戸田 謙心さん(20代)

◆受験回数 1回
◆主な受講講座
中上級講座》アドバンスコース
直前対策講座》全国公開模擬試験、プレ模試

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

父が他の司法書士の先生と合同事務所で土地家屋調査士をやっており、土地家屋調査士を先に受験し、合格することができ、更なるキャリアアップのため、また、法律に興味を持ったため、司法書士を受験することにしました。
私の20代前半は、大学を中退して、パソコンで仕事しながら、海外を放浪していたりして、自由奔放にやってきました。しかし、20代中盤を差し掛かり、一人息子の私は、実家の調査士事務所を手伝うことになりました。私の様に学歴や肩書といったものが一切ない中で、試験に合格することにより、法律家としての肩書を得られる資格業と言うのは、とても魅力的に感じました。
私は父の調査士事務所に勤務しておりましたが、短期で取った方が事務所のためになると思い、父にお願いをし、1年専業受験生として覚悟を決め短期決戦で臨むことにしました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

専業受験生として、更にWebで講座を受けていたため、いかようにでもさぼることができたため、徹底的な自己管理を行いました。ストップウォッチでその日の勉強内容と時間をExcelに記録し、11時就寝、5時起きに生活スタイルを変え、様々なことをルーティン化していきました。徹底的な自己管理をすることによって、時間のコントルールができるようになり、毎日10時間以上の勉強時間は確保できていました。
兼業受験生の方には、なかなか難しい面もあると思いますが、専業受験生の方は徹底的な自己管理をおすすめします。人間は自分に対して甘い生き物なので、自己管理の徹底により、勉強が日常生活の一部に定着します。

伊藤塾のこの講座が良かった

私は、合格発表があるまで、宇津木卓磨講師の「2021年合格目標アドバンスコース」を受講させて頂いていたのですが、自分の弱点となる科目をピンポイントで受講できるところが良かったように感じます。また、合格に必要な範囲についてのみに絞って講義を進めてくださっていたため、兼業受験生の方の様にまとまった時間を確保できない方にとっては特におすすめできます。択一や記述演習も出やすいポイントに絞って解説してくださっていたので、無駄が少ないと思います。テキストのボリュームも少ないですし、ある程度の点数が取れていて、兼業受験生の方にはとてもおすすめできる講座のひとつです。

感謝している方へのメッセージ

会社を休ませてチャンスをくれた父に最初に感謝をしています。他にも、家族や社員の方など何も言わずに優しく見守ってくださったことには、何とお礼を言っていいかわかりません。
直前期は、自炊をする時間でさえ面倒に感じたので、母に、しょっちゅうテイクアウトでお願いしたりして、かなり負担をかけさせてしまっていましたが、そのことについて何ひとつ文句を言わなかったため、ちゃんと結果で返すことができてとてもよかったです。
また、ほぼ一人で勉強していたので、辛い時や寂しい時に相手してくれたペットの文鳥も心の支えになりました。
調査士の勉強も兼ねると、数年間周りとの人間関係が断絶状態だったので、これからまた、交友関係を回復していき、感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。

伊藤塾各講師へのメッセージ

私は、Webで講義を受講していた都合上、カウンセリングを直接受けてはいないのですが、宇津木講師が時折話す、モチベーションの管理方法やジョークなどは、とてもユーモアがあり、勇気づけられました。完璧な人間などいない、淡々とこなしていく人が最後に勝利をするということがマインドに刻み込まれたため、試験後も勉強を継続することができました。結果的に運よく1年で合格することができましたが、宇津木講師が講義で話してくださったことは今後、司法書士として仕事をしていくにあたって、参考になる話もとても多かったので、とても感謝しております。
 
他の講師の方々とも直接お会いする機会はございませんでしたが、しっかりとしたサポート体制で支えてくださり、本当にありがとうございました。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

基礎が固まっていないのに複数の講座や教材に手を出すと、無駄に手を広げることになり、かえって合格が遠のきます。基礎が固まるまでは、ともかく自分が決めた講座の基本書を理解することに徹底してください。中途半端な知識は、かえって合格を遠ざけるだけで何の役にも立ちません。択一は、全ての肢の答えがわからなくても十分答えが出ます。
そのうえで、模試や答練等は、テキストに出た範囲で理解できていない箇所の復習&体内時計を作るためのものとして補助的に利用するとよいと思います。
伊藤塾の「全国公開模擬試験」を利用させていただきましたが、割と基本的な内容に絞っているので、難問奇問が少なく、基本的なところで自分が疎かになっているポイントを洗い出すことができました。

他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと

私は、司法書士を受験する前に、宅地建物取引士、土地家屋調査士を受験したのですが、どの資格でも民法を勉強したので、その点、初学者の方に比べると、敷居は低いように感じました。しかし、民法の範囲と深さについては全然ちがうため、その点覚悟を持って臨む必要があると思います。
また、土地家屋調査士試験では司法書士と同じように登記申請書を書く記述式の問題が出題されるため、実務色が強くやっていて面白いと感じることができました。事例を読み取りながら、情報を整理していく点で言えば同じような面もありますので、土地家屋調査士に合格し記述問題を面白いと感じた方は、検討してみてもよいと思います。

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