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受験において最大手の塾を選ばない選択肢はない

C.Lさん
東京大学法学部4年
予備試験とW合格
【合格校】
東京大学法科大学院(既修)
慶應義塾大学法科大学院(既修)

予備試験受験経験あり部活/サークル/アルバイトと両立

学部成績:3.3 /優上:優:良:可=2:54:64:8

受講講座:司法試験入門講座(本科生)、予備試験全国公開短答模試、予備試験全国公開論文模試など

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はじめに

法学部に進学し、あまり深く考えずに受動的に大学1年生の時、伊藤塾に入塾して勉強を始めました。受験において最大手の塾を選ばない選択肢はないと思います。最大手には最大手たる所以が必ずどこかにあるので、それを理解した上で他校を志望されるのは問題ないと思いますが、変に自分の考えを押し通さないことも重要だと思います。

私の勉強法

◇基礎学習について

大学1年次に伊藤塾に入塾しましたが、当初は本当に勉強の密度が低かったです。サークルとの両立もあり、3年次の冬まではあまり集中的に勉強に取り組めていませんでした。3年次の年明けから集中的に勉強を開始し、毎日大学の図書館に通い詰めました。自分としては、ここから予備試験論文式試験までの約9ヶ月で大きく伸びたと思います。私が効果を感じた最大の要素は、多くの方がおっしゃるように、とにかく演習です。自分で考えないと何も始まらないと思います。論文マスターで講師の指示通りに答案の構成を練り、実際に答案を書くことで、基礎マスターの内容の理解度が爆発的に上昇します。予備試験を受験される方は、短答式試験や論文式試験の過去問に取り組むことも非常に重要だと思います。個人的に体系書などを読むだけの受動的な時間は特に意味をなさないと考えているので、演習をして、その復習の際に教科書を参考するという使い方をしていました。そして、人とのコミュニケーションも大事になってくるかと思います。週に数回、夜に友達と飲みに行っても勉強には全く支障は出ませんし、むしろ人とコミュニケーションを取らないとメンタル的にも辛いと思います。大学生目線での話でしたが、大学生のうちはまとまった時間を取れるので、ぜひともその時間を活用することをおすすめします。

◇法科大学院対策について

【慶應義塾大学法科大学院について】
伊藤塾生で予備試験を併願されている方なら特段の対策は必要ないと思います。実際、私も過去問など一切対策せずに本番に臨みました。これはあまり褒められたものではないかもしれませんが、インターネットに過去問が掲載されているらしいので、過去問1年分目を通しておくくらいで問題ないと思います。過去問の演習を行うよりも、予備試験の論文式試験の勉強をすることが、結果的に慶應義塾大学法科大学院の一番の対策になると思います。少し内容面に触れると、どの科目も基本的な事項を問うものでした。伊藤塾で言うところのAランクB+ランクの論証を理解できていれば、問題なく対応できると思います。また、時間の制約がかなり厳しいですが、予備試験受験者ならば論文式試験のタイトな時間制限と大きくは変わらないと思います。一科目40~50分しかかけられないのに、答案用紙が30行×4頁あったのには面食らいましたが、いずれも表面だけしか書いてなくとも問題ないかと思われます。

【東京大学法科大学院受験対策について】
受験の年(学部4年)に予備試験の論文式試験を受験しており、その経験からすると、基本的には予備の論文式対策の延長という位置付けで問題ないと思います。問われていることは、予備試験同様に基本事項が多く、たまに考えさせる問題も出題されますが、それも予備の論文で初見の問題への対応を練習していれば、問題ないと思います。
以下、個人的に気をつけるべきと考える点を記載します。
今年(令和5年)から、予備試験論文式試験から東京大学法科大学院の入試まで約2ヶ月ほど期間が空くことになってしまったため、モチベーションの維持が難しく感じました。法科大学院入試は、予備試験と比べると軽く捉えてしまうので、対策が疎かになってしまうおそれがあると感じましたが、過去問は絶対にやるべきです。他大学と違って過去問は購入しないと手に入りませんが、東京大学法科大学院独特の問題感を把握すべきだと思います。具体的には、予備試験論文式試験と違って問題文が全体的に短く、事案が相当程度抽象的であるため、何が問題となるのか発見しづらく、場合わけが必要になりそうであったり、そもそも論点が問題とならずにただ事案を条文や要件に沿って処理するだけのものであったりと、個人的には予備の論文よりも取り組みにくかったです。東大は個人的に法科大学院入試の中でも群を抜いて難しいと思います。近年入試制度が変わって以前よりも合格難度が跳ね上がっているという噂も聞くので、入念な対策を心がけていただくのがいいと思います。また、学部が東大の方は、法学部の法律基本科目でいい成績を取ってGPAを稼いで、2次試験(筆記試験)免除を狙うのを、強くおすすめします(筆記試験はボラティリティがとても高いと思います)。

予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと

前述の通り、予備試験の勉強が結果的に法科大学院入試の一番の対策になるかと思うので、まずは予備試験の勉強に励むのが良いと感じました。

おわりに

言葉は悪いかもしれませんが、使えるものは最大限上手く使うのが良いと思います。伊藤塾もそのひとつで、与えられている教材等は個人間で差はないので、あとは自分なりにどれだけ上手く使いこなせるかを、日々の勉強の中で見つけていくことが一番だと思います。



※プロフィールは2023年度合格時点のものです。