塚原 郁美さん(40代)

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス)
中上級講座》アドバンスコース、演習コース、「思考力」完成コース
直前対策講座》全国公開模擬試験

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

きっかけのひとつは、自分と家族を守れる職業につきたいと思ったからです。その時パッと頭に思い浮かんだのは、弁護士でした。調べてみると、法律関係の職業には、弁護士以外にも、行政書士や司法書士という選択肢があることを知りました。さらに、行政書士や司法書士は予防法務のプロであるという点にも惹かれました。人々のあたりまえの日常を守っていくということはとても重要なことだと思うからです。
そして、行政書士の資格取得後ステップアップして司法書士の資格を取るという選択肢があるということを知り、それにピンときて、伊藤塾で勉強をはじめました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

下の子が小さいので、特に最後の年は、限られた勉強時間を大事に使おうと心がけました。表を暗記しながら料理をしたり、朝は「『思考力』完成講座」を聴きながら家事をしたりしました。また、洗面所やトイレに暗記する表を貼って、そこに行くたびに覚えるようにしました。そして、夫が協力して家事育児をやってくれた分は勉強時間にあてさせてもらいました。また、買い物はネットスーパーを利用して勉強時間を確保しました。

伊藤塾のこの講座が良かった

入門講座
1年目は入門講座山村クラスを受講しました。講義は、初学者でもわかりやすく、時折勉強以外の実務のお話等を交えて進めてくださるので、モチベーションを維持することにつながりました。
また、「最初はよくわからなくても、いつか腑に落ちる時が来るからとにかく立ち止まらないように」とおっしゃっていたのが印象的で、4年目までずっとそのことは頭のどこかにありました。よく理解できなくてモヤモヤすることも、そこで立ち止まらず先に進んでいると、次に見たときには理解できたり、4年たってから「そういうことだったのか」と腑に落ちることもあり、本当に山村拓也講師のおっしゃっていた通りでした。
 
中上級講座
2年目以降は「アドバンスコース」を受講しました。テキストがコンパクトで、講義も説明が必要な箇所にしぼってあるので、子育て中の自分には合っていました。また、講義内で重要度に応じてマーク箇所を指定してくださるので、復習の際の優先順位もつけやすく、時間があまりとれない日でも、最低限マーク箇所だけはやろう、と決めることもできました。それと、宇津木卓磨講師はいつも明るく客観的なお話をしてくださるので、考えすぎて悩む暇があったら勉強しようと思えました。
一番印象に残っているのは、「過去も未来も考えるな、今目の前の一問に集中しろ」という言葉です。その言葉のおかげで、不安になりそうなときも、淡々と勉強することができました。
 
講義の内容はもちろんなのですが、それ以外にもフォロー体制がしっかりしているところが良かったです。インターネット受講だったので、質問制度は本当によく利用させていただきました。そして、カウンセリング制度も本当にあってよかったです。私は電話でしたが、講師の方と直接お話しできるので、モチベーションアップにつながりました。また、今の自分に合った勉強方法や、メンタル面もアドバイスしていただけるので、安心して学習を進めることができました。他にも、本試験前には気合い入れ講義や動画の配信等もあり、講師の方々の言葉に本当に勇気づけられました。

伊藤塾各講師へのメッセージ

試験の1ヶ月前に下の子の出産があり、あまり勉強できなかった2年目と、必死に勉強した3年目が、択一基準点に対し全く同じ結果だったときは、それまでの1年が意味のないように思えました。そして、「このままずっと合格できないのではないか」という不安がよぎりました。
しかし、講師の方々のアドバイスを受け、冷静に勉強方法を見つめなおしたことで、自分に足りないものは知識の精度と、絞り込みだったことがわかりました。
3年目の試験のすぐ後に、公開講座で山村講師、髙橋講師とお話をすることができなければ、次の年の合格はなかったと思います。
また、本試験の直前まで、いつもカウンセリングで明るく励ましてくださった宇津木講師にも本当に感謝しています。
そして、勉強が楽しくなってきた、と思えるようになったのは、関信敏講師の思考力完成ゼミで、制度の背景や理由を教えて頂いたおかげです。
応援動画や公開講座で、他の講師の方々にも本当に励まされ、勇気をもらいました。
また、作問者の方々や、表には見えない伊藤塾の全ての関わってくださった方々、今までの合格者の方々にも本当に感謝しています。
ありがとうございました。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

最初は自分自身のために司法書士試験を受けようと思っていましたが、最後の年は特に、「誰かのために司法書士になるのだ」「私がならなければならないのだ」と強く思うようになりました。その司法書士になりたいという気持ちに、勉強中も本試験中も何度も助けられました。
そして、この試験を受けさせてもらえた環境と家族に本当に感謝しています。
私の今の目標は、「やっている業務は同じだけど、この人に頼もう」と思ってもらえるような、気持ちのこもった司法書士になることです。そして、誰かのあたりまえの日常が続いていくように少しでも貢献していきたいです。これからも、応援してくれた人たちの気持ちを忘れず、何年たっても謙虚に精進していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これから司法書士試験に挑戦される方々を陰ながら心より応援しています。

他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと

民法、憲法等、行政書士試験と科目の重なりがあるところは、講義の理解がスムーズで、その分はじめて勉強する登記法等に時間をかけることができました。特に憲法は、司法書士試験ではあまり時間を割くことができませんが、行政書士試験の時の知識があったので、苦手意識なく短時間で終わらせることができ助かりました。また、一度本試験を経験しているので、直前期や模試等、なんとなく流れをイメージすることができたのもよかったと思います。

根抵当権の元本確定は毎日チェックできるよう洗面所の横に貼っていました。

神社でかいた絵馬

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司法書士入門講座

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