高岩 浩二さん(60代)

◆受験回数 2回
◆主な受講講座
中上級講座》アドバンスコース
直前対策講座》全国公開模擬試験、プレ模試、ファイナル模試

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

20年前、地方銀行の小さな支店勤務のときに住宅ローン営業を担当して司法書士業務を知りました。また、業務上で相続を勉強し、自己啓発の宅建士試験で民法を勉強したこともあり、その知識を活かして親族の相続で相続放棄・遺産分割協議・相続財産管理人申立に関与しました。特に相続放棄を助言したことにより(いくらあるかわからない)債務から逃れたものの他の相続人は債務(超過)を負ったらしく、相続で困っている人の助けになりたいと漠然と思っていました。
昔、銀行がイヤで退職したくて司法書士試験を目指したことがありましたが挫折したこともあり、また退職直前は国家資格を活かしてお客様向けセミナー講師をしていましたが上司の理解も協力も得られず嫌気がさしていたので、上記の経験を思い起こし60歳近くになって「将来、後悔しないために、やりたいことをやろう!」と銀行を退職して勉強に専念しました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

専業だったため勉強時間は確保でき、それなりに勉強も進んでいました。
模試は、記述式の新しい問題に触れるため伊藤塾・他校を利用し、1年目は計13回、2年目は計15回受験しました。
答練・模試の問題(肢)で、問題集に載っていない重要問題は、解答・解説を縮小コピーして問題集に貼付して繰り返すたびに見るようにしました。また伊藤塾の「択一実戦力養成答練」の解説冊子にはまとめ表がたくさん載っていたので、苦手なものはPDFから縮小印刷して問題集に貼付しました。
マイナー科目が苦手だったので、各受験指導校の模試の解説冊子をバラして科目ごとにまとめて、余裕があるときに解きました。
直前期の勉強計画の立て方ですが、例えば4週間でやる計画を立てるときは、1週間のうち1日は答練・模試日、もう1日は休日(予備日)として空けておき、学習するページ数を20(5日×4週)で割って1日にすべきページ数を決めました。予定より遅れたら予備日に勉強し、予定通り進めば休憩する。超直前期になれば予定通り進んでいても休日予定日に勉強を進めたくなるので、そのときは先に進めました。

伊藤塾のこの講座が良かった

1年目は他校を受講しましたがテキストの分量が大量なため何度も読むことができなかったので、2年目はテキストの分量が少なく受講料の割引の大きかった伊藤塾の「中上級コース」受講しました。中でも、宇津木卓磨講師の「択一実戦力養成答練」と「記述式ケーススタディ講座」、山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」は何回も繰り返しました。
(1年目の試験後はもしかしたら合格しているかもしれないと思い、また2週間ほど入院したこともあり、2年目に向けての勉強が大幅に遅れたため「アドバンス講義」「アドバンス択一演習」はじっくりと勉強することはできませんでした。)
「択一実戦力養成答練」の解説冊子にはまとめ表がたくさんあったので利用しました。
「アドバンス記述式演習」と「択一実戦力養成答練」で、不動産登記法の包括遺贈と特定遺贈の区別ができ、名変登記の要否がわかるようになり枠ズレがなくなりました。
記述式に関しては、ややマニアックかなという問題もありましたが、もし出題されたら白紙にならない程度に勉強しました。
伊藤塾の教材はPDFでも提供されていたので、テキストや「択一実戦力養成答練」のまとめ表は縮小印刷できたので助かりました。また、「アドバンス記述式演習」と「記述式答案構成力養成答練」は問題と解答用紙を新たに印刷することにより書込みのない新鮮な状態のもので解くことができてよかったです。

感謝している方へのメッセージ

勉強期間中は、家族にいろいろと迷惑をかけました。家族の理解と協力があっての合格です。ありがとう!
伊藤塾の宇津木講師、山村講師、ありがとうございました。
山村講師が、「合格者は記述式答案構成力養成答練を何回も解いている」とおしゃっていましたが、最初は本当かなと疑問を持っていましたが、勉強を進めるうちに自然と「アドバンス記述式演習」と「記述式答案構成力養成答練」を何回も解きました。

伊藤塾各講師へのメッセージ

宇津木講師と山村講師の講義のおかげで合格できました。ありがとうございました!
1年目に山村講師の「うかる!司法書士記述式答案構成力(基礎トレーニング編、実戦力養成編)」を買って読みましたが記述式で減点が多く足切り(総合点も不足)で、2年目は「記述式答案構成力養成答練」を受講し記述式47.5点(基準点32.0点)で合格できました。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

基本問題を繰り返してできるようになれば、5肢のうち2肢または1肢に絞れるようになります。(基礎ができてくれば、模試などで問題集に載ってない知識も自然に増えていきます)
受験指導校によっては、オプションとして直前期の講座を豊富に揃えているところもありますが、直前期は自分で繰り返し勉強する時間が必要なので、オプション講座は苦手な分野のものを1つか2つ程度に抑えてそれを完全にマスターすることです。
いろんな教材に手を出し、1回しかしないというのは時間とお金の無駄です。
直前期は、ひとつの教材を4W(週)→3W→2W→2W→2W→1Wで回せば何とかなります。
無理な(理想的な)計画を立てて失敗・挫折するより、必要最低限のことをコツコツやり、余裕があればそこで手を広げましょう。

他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと

銀行に勤務しながら5回目の受験で社会保険労務士試験に合格しましたが、そのときの経験を活かして次の2つを意識しました。
 
①初期の段階から「過去問◯年分」という問題集はせず、基本的なものを繰り返す。
∵基本がわからずやっても時間がかかり過ぎる。
※過去問集ですが、1年目は主要4科目で伊藤塾セレクションを利用しましたが、2年目は過去問集は全く利用しませんでした。(答練・模試の肢として出題されたのを解いただけです)
 
②最初から無理な計画を立てて失敗・挫折するより、必ずできることをコツコツやる。

よく使うテキスト等の背表紙に蛍光マーカーを塗ったりして、探しやすくしました。

初めて法律の学習を始める方

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