T.Oさん(40代)

◆受験回数 9回
◆主な受講講座
中上級講座》演習コース、「思考力」完成コース
直前対策講座》全国公開模擬試験、プレ模試、ファイナル模試

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

まず私が司法書士という職業を知ったきっかけは、子どもの父親の借金で、困り果てた私に市役所の方が、「司法書士無料相談会」のチラシをくれたことでした。法律関係には無知だった私にとって、司法書士の先生は雲の上の存在でした。
その後、子どもと二人で生きていく決心をしました。でも私は学歴もなく、何も資格がなかったので、何か資格を取得しようと思いました。資格を取るなら一生働けるもので、子どもが夢をもって進学を希望した時に、金銭面で苦労をさせない資格を取りたいと思いました。そして思い出したのが、どん底にいた時に私の話を聞いてくれた司法書士の先生でした。私はその時、「司法書士になる!」と決意しました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

人生ではじめて法律の勉強をしました。はじめは講義を聞いても何もわからなかったので、講師の言葉を一字一句ノートに取り、図も書きました。それを何回も読んで全体的に理解していきました。書式は暗記だけでは書けないと教わったので、ひたすら書き写していました。そのうちに書式の構成が分かってきました。
ある程度のレベルに達した後に、伸び悩みました。その時に伊藤塾の講師がくれたアドバイスが、自分のインプットノートを作ることでした。すぐに作って、そのノートを一日一回は見るようにして、特に苦手な所はトイレに貼っていました。問題集は繰り返していましたが、過去問集は手薄だったので、この一年は過去問集を中心に解いていました。
仕事をしている時は、ほとんど勉強はできませんでした。でも、家事の合間に一ページか二ページは必ず読んだり解いたりして、知識は切らさないようにしました。
勉強ではありませんが、試験は体力勝負なので、毎日歩いたりジョギングをしたり、筋トレをはじめました。このおかげで、肩こりが治りました。

伊藤塾のこの講座が良かった

宇津木卓磨講師と山村拓也講師の「演習コース」を受講しました。二人とも講義のスピード、話のテンポ、活舌が良く、とても聞きやすかったです。特に二人とも、清潔感があるところが良かったです。
宇津木講師は、解説の無駄がなく明確でわかりやすかったです。解説テキストも、見やすくまとまっているので、そのままノートに貼ったり、持ち歩いたり、とても便利でした。
山村講師は、重要なポイントを毎回、何度も何度も繰り返してくれて、その映像が頭に入りました。また、書式を解くリズムの作り方がわかるようになりました。講師が実際に書いている手元を映してくれるのも、とても参考になりました。書式の解説テキストの、判断のわかれ目となるポイント一覧表は、一番活用させていただきました。

感謝している方へのメッセージ

一番に感謝しているのは、両親です。子どもを連れて実家に帰った時も、その後、司法書士を目指すとなった時も、何も言わずに応援してくれました。試験が駄目だった年も、「難しい試験だね」と言うだけで、一言も追い詰めることは言いませんでした。それがとても救いでした。これから親孝行をしたいです。
続いて、司法書士の受験指導校で唯一友達になったRちゃん、地元の友達のYちゃんTさんです。Rちゃんは私よりもはるかに優秀なのに、私のささいな質問にも嫌な顔をひとつ見せずに答えてくれました。一緒に学んだ友達がRちゃんだったから、勉強も学校も楽しかったです。YちゃんTさんは試験が近づくと連絡を控えてくれたり、差し入れを持ってきてくれたりしました。そして、試験が終わると気分転換に連れて行ってくれました。みんなありがとう。これからもよろしく。
最後に、息子に感謝です。随分と我慢をさせたと思います。試験が近づくとイライラしていることが多かったと思うし、行きたいところにも連れて行ってあげられませんでした。でも、いつも「ママ頑張って」と応援してくれました。ママはあなたがいてくれたおかげで、頑張ることができました。ありがとう。

伊藤塾各講師へのメッセージ

宇津木講師、山村講師、関信敏講師、大変お世話になりました。勉強以外のアドバイス、特にコロナ禍での体調を気づかうメッセージが、とても心に沁みました。
疲れたら休む、眠くなったら寝る。当たり前のことだけど試験が近づくと焦りもあり、一分一秒を休息に使っていいのか…と思うこともありました。でも、講師の方々の一言で休むことができ、頭も体もリフレッシュできました。また、「時間がなくても毎日一行・一ページだけでもやり続ける、気持ちを切ってはいけない」という言葉は、心に残っています。
これから司法書士として、一歩ずつ成長していきたいと思います。ありがとうございました。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

メッセージなんておこがましいけれど…自分で「司法書士になる!」と決めたなら、周囲が何を言おうと気にしないことだと思います。
私が司法書士の資格を取る!と決め目指しはじめた時、兄は私を馬鹿にして、鼻で笑いました。知人の中には、私が仕事を辞めて家で勉強をしていると、「暇人はいいよね」と嫌味をいう人もいました。でも私は、「絶対に受かる!」と自分を信じ続けました。気持ちが沈むこともありましたが、両親や息子、親友たちが信じていてくれたので、前を向くことができました。そして、嫌味をいう人や、マイナスのことを言う人とは、連絡を絶ちました。
他には、人と比較しないことだと思います。自分より優れている人はたくさんいますし、比較して悩むなら時間の無駄です。それよりも、一ページ問題集を解く時間に使ったほうがいいですよ。

両親が旅行先で、合格祈願として買ってきてくれました。試験・模試時に持参しました。

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