支えしてくださいました。感謝に堪えません。また、私生活では、私を放置しておいてくれた妻と応援団として鼓舞してくれた義母、30年来の友誼を変わらず示してくれた姐貴さんの3人の女性には心からお礼を言いたいと思います。

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