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制度設計を担うことができる国家公務員。「ブラック霞ヶ関」でも志望は揺るがず

総務省
N.Jさん
東京大学 法学部
受講講座:国家総合職コース、公務員ゼミ
最終合格:国家総合職 教養区分試験
民間内定:-

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・モチベーションの維持の図り方

・最後に

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

中高時代から政治過程に関心があり、色々と調べる中で官僚の持つ役割が大きいと思い、官僚になることを視野に入れて大学に進学した。さらに就職活動の中で、政策決定とその実装という一連の流れに携わり、かつ世の中に大きな影響を与える制度設計を担うことができるのは唯一国家公務員であると考えるに至った。巷で言われているような「ブラック霞ヶ関」の実態に触れ、若干怯んだ部分もあったが、昨今は給与面・残業面で待遇改善が進んできたことなども踏まえ、志望は揺らがなかった。

具体的に公務員就活を考え始めたのは、試験対策が視野に入る2回生の9月頃で、少し早いが官庁の説明会に参加すると共に、3回生の4月に伊藤塾に入り、対策を開始した。3回生の7月頃からは本格的に採用担当とコンタクトを取り始め、学生間での勉強会などにも参加しつつ、官庁訪問を目指した。

 

対策スタートのタイミング

 

同大学で周囲の国総志望生の多くが伊藤塾に通っているようだということもあり、コミュニティ形成と情報入手の都合上最も適していると考え、受験指導校としてこの予備校を選択した。このような経緯で、基礎能力試験の知識系統よりは、総合論文試験や二次試験対策を重視していたのだが、その双方で伊藤塾の恩恵に与ることができたので、たいへん良かった。

具体的には、教養区分の択一対策として通常重視されない憲法・行政法や、細かな政治学・行政学等の講座配信が充実していて、知的好奇心を刺激されたり、論文を書く際の下地となるべき知識を仕入れられたほか、総合論文対策講座でのペアレビューや各種二次試験対策会で知り合いが増えるなど、たいへん助かった。入塾は3回生の4月だったが、特に遅かったとは感じなかった。ただし、先述のやや専門的・間接的な勉強に力点を置きたかったのだが、若干時間的余裕を欠く部分もあったように思う。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

試験合格後も継続的にサポートを受けられた点が、非常に良かったと思う。官庁訪問も就活である以上、一種の「ゲーム」で、特殊な「ルール」を有するので、経験豊富な講師陣からその点を踏まえたアドバイスを得られたことは、大きな力になった。各省庁に対して自分の志望度をどう見せるかという点が実は重要になるのだが、そのことに気付いていなかったので、指摘を受けていなければ、官庁訪問に失敗していた可能性もあると振り返っている。

また、総合論文対策で他の大学の学生とも交流できるので、将来同期になる人間と早い段階から接触できているのは、官庁訪問に向けた心の準備という面でも、内々定後に親睦を深めやすいという点でも、秀でていると思う。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

教養区分の択一問題は基本的に高校レベルの知識が試されるので、過去問を解いたうえで、苦手だと感じた部分(私の場合は地学/経済)の高校時代の参考書などを読み返したり、伊藤塾の講義を視聴したりしていました。ただし、過去問の感触からして基準点を割り込むことはないとも分かっていたので、あまり力は入れませんでした。

 

 

総合論文/政策論文試験・一般論文試験

最も伊藤塾の対策講座が活きた部分になります。過去問も容易に手に入らない状況だったところ、講師が良い素材を用意してくださり、優秀な学生とのディスカッションなどを通じ、総合論文特有の留意点と、自分の関心のない分野の時事知識の両方に接することができました。自主的な対策としては、出題委員の論文を読むなどしていましたが、あまり効果はなかったように思います。

 

 

人物試験

伊藤塾や学内団体などで対策講座が開かれていたので、それを利用しました。人物試験などは攻めの分野ではなく守りの分野だと考えていたので、自己アピールに注力するよりも、聞かれたことに正面から答えられるようにする、相手との意思疎通が不十分だと見られないようにする、などの基本的な部分に留意しつつ実践練習を繰り返していました。

 

 

官庁訪問

各省庁所管の政策内容について、ホームページに掲げられている資料などを参考にしながら、学友と勉強会を開いていました。また、伊藤塾の佐藤講師や相澤講師のアドバイスに従って、採用担当者と密にコミュニケーションをとりつつ、説明会や職員訪問などを通じて自分なりの政策観も蓄えていきました。ESについても学友と相互添削などをしながら、練り上げていました。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

サークル活動は2回生で執行代を終えていたので、公務員試験対策との兼ね合いで苦になるということはなく、時折気晴らし程度で顔出しをしていた。3回生では大学の授業と趣味の充実に力点を置いており、それもモチベーションとなっていたように思う。ただ試験勉強自体にそう時間を割かれるわけではないので、いわゆる「ガクチカ」になるような大学生ならではの体験を重視しても良かったのではないかと振り返れば感じている。(教養区分の二次試験対策にもなるので。)

 

モチベーションの維持の図り方

 

公務員就活は1年単位の闘いになるので、ずっと根を詰めて何かをする、という姿勢では体力・気力が持たないと考えていました。そのため、途中で旅行に行ったり趣味の野球観戦に興じたり、と自分の時間も確保しつつ、試験勉強や官庁訪問対策に力を入れるときは専心する、というようにメリハリをつけていました。個人的には(政治関係のニュースを追うのが好きだったこともあって)職員訪問で政策の話を伺っているのがとても楽しかったので、それも良い気分転換になったと思います。(政策の勉強をしているだけは疲れてしまうので。)

 

最後に

 

自分は「どこを向いて仕事をするか」という点を重視しながら就活をしており、最終的な官庁選びもそこが決め手になったと考えています。不偏不党という鉄則があるのは勿論のこと、実態としても公務員は制度設計や政策作りに携わる中で、自分のイメージできる範囲を超えた多くの人々に裨益する仕事ができるのは間違いありません。一方、政策が失敗している事例も多くの目の当たりにしてきましたが、これもある意味「公務員の失敗」に帰着できるわけで、しっかりと現場でワークする制度・政策を作ることができるような、視野の広い公務員になりたいと考えています。

このような自分なりのキャリア観は官庁訪問で繰り返し問いかけられました。その度に自問自答して考えをアップデートしていくわけですが、その時に何度か伊藤塾の佐藤講師のゼミにおけるメッセージを想起したような記憶があります。公務員就活にむけたノウハウはもちろん、モチベーションも与えてくれた点で、伊藤塾に通ったことは正解だったと感じています。これまでありがとうございました。

 



カテゴリー 国家総合職 教養区分2023年 
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※2023年度内定時点のものです。