伊藤塾は目先の目標ではなく、人生単位で見て助言してくれる予備校
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神戸市役所 |
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目次
公務員試験を目指したきっかけ
高校生の頃より官僚を目指しており大学進学を機に上京しましたが、地元神戸への恋しさや価値観の変化などからUターン就職を考え始め、3年生の夏には関西で働くことを条件に民間を含め様々な業界のインターンに参加しました。結果として神戸市役所のインターンが最も楽しく、神戸市民のためプライドを持って働く職員の方々に強く憧れ、神戸市職員を目指すことにしました。民間も多く検討したことで、私はやはり公務員になりたいという決断に自信を持つことができました。
対策スタートのタイミング
私は元々、異文化交流や国際平和に興味があり、外務省への就職を志望していました。外務省の内定を獲得していた先輩が伊藤塾に通っていらっしゃったため、大学2年生の1月に伊藤塾への入塾を決めました。教養区分での合格を目指していたのですが、途中で自分の進路選択に疑問を感じ、結局教養区分は受験しませんでした。しかしこの時期に伊藤塾の国際関係や行政学、政治学、財政学を受講し知見を広げたことは、最新の時事と自己分析の解像度を上げることにつながり、納得のいく就活に繋がったと感じています。
伊藤塾のここが良かった!
進路に悩んでいた時期に、伊藤塾の方が親身に相談に乗ってくださったことです。目指し続けた外交官という夢に疑問を感じ始めた頃は不安でいっぱいでしたし、思い切って他の進路に目を向けることは大変勇気のいることでした。しかし伊藤塾の方が「悩むことは当たり前のことなので、人生の要所要所の選択において自分が後悔しないほうを選択し続けてください」と背中を押してくださり、神戸市役所の内定を頂くまで温かく見守ってくださりました。公務員合格という目先の目標ではなく、人生単位で見て助言してくださる予備校です。
私がとった勉強法
基礎能力試験
数的処理に関しては、問題集を地道に進める時間がなかったため、試験直前期に裁判所や特別区、国家一般職の数的処理の過去問を、計10年分ほど時間を計って解きました。また、志望自治体は社会科学や時事の問題量が非常に多かったのですが、教養区分を目指していた頃に受講していた学系の知識がここで活きました。伊藤塾の社会科学と時事の講義を受講し、直前期には市販テキストやYouTubeなども利用し、最新の時事に追いつこうと試みました。
専門択一試験
私は講義の受講と過去問集を同時に進めるのが苦手であったため、まずは一気にすべての科目の受講を終え、その科目の雰囲気を掴んだ後に過去問集に取り掛かりました(これは私の受験予定科目が民法と憲法のみであったため可能でしたが、多くの科目を準備する人は定期的にその科目に触れるべきであるとも感じます)。その後、伊藤塾の過去問データを利用し、国家一般、裁判所、特別区、専門職の民法・憲法の問題を全て解きました。
また、私は残りの専門科目を英語二科目で埋める予定で臨みました。過去問が公開されていなかったためぶっつけ本番でしたが、当日は文量の多さと時間制限の厳しさに頭が真っ白になり、手の震えが止まりませんでした。英語を得点源にすることは不可能ではないですが、それなりの覚悟は必要だと思います。
一般論文試験
三年生の1月から3月にかけて、友人と毎週一年分ずつ論文試験の過去問を検討しました。伊藤塾の論文講義は大いに参考になりましたし、それを踏まえた上で自分でも調べ友人と議論することで、知識の定着につながったと感じます。直前期には市販のテキストも購入し通読しましたが、試験当日はおそらく大半の人が対策していなかったであろう「外来種」について問われました。私は神戸市広報が出していた外来種についての記事を偶然読んでいたためその知識を総動員して書けましたが、普段よりアンテナを広く張っておくことの重要性を痛感しました。
人物試験
面接は元から苦手意識を感じていなかったため対策はしませんでした。普段より在りたい公務員像や志望自治体の将来について考えを巡らせていれば、聞かれたことに誠実に回答するだけで十分だと思います。また集団討論に関しても、民間インターンで多く経験していたため特に対策しませんでした。伊藤塾での集団討論対策に一度だけ対面で参加しましたが、雰囲気を掴むことができ、さらに講師から自治体の集団討論について多く教えていただいたことは、当日の自信に繋がったと思います。
普段の生活と試験対策の両立について
公務員試験対策のために大学生活を我慢したくないという思いがあり、他の活動をセーブすることはしませんでした。部活のオーケストラ・卒論・試験対策を両立させるため、演奏会本番や卒論進捗発表日、試験日を全て考慮した上で逆算し、一週間単位で計画を立てていました。他の活動と両立させることは大変な部分もありますが、気分転換にもなりますし、面接での話題にも困らず結果的に良かったです。反省点としては、夜遅くまで勉強する日が続き生活リズムが乱れてしまったことです。一人暮らしで睡眠や食に気を遣うのは大変ですが、軽視すべきではなかったと振り返っています。
モチベーションの維持の図り方
部活や家庭教師のアルバイトを続けていたため人と話す機会が常に確保され、気分転換に困ることはありませんでした。普段は神戸市インターンで使用したネームタグを勉強机の近くに飾り、神戸市職員として働く自分を想像しながら勉強していました。部活の友人たちが応援し続けてくれたことも、大いに励みになったと思います。自分の根本にただただ神戸が好きな気持ちがあったので、モチベーション維持に関して苦労したことは正直ありません。
民間企業の就職活動について
就活の軸が神戸に貢献することだったので、インターンでとても良い印象であった関西のインフラ一社にエントリーし、春頃内定を頂きました。国家一般職や裁判所よりもそちらのインフラ企業の方がはるかに志望度が高かったため、エントリーを決断しました。内定を頂けたことで神戸市一本に安心して臨めるようになったことが大きなメリットでしたが、企業研究や面接に時間を取られたことと、内定を8月末まで黙ってキープする罪悪感と戦わねばならなかったことがデメリットとしてありました。また、もしその民間企業に落ちていれば、そこからの国家一般職や裁判所の試験対策は正直間に合わなかったと感じます。かなりリスクのあるチャレンジですが、民間併願のメリットとデメリットを踏まえた上で、志望度の高い民間企業があれば併願すれば良いと思います。
最後に
大学入学後、世間はコロナや戦争、元首相の暗殺など暗いニュースで溢れ、私自身も様々な経験をする中で、人々の価値観や生き様について深く考え込むことが多くなりました。誰しもが己の価値観に基づき幸福を追求している中で、限られた予算を運用し施策を講じる行政は非常に困難な仕事であると思います。正解のない仕事だからこそ、現実を直視することから逃げず、多様なニーズに気付く広い視野を持ち、市民一人ひとりへの思いやりと自治体運営のバランス感覚に長けた自治体職員になりたいです。
教養区分を受験するコースで入塾し、最終的に神戸市を受験した私は大変イレギュラーな生徒だったと思いますが、柔軟に対応してくださったスタッフの方には大変感謝しております。有難うございました。