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公務員試験

倍率9.2倍を勝ち抜き、1位で合格

警視庁
H.Cさん
上智大学 法学部
受講講座:地方上級コース
最終合格:警視庁行政職員(Ⅰ類)
民間内定:独立行政法人地域医療機能推進機構(医療事務)、パーソル・プロセスアンドテクノロジー(IT)

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・モチベーションの維持の図り方

・民間企業の就職活動について

・留学経験について

・最後に

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

中学生の頃から法律や政治に興味があり、公務員になりたいと考えていました。高校2年生でニュージーランドに留学した時に、現地の環境法政策に興味を持ち、将来は市役所職員として地域の環境保全に関わりたいと考えるようになりました。このような経緯で、環境法を専攻できる大学に進学しましたが、大学で講義を受ける中で、「自分の本当にやりたいことはこれではない。」と考えるようになりました。しかし、公務員として社会全体のために働きたいという思いは持っていたため、他の公務員の職種を探し始めました。幼い頃から刑事ドラマが好きで、警察の仕事に憧れを持っていたため、大学3年生の夏に「警視庁EXPO」という警視庁主催の就職イベントに参加しました。そこで警察行政職員という事務を通じて警察の仕事に関われる職種があることを知り、「これだ!」と思い、警察行政職員を目指すことを決めました。その後は、実際の現場の仕事内容を把握したり、モチベーションの維持に役立てたりするために警視庁が主催するイベントに積極的に参加しました。具体的には、3年生の9月に警察署1日体験、3年生の3月にオンラインセミナーに参加しました。

 

対策スタートのタイミング

 

大学入学時から公務員を目指しており、対策を始めるのは早い方が良いと考え、1年生の冬ごろから受験指導校を探し始め、1年生の2月に伊藤塾に入塾しました。伊藤塾を選んだ理由は、法律科目に対する強さとこれまでの合格実績に魅力を感じたからです。また、自分の大学の多くのOBOGが伊藤塾で勉強し、公務員になられていることを知っていたので、安心感がありました。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

伊藤塾にしてよかったと思う点は3つあります。1つ目は、講義がとてもわかりやすかったことです。私は法学部出身ですが、大学では行政法科目を主に履修しており、民法は総則しか履修しておらず少し苦手意識を持っていました。伊藤塾の民法の講義を受講する頃には、大学でやった民法の知識をすっかり忘れてしまっていて、1から勉強する状態でしたが、内田先生の講義は初学者にもわかりやすい説明でつまずくことなく、知識を身につけることができました。

2つ目は、質問をすると回答がすぐに返ってくるところです。私は数的処理が苦手で、何度かオンラインで質問をしました。質問に対する講師の回答がすぐに返ってくるので、モヤモヤした気持ちを抱えずにスムーズに勉強することができ、その点がよかったです。

3つ目は親身に相談に乗ってくれたところです。私は3年生の10月〜1月までサークル活動が忙しく、公務員試験の勉強をする時間が十分に取れませんでした。第一志望の試験日が4月だったため、2月〜3月はかなり焦ってしまい、精神的にも不安な気持ちでいっぱいでした。その時に講師カウンセリングで、内田先生が一緒に試験日までのスケジュールを考えてくれて、やるべきことが明確になって焦ることなく着実に勉強を進めることができました。ポジティブに、そして的確にサポートしていただいたことで、冷静に勉強に集中できたのは伊藤塾のおかげだと思っています。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

教養試験は6割取ることを目標に勉強しました。数的処理は伊藤塾に入塾してすぐ(1年生の春休み)から勉強を始めました。数学に苦手意識があり、自分で解けるようになるまでかなり時間がかかったため、早くから対策しておいてよかったと思いました。その他の科目は、3年生の1月あたりから勉強し始めましたが、本格的に取り掛かったのは4月からでした。講師に相談したところ、「すべてを完璧にする必要はなく、取れるところを確実に解くことが大事。」とアドバイスいただき、科目の取捨選択をして勉強しました。試験まで残り1ヶ月と時間がなかったため、講義は視聴せず、「これ完」を解いてみて、解説だけでは理解できない内容だけ講義を見るという方法で勉強しました。

社会科学は専門科目の内容と被る内容が大半だったため、教養試験用の対策はしませんでした(苦手な経済科目は捨てました)。人文科学は、高校生の時に得意だった日本史は絶対に落とさないという気持ちで重点的に勉強しました。世界史は勉強したことがなく、範囲も多いため非効率だと考え捨てました。地理は勉強したことはありませんでしたが、世界史よりは簡単だと思ったため、頻出範囲だけ軽く勉強しました。文章理解は時間がなくて捨てました。自然科学は、スーパー過去問ゼミで出題頻度がAの分野だけ勉強しました。個人的には物理は、高校で物理基礎までしかやっておらず苦手意識がありましたが、公式を覚えるだけのものが多く、実際の試験でも正解できたので、高校で苦手だったという理由だけで捨てるのはもったいないと思いました。

