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公務員試験

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伊藤塾の講義とサポートをフル活用し、官庁説明会で味方を増やすことで、道を切り拓けました

W.Sさん 東京大学大学院総合文化研究科 修士1年
受講講座:国家総合職コース、公務員ゼミ
最終合格:国家総合職 教養区分試験

目次

・公務員を目指したきっかけ

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強方法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・最後に

 

 

公務員を目指したきっかけ

私が公務員を目指したのは大学院に合格した後、大学4年の12月ごろでした。きっかけは修士課程修了後の進路を漠然と考えたときに、公務員が有力な選択肢の1つとして上がってきたことです。国を背負って働くことに大きなやりがいを感じるのではないかという考えから、志望するようになりました。

 

伊藤塾のここが良かった!

3つの予備校を検討し、最終的に伊藤塾を選びました。理由としては、公務員試験において確かな実績があることや、同じ大学で受講している人が多く信頼できると考えたことなどがありますが、一番は体験講義で佐藤講師の解説を聴いて一番レベルが高いと感じたからでした。伊藤塾の講義ならば退屈せずに勉強を続けられると考えました。
教養区分に合格した今、佐藤講師の解説を信じて良かったと思います。またレベルの高い受講生と切磋琢磨できる環境にも感謝しています。

 

私がとった勉強方法

◇総合論文試験

基本的には佐藤講師の指示の通りに勉強を進めました。①まず各回のゼミで実際に答案を作成します。特に勉強を始めたばかりの段階では時間内に書き切ることはできなかったのですが、そのことはあまり気にせず解説を吸収することに集中しました。それは正しいやり方だったと思います。②次に解説や参照資料を踏まえて答案を再び書いてみます。この時、書く内容だけでなく論文の構成にも十分な注意を払いました。本番が近づくにつれ、時間を計って解くようにしましたが、当初は時間をかけても納得の行く論文を完成させるように努めました。③最後に自主ゼミで自分の2回目の答案を共有し、他の受講生から様々な指摘をもらうと同時に、彼らの答案からよいところを盗みました。以上のサイクルを回すことで、総合論文を安定して書けるようになりました。理想は全ての回に出席し、出題が予想されるトピックに備えることですが、私は何回か欠席してしまいました。それでも合格できたのは、ゼミを欠席した分はのちに時間を見つけて答案を作成し、自主ゼミに参加するように努力したからだと思います。総合論文は何度も書く練習をすることで自信をつけることができると感じました。

 

◇基礎能力試験(知能分野)

数的処理及び判断推理にほとんどの時間を割きました。文章理解については一度解いただけです。数的処理も判断推理も、春区分よりも秋区分は難易度が高いと佐藤講師が指摘しており、たしかに少し複雑さが増していると感じました。しかしながら、そこまで大きな乖離があるとも感じませんでした。したがって私は、知能分野の勉強に関してだけは、春区分と秋区分を区別せずに勉強していました。つまり春区分の問題も秋区分の問題もこだわらずに解けるようにする、ということです。この方法の狙いとしては、問題数を少しでも多くこなすことで、処理能力を向上させたいということがありました。実際このやり方は正しかったと思います。というのも、秋区分に最初から取り掛かって、その難易度に筆が止まってしまった場合でも、一段易しい春区分の問題から解けるようにすることで、秋区分の問題にも自然と対応できる力がつけられると感じたからです。夏休みの期間に集中的に解いていました。

 

◇基礎能力試験(知識分野)

教養区分の知識分野に対策したことはごく僅かであり、正直に言うとその僅かな対策がどこまで意味を持ったかは分かりません。そのことを前提にして申し上げると、私は高校の社会科目の復習と、政治学や憲法学の基礎知識の復習に注力しました。まず高校の社会科目ですが、これは世界史と地理です。大学受験で用いていた山川出版社『スピードマスター』を使い、世界史の大まかな流れと重要ポイントを拾い読みしました。効率的な復習を意識したチョイスでしたが、賢明な判断だったと思います。地理に関しては伊藤塾の教養区分の過去問を解きなおし、すでに正答率が9割を超えることを確認して、安心材料としました。次に政治学や憲法学ですが、これらについては佐藤講師の「公務員基礎マスター」講義で扱った範囲を総復習しました。もっとも、試験当日は曖昧な記憶で臨んだため、もっとしっかりやっておけばと後悔しました。特に憲法は講義内で解く練習問題より簡単だと思うので、手を抜かずやれば必ず正答できると思います。

 

◇企画提案試験

事前準備の量と質がダイレクトに点数に反映される試験です。今年度より論文ではなくプレゼンシートになりましたが、書くスタイルが変わっただけで基本的な準備方法は同じです。まず、人事院より発表された参考資料を読み込むところから始めるのですが、私は何の方針もなしに読むことができなかったので、相澤講師の講義を一番最初に視聴しました。そこで得体の知れないこの試験に対して大まかなイメージを掴むことができましたし、資料を読み込む際の方向性や注意点をも指摘くださっていたので、実際に読み込む際にはとても参考になりました。次に想定問題を考えるのですが、私はひとまず事前公表されていた伊藤塾や大学関連団体の模擬企画提案の問題に従うことにしました。本番もこれで特に支障はありませんでした。つまり、想定問題を自分で深く考えたりはしませんでした。しかし想定問題に対して提示する企画は自分で考え抜き、オリジナルなものを出そうと努めました。アウトプットしてみて説得力がないと思ったら、かなり準備に時間をかけた企画であっても没にして代案を模索しました(試験当日は2つの施策を提案しましたが、そのうち2つ目は試験前夜に急いでまとめたものでした。というのも、それまで準備していた提案内容が直前で説得力に欠けると気づいたからでした。この思い切った判断が合格を近づけたと思っています)。施策は現役の官僚に提案するものです。具体性や実現可能性に欠けたものに高い評価が与えられるはずがありません。企画提案試験はこの点において妥協しなかった者が報われる試験なのだと思います。

