専門試験で9割得点することができましたが、その秘訣はゼミでした。

神奈川県庁

T.Yさん(21歳)
 

合格者イラスト
明治大学法学部4年在学中
〔受講講座〕
入門講座:国家総合職(法律区分・教養区分)併願プラス国家一般職・地方上級本科生+リーガルトレーニング(2年コース)
オプション:国家総合職(法律区分)記述試験対策講座、国家総合職直前政策論文試験対策講座、併願会計学、国家総合職法律区分ゼミ

◆最終合格/神奈川県、国家総合職、国家一般職、国税専門官、裁判所一般職
◆内   定/神奈川県庁、埼玉労働局(国家一般職) 
◆予定進路先/神奈川県庁

はじめに

私は大学の法律相談部に所属していました。そこでの活動を通じて人々が抱える様々な問題に触れることで、人々がいきいきと、活気に満ちた生活が送れるような社会づくりに貢献したいと思い、大学2年生の夏頃から公務員を目指して伊藤塾に入塾しました。法律科目の強さやインターネット講座中心のカリキュラムに惹かれたことが伊藤塾を選んだ理由です。他の受験生よりも早めにスタートできたので、筆記対策は入念に準備できました。
私の周りにも独学で挑戦する人がいます。確かに筆記は独学でも対策可能でしょうが、面接対策は独学では困難だと思います。伊藤塾では志望先に合わせた模擬面接を受講できるので、面接対策もしっかりできました。この点は伊藤塾ならではの魅力でしょう。

私がとった勉強方法

専門試験(多肢選択式)について
 

まずは、民法・憲法・行政法に重点を置いて仕上げましょう。私は主要3科目を中心に専門試験で9割得点することができましたが、その秘訣はゼミでした。ゼミでは司法試験の過去問を中心に演習し、講師から「なぜそうなのか?」という質問がされるため、講師とのやり取りを通して法的思考力を身につけることができました。 
また、選択科目では必ず経済学を学習すべきだと思います。地方等の併願を考える方はもちろん、総合職試験の経済学は簡単なので総合職専願の方にもぜひおすすめします。財政学と併せて学習することで、科目の選択枝も増え、高得点を狙えます。総合職は科目選択方式なので、とにかくひとつでも戦える科目を作りましょう。

専門試験(記述式)について

記述式対策のポイントは、1)キーワードの暗記、2)要件・あてはめ・結論の法的三段論法で書くことだと思います。私は単語カードを作って、徹底的に要件や論旨展開を暗記しました。特に、ゼミでは記述を意識した回答が要求されるので、キーワードの定着と、法的三段で素早く答案構成する能力が身につきました。記述試験対策講座でも講師にしっかりと答案を添削していただけたので、自分の文章の悪癖等を把握することができました。記述式対策もなるべく早くはじめる方が良く、一次試験終了後にはすぐに開始するのが理想でしょう。

基礎能力試験(多肢選択式)について
 

範囲がとにかく多いので、要領よく学習することがポイントでしょう。数的処理と文章理解は普段から毎日最低1問は触れる時間を作りましょう。また、知識分野もやればやるほど伸びる部分も多いです。私は人文科学・自然科学を全範囲網羅することで、安定して8割得点することができました。法律科目対策の合間に1時間勉強する等、気分転換にしてしまうのが良いと思います。

政策論文試験について

重要ポイントは資料の要約ができるか、起承転結を押さえて文章を書けるか、でしょう。私も一番苦手としていましたが、坂本講師の講義と添削のおかげで、最低限の書き方を修得できました。あとは、時事ネタに対して自分の意見を持っておくと良いと思います。

面接対策・集団模擬討論について
 

個別面接では、1)自己分析、2)模擬面接が重要です。特に、学生生活やアルバイト等は細かいところまで質問されるので、「面接対策BOOK」を参照にして入念に準備すべきだと思います。そして、自分の面接の癖等を模擬面接で確認することが面接力を上げる近道でしょう。模擬集団討論には何度か参加しました。自分の考えを主張したり、ときに人の意見を聞いたり等の、場を読むことの大切さを実感しました。

官庁訪問について

官庁訪問は長丁場かつ情報戦です。私は自分の性格にはどの省庁が合っているかを説明会等に参加して判断し、またパンフレットやホームページで省庁の政策等の研究もしました。また、講師からは志望動機のアドバイス等をいただき、訪問中も相談に乗ってくださったので、不安を感じることはありませんでした。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー 

私は入塾当初インターネット受講でしたが、途中からライブに切り替えました。伊藤塾ではインターネット講義が中心なので、自宅や大学でも講義を好きなときに受講できたことは良かったです。また、疑問点等も「塾生の部屋」を利用すれば、担当講師から素早く返答していただけるので、大いに役立ちました(私は名前を覚えられるほど利用しました)。他にも、悩みや疑問点があればカウンセリング制度を利用して遠慮なく講師の方に相談できるので、長丁場の公務員試験も乗り切ることができたと思います。とにかく、塾とそのフォローを最大限に活用することが大切なのではと思います。

直前期と試験当日 

直前期は、直前対策講座の復習と公務員試験六法を確認する作業を繰り返していました。新たな知識を修得するよりも、既存の知識を確認する方が効果的だと思います。なお試験当日は会場が混雑してトイレの前に行列ができることもありますので、お手洗いは必ず事前に済ませましょう。  

合格、内定と進路決定 

私は埼玉県労働局と神奈川県庁で就職先を迷いました。伊藤塾の講師や家族のアドバイスを参考に、自分は政策の企画・立案の方が向いていると判断し、県庁を選択しました。

モチベーションの維持について 

公務員試験は長丁場で、私もだらけることがありましたが、省庁の業務説明会に参加し、実際に自分が働いている姿を想像することでモチベーションの維持に努めました。また、講師の方も国家公務員総合職の魅力等を講義の合間にお話ししてくださり、大変やる気になりました。特に、柳原講師とのカウンセリングでは国家公務員総合職だけでなく、地方公務員や国税専門官等様々な職種の魅力を教えていただき、視野が広がりました。

最後に 

私は元来人と関わることが好きで、将来は国民のニーズに合った政策の企画立案をすると同時に、現場に出て親身になって国民と関わることのできる公務員になりたいと思っています。残念ながら国家公務員総合職は叶いませんでしたが、他の職種の試験の多くに最終合格できたことに関しては、講師やスタッフの方一同に大変感謝しております。これから公務員を目指す方も、伊藤塾をフル活用し、ぜひ自分の夢を叶えてください。自分も何らかの形でお手伝いしたいと心から感じています。