今頑張ることでもたらされる良い結果をイメージしてモチベーションを維持
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農林水産省 |
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目次
公務員試験を目指したきっかけ
大学進学を機に都市圏に引っ越し、居住環境に大きな差があることを感じた。引っ越し先の場所では、毎週のように駅前でマルシェが開かれたり、近くの市民会館でイベントが開かれたりと、活気があった。一方で、私の出身の地域では、年に一度の祭りでさえも、開催する商店街の人や参加者が少なくなり、祭りの開催すらも危ぶまれる状況であった。この経験から、言葉にできないような「地域らしさ」が好きだと感じ、それを失うことなく維持したいと感じた。そこで、地域の在り方に直接携わることができる公務員を志望した。
対策スタートのタイミング
学部2年生の時に公務員を漠然と意識し始め、伊藤塾のカウンセリングを受講し、やることが明確であることや合格実績が他塾に比べて著しく高いことを知り、安心して学習を進めることができると感じた。また、非法学部出身である私であっても、司法試験においても実績のある伊藤塾であれば、安心できると感じた。1年コースであっても3年コースであっても受講料に差がなく余裕を持って始められるのであれば、早めに始めようと思い、伊藤塾への入塾を決めた。
伊藤塾のここが良かった!
2週間に1回くらい(直前期は毎週)開催されるゼミでは、実際の論述の過去問題を扱うため、自分の理解度を測ることができて良かった。1次試験前から2次試験の論述の過去問題を扱うことで、1次試験で問われる択一の知識の精度が高まる上に、2次試験を突破するために必要とされるレベルを把握した上で学習を進めることができて良かった。学生生活を送っていると、案外予定通りに学習を進めることは難しい。伊藤塾では、ゼミで「今の段階でこの内容まで終わっていないのは、少しペースを上げなければならない」と時に厳しい言葉もあり、モチベーションを低下することなく学習を進めることができた。
講師カウンセリングでは、明確な助言を頂けた。選択科目について最低限押さえておくべき単元を伝えてくださり、直前期に焦らずに学習を進められた。また、官庁訪問対策についても、インターネット上に散らばる真偽不明な一般論のようなものではなく、私自身のこれまでの説明会の参加状況やインターンシップでの評価等を踏まえた個別具体的な助言を頂けた。
私がとった勉強法
基礎能力試験
数的処理は毎日最低一問解くように心がけていた。基本テキストの問題は簡単に解けるようにしたうえで、国家総合職のもう一段階操作が必要となるような問題に対応できるように、国家総合職用の数的処理の「これ完」を何度も反復していた。
資料解釈は、概数や割合で処理してしまってよいという感覚を掴んでからは、容易に肢を選べるようになったため、感覚をつかんでからはあまり解いていない。(裏を返せば、感覚を早めにつかんでしまうことをおススメする。)
文章理解は、1度だけ問題の雰囲気をつかむために問題を解き、それ以降は特に対策をしていない。(基礎能力試験対策としてではないが、TOEIC対策をしていたので、それが活きたと言えば活きたかもしれない。)
公務員試験対策というわけではないが、学部生の時から毎日新聞を読むようにしていた。記事だけではなく、社説や読者の声にも目を通すようにし、自分なりの意見を持つようにしていた。
専門択一試験
講義は、1.5~2倍速で視聴し、テキストにマークをしてメリハリ付けをしたうえで、できる限りアウトプットに力を入れるようにした。
ひたすら「これ完」を回し、間違えた問題については該当箇所のテキストを読み直した。1次試験2か月前からは、実際の過去問題を3周くらいした。(伊藤塾の場合、過去問を買う必要はなく、詳しい解説を付けた過去問題のPDFファイルをダウンロードすることができ、大変助かった。)
専門記述試験
ゼミで実際の過去問題を扱っていたため、基本的な論述の書き方や論点の抽出の仕方は押さえていた。1次試験前の段階から、2次の論述試験で求められる知識レベルまで押さえることを意識して学習していたため、特別に論述試験対策を何かしたわけではない。過去問題集には論述例もついているため、ゼミでの問題とテキストを使って論述対策を行えば問題はないと思う。(ゼミでも講師が仰っていたが、伊藤塾のテキストやゼミの内容を踏まえて書けるレベルまで押さえていれば、合格レベルに達すると思う。)
伊藤塾のテキストはかなり分厚いが、論述で問われる論点は案外絞られるため、その論点だけをノートにまとめて、すぐに見返せる状態にしていた。