 

◇政策課題討議試験

しばしばグループディスカッションと同一視されますが、個人的にそれとはかなり異なるという印象を持っています。というのも、ディスカッションの前にレジュメを20分間で作成するのですが、その出来次第で後のディスカッションを優勢に進められるか否かが決まるからです。20分という限られた時間内で、①初見の資料を読んで、②自分の立場を定め、③他人に見せられる文書を作成するというのは、練習を積まない限りかなり難しいと思います。文書作成の段階において、どのようなフォーマットでまとめるのかを自分の中で確立していることが極めて重要だと思います。そのため、私は伊藤塾や大学関連の団体が主催する模擬政策課題討議のイベントに多く参加しました。イベント自体が練習になることはもちろん、そこで得られる模擬問題を使って何度もレジュメ作成の練習をしました。自分の中でしっくりくるフォーマットが固まれば、あとは当日にどのようなテーマが出されても怖くありません。討議については、違う意見を持つ受験者を含め全員とコミュニケーションを取ろうという姿勢を積極的に見せることで、高得点が望めるという印象です。

 

◇人事院面接

事前に提出する面接カードに沿って質問がなされるため、企画提案試験と同様に事前準備が重要となります。面接カードで手を抜いてしまうと模擬面接も時間の無駄となってしまうので、注意するとよいかと思います。面接では、必ずといっていいほど聞かれる「定番の質問」があります。まずはそれに対してしっかり答えられるように練習しました。その上で、自分の面接カードから深堀りされそうな想定質問を準備して、答えを用意しました。深堀り質問のイメージは、模擬面接を通して得ることができたと思っています。伊藤塾の模擬面接では、公務員として適性があることを伝えるための工夫を教えていただきました。自分の能力が卓越していることを示すことも重要ですが、それと同じくらい責任感の強さ・組織をまとめる素質・奉仕の精神などをアピールすることも重要です。また大学の先輩(内定者)からは、各エピソードにおける苦労した内容、およびそれを克服した際の工夫が深掘られるというアドバイスをもらいました。

 

◇英語試験のスコア提出

英検準1級のcertificateを提出しました。4年前に取得したものを試験前々日に探し出すのには苦労したので、試験直前ではなく前もって証明書があることを確認した方がよいと思いました。英語試験は教養区分のために取得したものではなく、したがって本項目について「私がとった勉強方法」というものは特にありません。とはいえ、総合論文の資料の一つが英語であったり、基礎能力試験の文章読解問題でそれなりに骨のある英語の文章を読まされたりするので、加点要素であることを差し引いたとしても勉強した方がよいと思います。当日周囲を観察していた限りですと、9割の受験生が何らかのスコアを提出していました。英検以外ではTOEICのスコアを提出している人が比較的多く見られました。試験の種類ではなく試験ごとに設定されている得点ボーダーで加点対象か否かが決まるので、条件を満たす英語試験が複数あれば好きなものを出せば良いと思います。

 

普段の生活と試験対策の両立について

自分が工夫していたことで参考にいていただけそうなこと

・テキストをバラして持ち運びやすくした

・決まった時間に講義を視聴する癖をつける

・(数的推理・判断推理)間違えた問題は「見落としていた解答のポイント」を言語化する

・省庁の説明会に参加してモチベーションを高める

・説明会の参加者と交流して試験勉強の進捗について話す

・サークルでつながっている現役の官僚の方にプライベートで進路相談する

・科目数が多いので優先順位をつける

・民間就活に集中する時は公務員試験の勉強は思い切って休む

 

民間企業の就職活動について

まだ内定は得ていません。見ている業界としては、エネルギー業界、日系グローバルメーカー、非財閥系金融機関、政府系国際機関など。選定理由は、就活の軸として「環境問題の解決」と「グローバルに活躍できること」を掲げているから。
公務員試験対策と民間就活の関連は、主に自己分析と面接対策で感じられます。自己分析は官民関係なく自分を表現する際の基盤となるものを用意する作業なので、民間企業のESを書く中で深めた自己理解は公務員試験対策(特に人事院面接の面接カード)でも生きたと思います。逆も然り。
また、面接対策も双方に良い影響を与えたと思います。というのも、公務員試験のための面接対策でも民間インターン選考のための面接対策でも、「結論から話すこと」や「一回の話が長くなりすぎないようにすること」などの、面接試験上のテクニックが磨かれるという点では共通しているからです。

 

最後に

正直にいうと、1次試験の当日まで(何なら2次試験の準備がかなり進む段階まで)教養区分に合格できるとは全く思っていませんでした。試験対策開始当初から周囲に教養区分を受験する人がおらず、合格する人の相場感がわからなかったからです。試験対策は際限がなく、疲弊する時期もありました。しかし、伊藤塾の講義とサポートをフル活用し、さらに官庁説明会などで味方を増やすことで、何とか道を切り拓くことができました。教養区分をはじめから諦めてしまうのは本当に勿体無いので、ぜひ少しでも興味があれば受験をおすすめします。教養区分対策自体は民間就活を大きく妨げるものではありませんし、また合格できれば民間就活の強い追い風となります。つまり、攻めの民間就活を展開する余裕が生まれます。頑張ってください!



※2022年度合格時点のものです。