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公務員試験

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少しでも国家総合職を考えているのであれば、教養区分を受けない手はない

T.Iさん 京都大学 法学部 3年
受講講座:国家総合職コース、公務員ゼミ
最終合格:国家総合職 教養区分試験

目次

・公務員を目指したきっかけ

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強方法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・最後に

 

 

公務員を目指したきっかけ

父親が地方公務員であったことに加え、公共性の高い仕事に就きたいとの思いがあり、もともと進路の1つとして公務員を考えていました。大学入学後は法曹と公務員とで悩んでいましたが、大学2年時に公務員を目指すことに決め、10月に伊藤塾に入塾しました。地方出身の身であることを踏まえ、様々な立場・環境で暮らす人たちの実感に寄り添うことのできる公務員を目指したいと思います。

 

伊藤塾のここが良かった!

他の公務員予備校と比較して、教養区分・法律区分の合格率に加え、内定率でも高い実績を上げていたので伊藤塾を選択しました。教養区分合格にあたっては、2次の企画提案試験・政策討議試験に関して、塾生同士での対面での練習の場を複数回設定してもらい、本番に向けて非常に役立ちました。

 

私がとった勉強方法

◇総合論文試験

教養区分ゼミでの取り組みを中心に対策を進めました。塾生同士での討論の後、佐藤講師が、白書や資料などから目を通しておくべき箇所・記述を指摘してくださるので、そこを中心に自分なりにまとめなおす作業を繰り返しました。全12回のゼミでは、本番で出題される可能性のあるテーマが満遍なく取り上げられているので、ゼミを通じて、ある程度知識のあるテーマについては、より詳細で説得力のある記述ができるようになり、またあまりなじみのなかった分野に関しても、効率よく知識を吸収することができました。加えて、問題文の記載から、出題者が暗に示している意図も教えていただき、的外れな解答を確実に防ぐことができました。一例として、「顕在化しつつある課題」という記述と「深刻化している課題」という記述では、書くべき内容が変わってくると教わりましたが、今年実際にそれを意識するような出題がなされ、それまで対策をしてきたことの意義を大いに実感しました。

 

◇基礎能力試験(知能分野)

文章読解に関しては、国語・英文ともにセンター試験(共通テスト)と同程度であるという印象であったので、週1~2回の頻度で少しずつ過去問などを解き進め、本番では極力間違えることのないような状態にすることを目指しました。特に英語に関しては高校までと比較して触れる機会が減少していたため、TOEICのような民間の試験も対策のために活用しました。数的処理に関しては、苦手意識が強かったため、6割の正答を目標として対策に取り組みました。具体的には、まず第1に、確率や場合の数など高校数学で学んだことそのままに出題される問題を確実に解けるようになること、第2に、立体や空間図形などのイメージ力が必要な分野での典型的パターンを習得すること、第3に、試行錯誤を要求される問題では、比較的その作業を簡潔に行うことができる問いを限られた時間で見分けられるようになること、を意識して対策を進めました。
最後に資料解釈に関しては、数的処理を苦手とする分確実に正答する必要があったため、繁雑な計算でも丁寧かつ正確に行うことができるように練習を繰り返しました。

 

◇基礎能力試験(知識分野)

伊藤塾を受講し始めた当初から、行政系科目(国際関係、行政学、政治学、財政学など)に早い段階から取り組むよう念を押して言われていたことを踏まえて、それらへの取組みを優先して進めました。特に国際関係や財政学で得た知識は、時事を理解するうえで非常に役立ちました。そのほか、高校ですでに学んでいた日本史や倫理・政治経済、生物基礎などは、当時使用していた教科書を見直してセンター試験レベルの問題は解ける状態にしました。高校で未履修の科目に関しては、時間の有効活用の観点から基本的に勉強することはありませんでしたが、重要性・汎用性の高い世界史に関しては、近現代を中心に教科書を読んだり、導入としてYouTubeの解説動画を見たりするなどの対策に取り組みました。法律系科目に関しては、教養試験に失敗する可能性も考えて、大学ですでに一部履修していた憲法を優先的に取り組みました。結果的には憲法より1問出題されたので、有意義であったと思います。

 