このように直前期に詰め込んだ形ですが、「捨てるところは捨てる、取るところは絶対取る。」を意識して勉強することで、試験当日は6割正解することができました。


数的処理が苦手だったため、ノートで解法を自分がわかるようにまとめて演習時にすぐに解法を確認できるようにしました。

 

 

専門択一試験

受験した試験の専門科目は記述式でしたが、記述に必要な知識を定着させるために、まず択一式の「これ完」で一通り勉強しました(各科目3周くらい)。「これ完」を何回も解いていると、次第によく出題されている条文や判例がわかってくるので、そこを重点的に覚えることで正答率は上がると思いました。講義で扱った内容以上のことを聞いている選択肢もありますが、それがわからなくても正解を導き出せる問題が大半なので、講義の内容を理解し、復習を徹底することでほとんどの問題に正解することはできると思いました。

「これ完」には、やった日付と正解したかを書き、自分の苦手なページを可視化できるようにしました。また、「これ完」の解説のところにテキストの該当ページを書き、演習時でもすぐにテキストで見たいページが開けるようにしました。テキストの該当ページを探して「これ完」に書く作業は時間がかかり大変でしたが、演習中にすぐにテキストを遡れることで演習の効率が上がったため、やってよかったと思いました。


「これ完」の解説に教科書の該当ページや重要事項を記入し、すぐにテキストを遡って確認したり重要事項が多く目に入るように工夫して勉強しました。

 

 

専門記述試験

専門試験は10題から3科目選択でしたが、3科目だけだと不安があったので、憲法・行政法・行政学・政治学の4科目を対策しました。記述試験の対策講義の冒頭で、先生が「択一ができれば記述はできる。」と言っていたため、まずは択一式をそれなりに解けるようにすることから始めました。実際に記述の対策を始めてみて、択一では解ける内容でも自分の言葉で書くのが難しく感じましたが、択一演習である程度の知識が身についていたので、繰り返すことで徐々に自分の言葉で書くことができるようになりました。講義の中で先生が重要ポイントを指摘してくださったので、その箇所を覚えるだけでも十分に合格点に達する答案になったと思います。私は試験の1ヶ月前にようやく記述式の答案練習を始めました。時間がなかったため、「これ完」の模範回答で先生が重要と指摘した場所をつなぎ合わせて、自分用の模範回答を作り、それをひたすら暗記しました(この時点で自分が1題20分程度で書ける分量になっているかを確認しました)。1ヶ月で各科目4周(+苦手な問題はできるまで)答案を書く練習をしました。当日の試験問題は、すべて「これ完」で対策していた問題だったので焦らずに時間に余裕をもって回答することができました。

 

 

一般論文試験

警視庁の論文試験は作文型で政策等は聞かれないため、伊藤塾のテキストを使った対策はしませんでした。

 

 

人物試験

面接対策として複数回ES添削をしていただきました。自分ではわかりやすく文章を書いているつもりでも、主語がわかりにくかったり、過程をうまく説明できていなかったりして、第三者に見て指導していただくことの重要性を改めて感じました。添削をお願いすると、次の日には返信が来るので、面接対策をはじめてから面接当日まで2週間弱とあまり時間がなかったのですが、面接当日までに自信を持って言える志望理由やガクチカを作ることができました。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

まず、早めから試験対策に取り掛かりました。大学に早く行き授業前に図書館で勉強したり、休日を活用したりして1~2年生から大学の勉強と並行して公務員試験の対策をする習慣をつけました。私は、所属サークルで3年生の時に幹部をしており、その活動が忙しくほとんど公務員試験の勉強をすることができませんでした。しかし、仲の良い友達と早く大学に行き、授業前に1時間は勉強する習慣を毎日続けることで、少しずつではありますが試験対策を進めることができました。また、時間がかかる数的処理や法律科目(憲法、民法など)を1~2年生から勉強していたおかげで、サークルを引退してからでも巻き返すことができました。アルバイトは高校生を対象とした学習塾でしており、普段から高校英語を教えていたので英語の勉強を特別にしなくても教養試験の英文理解は全問正解することができました。

 

モチベーションの維持の図り方

 

モチベーションを維持するために、実際に働いている人と交流できるイベントに多く参加しました。実際に職員の方と交流することで自分が将来そこで働く姿を具体的にイメージでき、やる気に繋がりました。私が特に印象に残っているのは警視庁1日警察署体験です。イベント終了後、「警察行政職員の方の話がもっと聞きたい。」と言ったところ、職員の方が1対1で1時間ほど、自分が当時やっていた試験対策や働いてみて感じていることについて話してくれました。その時に、職員の方が「この仕事は自分が一番輝ける仕事」と目を輝かせて言っていたのが印象的で、私もここで働きたいと思い、一段と勉強に力が入るようになりました。試験対策が思うように進まず、挫折しかけた時も、この時職員の方と話したことを思い出して、「私もここで働くんだ!」という強い気持ちで勉強を続けました。また、気分転換のため月に一度は試験のことを忘れて友達と遊ぶ時間を作っていました。「遊ぶ日まで勉強を頑張ろう」や「遊んで楽しかったから、また1ヶ月間勉強頑張ろう」というように、勉強と遊びのメリハリをつけることでうまく気分転換をしていました。