行政法は、テキストを押さえるよりも、ひたすら行政法関連法文を読み込み記憶することが良いと思う。行政法は、テキストの論点を問われることより、条文操作ができると良い。
人物試験
政策課題討議は、院卒区分の人たちで模擬討議をしてみる機会を設けていただき、感覚をつかんだ(1回やってみたことは、本番焦らずにレジュメの作成や自分の意見にあたることができたため、ぜひスタッフに相談して機会を設けてもらうべき)。直接の対策としてはそれだけだが、テーマが地方地下鉄をどのように維持するかであり、毎日新聞を読んでいたことや、時事の講義で重点的に説明されていた話であったため、容易に自分の考えや立場を書くことができた。
人事院面接は、3回ほど面接練習の機会を利用し、そこで指摘されたことを踏まえて面接カードの内容を修正するという過程を経た。もちろん、面接カードの添削をしてもらえるのだが、実際の面接練習でのやり取りを踏まえて書きなおすことが一番有効であったと感じている。
官庁訪問
官庁訪問に向けて事前に職員の方と相談し、志望動機等の助言を頂いていた。自分一人で悩んでいても迷宮入りするだけなので、職員の方との相談の機会を設けていただくことが一番の対策になると思う。
官庁訪問前や最中には説明会の資料を読み直すようにしていた。しかし、省庁にもよると思うが、個別の施策に詳しく説明できるようにしておくというより、自分自身が何をしたいのか、どのような人物なのかをよく考えるいわゆる自己分析に力を入れるほうが良いと思う。
普段の生活と試験対策の両立について
伊藤塾の法律科目のテキストは分厚く、講義の中で「これ完」を解きながら進め、六法も必ず参照するため、持ち物が多くて外部で学習することができず、自宅でいかに集中した学習時間を取れるかを考えていた。サークルやゼミの後に家に帰ってからだと睡魔との戦いになってしまうため、早く起きて自宅で学習してから学校に行くようにするという工夫をしていた。ただ、今思うと、伊藤塾のテキストはルーズリーフ式で必要な部分だけ切り離すことができるため、工夫すれば外でも効率よく学習を行うことができたとも思っている。
学部生の時に、自治体と共催で演奏会を企画・運営していた。この活動は、いわゆる「学チカ」として話すことができ、この話への評価は高かったと感じる。もちろん、当時は「学チカ」を作ろうと思って取り組んだことではないが、振り返ってみると「学チカ」として話すことができた。思いがけないところで自分自身の人生のストーリーがつながることがあるため、様々な活動に関わってみる(飛び込んでみる)ことが大切だと思う。
面接試験でも話した企画・運営に携わった演奏会での様子
モチベーションの維持の図り方
休む時は休む、それに尽きると思う。1日休みの時は午前中に学習を行い、午後は自転車で葛西臨海公園や舞浜まで出かけたり、お昼に美味しいものを食べに行ったりした。どうしても眠い時は潔く昼寝をした。そして、頭がクリーンな状態になってから再び学習を行うようにしていた。
また、説明会に参加し、周りの参加者や職員の方と話すことで、自分自身が改めて何をしたいのか、という原点に帰ることができ、公務員試験の対策を今頑張ることで、どういう結果がもたらされるのか、常に良いイメージを持つようにしていた。
最後に
「DX化」や「コンパクトシティ」などと言われる中、「地方らしさ」を守ることも大切だと考えている。だからと言って、「地方らしさ」に捕らわれるがゆえに、そこに住む地方の魅力が失われたり、暮らしやすさが犠牲になったりしてはいけないと考えている。そこに住むまたは暮らす人々の意見を聞きながら、バランス感覚を大切にして施策を提案できる行政官になりたい。
公務員は「ブラック霞が関」と揶揄されている上に、公務員になるためには公務員試験対策という長丁場で多くの量の勉強をこなさなければならないため、時に公務員になる意義を見失う時もあると思う。そういう時は、説明会に参加し、職員の声を聴いてほしい。職員の方々は責任感をもってやりがいを感じて非常に生き生きと働いている。そのような姿を見ると、マスコミや世間の声に惑わされずに、理想像を描くことができると思う。
どこに書こうか迷ったが、最後のまとめとして、私自身が伊藤塾に入塾してから常に意識していたことがある。それは「字をかけ、汗かけ、恥をかけ」である。この言葉は、私が入塾して初めに頂いた伊藤塾の内定者ブックに書いてあった言葉である。私はこの言葉を胸に、時に馬鹿なことも恥をかいて汗をかいて一生懸命取り組んできた。私自身執筆は苦手あるが、どうしてもこの言葉だけは伝えたかった。私が影響を受けたように、私自身が書いた本稿も誰かの背中を押すことにつながったら幸いである。
「地域らしさ」を守りたいと感じるもののうちの一つひたち海浜公園での一枚