◇企画提案試験

まずは、人事院より提示された参考資料を読み込むとともに、その参考資料の出典先にあたる白書などから、関連のありそうな箇所を探して簡単に目を通す作業から始めました。その後、相澤講師から、参考にすべき資料及び重点的に対策をしておくべき出題のされ方について提示されたので、それらを踏まえて、どのようなかたちで出題をされても対応できる最大公約数となるような提案を3つほど作成しました。特に、今年より論文からプレゼンテーションシートへと出題形式が変更となり、参考にできるものがなかったのですが、相澤講師が雛型のようなものを提示してくださり、比較的悩むことなく自分なりのまとめ方を作り上げることができました。そして本番までは、1次合格者の塾生同士での質疑応答や、模擬企画提案試験を通して、3つの提案内容のブラッシュアップを繰り返しました。実際に他人から質問を受けることで、自分では考えつかなかった、提案する制度のデメリット等を把握することができました。

 

◇政策課題討議試験

教養区分試験の中で、最も個人での対策が困難な分野であり、また個人的にグループディスカッション等の経験が乏しかったので、伊藤塾や国総OB団体(京僚会)が主催する模擬試験、塾生同士での対策会に積極的に参加するよう心掛けました。勝敗を決めるディベートとは異なり他の参加者と協力する場であることを意識し、議論の中で自分がどういった立ち回りをするべきかを試行錯誤しながら取り組みました。その中で、ファシリテーター的役割や、自分の意見を率先して言う役割、フォローする役割等様々な立ち回りを経験しました。当初は、どのように議論を進めればよいかわからず沈黙の時間が生まれてしまうこともありましたが、練習を重ねるにつれ、それぞれの立場で、議論を深めるあるいは議論を次の展開に進めるためにはどうすればよいかを掴むことができるようになっていきました。本番では期せずしてファシリテーターを引き受けることとなってしまいましたが、それまでの練習が非常に役立ちました。

 

◇人事院面接

面接カードに関しては、各項目間のつながりを意識しつつ、限られた文字数で自身の人柄や強みを伝えられるよう繰り返しブラッシュアップしました。その際、伊藤塾での面接カード添削を2回、模擬面接を2回受け、いずれも不必要な記述を改めるうえで非常に役立ちました。特に模擬面接では、1回目に自分の考えとしてまとめきれていない内容を問われて、返答に窮する場面があったほか、自分では気づかない口癖を指摘されましたが、2回目では、多層的な回答ができるよう準備をし、また口癖が出ないよう意識したことで、本番でも問題のないレベルに持っていくことができました。さらに、その模擬面接の場で尋ねられた事柄については、想定問答集として自分なりにまとめ、面接カードに記入した内容を深掘りされた場合はもちろんのこと、カードに書いていない内容に触れられても動じずに応じるように対策をしました。実際に本番では、その問答集で、ほぼすべての質問に対応することができました。

 

普段の生活と試験対策の両立について

大学のゼミやアルバイト、民間企業のインターンシップと並行しながら試験対策を進めました。苦手としていた数的処理はできる限り毎日取り組むようにしていましたが、行政系科目に関しては、平日では授業の無い日や休日などにまとめて進めていました。また、ニュースを継続的に見たり、教養区分ゼミを通じ学んだことをまとめなおしたりして、時事問題に対する知識を深めていった。最終的にはこの取組みが、2次試験の企画提案試験や政策討議試験で役立ったように感じた。

 

民間企業の就職活動について

公共性の高さという観点から、インフラ業界や政府系機関を中心に民間就活をしています。人物試験対策での経験は面接で、政策討議試験対策での経験はグループディスカッションで活きたと感じている。

 

最後に

進路先として少しでも国家総合職を考えているのであれば、教養区分を受けない手はないと思います。翌年夏の官庁訪問まで余裕をもって丁寧に省庁研究を進めることができますし、民間就活にも時間をかけることができるようになります。また仮に落ちてしまったとしても、また春に受験するチャンスはあり、その際に、教養区分を受験した経験は多いに活きると思います。いずれにせよ、教養区分を受験することで損をすることはないので、ぜひ合格を目指して取り組むことをおすすめします!



※2022年度合格時点のものです。