 

民間企業の就職活動について

 

民間就活はIT会社の早期選考と独立行政法人の本選考を受けました。早期選考は、内定が一つあれば公務員試験を受ける際に気持ち的に楽になるだろうという理由で業界などをあまり考えず受けました(しかし、業界が自分に合っていないと思ったため、公務員試験受験前に辞退しました)。

私は、公務員試験を1つしか受けず、手応えがあまりなかったため、公務員試験終了後すぐに民間就活を始めました(一般的に民間就活が解禁される4年生3月〜4月は民間就活をしませんでした。民間就活のために公務員試験の対策時間が減り、試験に落ちたら後悔すると思ったからです。)。

私が受験した警視庁行政職員の論文試験は作文型で、課題が「これまで困難に直面した経験と、それをどのように乗り越えたか。」でした。民間就活の際に考えていたガクチカのエピソードをそのまま使うことができたため、文章構成などに手間取ることなく論文を書くことができたので、公務員試験前に民間就活を経験しておいてよかったと思いました。また、公務員の2次試験の時にも、その前に民間就活を一度経験していたおかげで緊張しすぎることなく面接に臨むことができたのはよかったです。

公務員試験受験後の民間就活では、公務員試験の就活軸「弱者のために働きたい」を実現できる事務職を探しました。学力試験(SPIではない)がありましたが、公務員試験の教養科目を幅広く勉強していれば簡単に解ける問題ばかりで苦戦することなく、1社目で内定を獲得することができました。

私は、公務員を本気で目指しているのなら、公務員試験と並行して無理に民間就活をする必要はないと思います。公務員試験が終わってからでも募集している企業はたくさんあるからです(新卒応援ハローワーク等を活用すれば自分に合う民間企業をアドバイザーが一緒に探してくれます。)。ただ、民間就活の経験が公務員試験に役立つこともあるかもしれないため、一つの経験として民間就活をやってみるものありだと思います。どちらが正解ということはないので、自分の心の余裕や公務員試験対策の進捗状況を見て、決めればそれで良いと思います。

 

留学経験について

 

2018年7月〜9月(高校2年生の夏休み前後)でニュージーランドの高校に留学しました。高校生の時の話ですが、ESに留学経験を記載していたため、面接でも聞かれました。留学先でのボランティア経験のエピソードから積極性をアピールしました。その際に、①どういう理由でボランティアに参加しようと思ったのか、②ボランティアに参加するためにどのように行動したのか、③ボランティアに参加してどのような気持ちになったかなど、留学経験について深掘りされました。また、留学経験から外国の方に対するコミュニケーション能力があることもアピールしました。他の人とは違う経験をアピールできたことで他の受験者と差別化でき、その点で合格に役立ったと思います。

 

最後に

 

私は、「弱者のために働きたい」という思いで警視庁を志望しました。行政職員は警察官とは異なり、捜査権はありません。しかし、警察官が職務を全うするためには私生活が充実することが重要であり、警察官の私生活を支える行政職員は警察官と車の両輪のような関係です。私は事務を通じて警察官を支えることで、東京さらには日本の安全・安心を維持するために尽くしていきたいと考えています。また、行政職員として都民の皆さんと関わる機会も多くあるため、常に相手の立場に立ち誠意ある行動ができる職員になりたいです。そして、今の気持ちを忘れずに着実にキャリアアップをして、警察職員として生涯をかけて「弱者のために」を実践していきたいと考えています。

私は、公務員は全体の奉仕者として全ての人の役に立つことができる仕事だと思います。また、実際に働いている人を見ると自分の仕事に誇りを持って生き生きと働いている人がたくさんいることに気づくと思います。「公務員は難しそう」や「自分は法学部じゃないから無理」と思っていても、早めに対策することで十分合格ラインを超えることができます。なので、もし少しでも興味があるなら目指してみることをお勧めします。実際に説明会に参加するなど行動してみると、公務員に限らず自分の目指すべきものが明確になるかもしれません。また、公務員は政策を作る仕事だけではありません。警察職員や労働基準監督官など、「なりたい自分」を実現できる職種が見つかるかもしれないので、幅広い視野をもってやりたいことを探してみるといいと思います。

伊藤塾の皆様には、長い間大変お世話になりました。勉強が計画通りに進まず、最後に詰め込む形になりましたが、講師の方々のわかりやすいインプット講義や「これ完」を使った効率的なアウトプットのおかげで、第一志望に合格することができました。特に、内田先生には複数回相談に乗っていただき、そのポジティブな言葉に救われました。その他スタッフの方も含め、一丸となってサポートしていただいたおかげで倍率9.2倍を勝ち抜き、1位で合格することができました。数ある公務員予備校の中から伊藤塾を選んで本当によかったと思っています。ありがとうございました。 

 



カテゴリー 2023年その他公務員 
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※2023年度内定時点のものです。