総合論文対策のノウハウがあるのは伊藤塾くらい。「ここしかない」と直感し入塾
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S.Aさん 東京大学 教養学部 文科一類2年 |
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目次
公務員試験を目指したきっかけ
利他的な理由として、弱者とされる国民の権利が次第に叫ばれてきてはいるが、制度的に進んでいないことが多い状況を見て、ただ権利が主張されるだけでは足りず、その主張を吸い上げていく公務員がもっと必要なのかと考えた。現実的に難しい問題もあるだろうが、現場ではたらいてみて現状を知ろうとした。利己的な理由としては、高校生のときから歴史を勉強していて、公務員という存在は国家それ自体の一部として歴史を紡いでいく重要な役割があると思い、漠然とした憧れを持った。現代、未来の国民の影響をもたらす大きな仕事をしてみたいと思い志願するようになった。
公務員試験の対策をはじめた時期
1年生の夏頃。本格的に始めたのは2年生になってからである。理由は、本気で対策する人がとても多いわけではないことを知り、早いうちから始めればアドバンテージになると思ったから。今になって考えるとこの時期に始めてよかったと考える。なぜならば、自分は知識ももともと多くなく、要領もいい方ではないので早めに始めて滑り込み合格したと思うからである。先輩にも早めの対策をおすすめされていたため、それに従っておいてよかったと思う。
伊藤塾を選んだ理由
同じサークルで知り合った、外務省志望の先輩におすすめされたことで伊藤塾を知った。また、東大生の中では人気があると聞いたほか、広告などで合格率の高さを知ったから。最初の面談のときも職員の方の解説などを受け、ここしかないと直感的に思った。実際やはり佐藤講師のお話を聞く限り、圧倒的なノウハウを備えている伊藤塾に入ってよかったと思った。
伊藤塾のここが良かった!
総合論文ゼミでどのような白書を読むべきか、どのような解答が好まれるのかといったノウハウを蓄積しているのは伊藤塾くらいだということ。講義も教材も非常に体系的で理解しやすかった。また、時事に関して、理解しづらいニュースの内容をその変遷や根本の仕組みなどから丁寧に解説してくれて非常に助かった。塾生同士の交流会で、ともに頑張っていける友達を見つけられてよかったと思った。あと、渋谷にあるので行きやすくて助かった。
私がとった勉強法
総合論文試験
ゼミに出席して本番同様の形式で書いてみる練習を心がけた。文の体裁を整える練習はそこでした。内容に関しては、ゼミの中で指定された白書を読み込み、宇宙、経済安全保障、少子高齢化、国土強靭化など、予想されるトピックそれぞれにおいて書くべき内容をまとめたり、時事を追ったりしていた。また、Ⅰ部の対策として、政治学や憲法論についてある程度復習を繰り返した。その甲斐あって、本番では実際にある程度論点をまとめていたAIについての議論と、憲法論を直で聞いてくる問題であったため落ち着いて対処できた。点数の配分が一番大きいため対策が重要とはよく言われてきたが、自分の場合基礎能力試験に力を入れていたため、総合論文にフォーカスする時間はあまり取れなかった。しかし、社会科学や法律、時事を基礎能力試験として勉強することで、それは総合論文対策としてかなり活きたと思う。
基礎能力試験(知能分野)
自分は数的処理の問題があまり得意ではなく、過去問を解いてもあまり点が取れないことが多かった。対策も特別なことはできなかったが、やはり過去問をやって問題に慣れるのが一番大事なように思える。苦手な範囲と得意な範囲を把握し、本番の時間配分を決めていた。資料解釈問題は時間をかければできる問題が多いので、そこを確実に取り切ることを意識した。時間がなくて数的処理小教室には出られなかったが、後日掲載される問題は必ず解くようにしていた。本番では全然うまくいかなかったため、もう少し分野ごとに苦手を潰していけばよかったと思う。文章理解はとにかく失点しないこと、早く読むことを心がけた。難しい問題が出ない分、特に対策はしていないが不安であれば慣らす練習くらいはある程度しておいてもいいと思う。
基礎能力試験(知識分野)
ここが一番大変だった。なにぶん範囲が広すぎるため、どこからやればいいのかわからなかった。自分は高校の時、日本史と世界史をとっていたので、復習がてら教科書を読んだ。また、地理や思想哲学は出る範囲が狭いのでコスパがいいと思い、優先的に進めた。時事、社会科学はテキストを読み込むことで対策し、講義の解説を一生懸命聞いた。自然科学に関して、数学は高校範囲の簡単な問題が出るのでいいとして、理科は自分の知らないものが多く、地学と物理に関しては全く勉強しなかった。化学と生物は高校の既習事項である基礎範囲のみを軽く復習した。本番は、人文科学で思ったように取れ、自然科学は運良く当たっていたものが多かったが、時事では全く聞いたことがないものや興味のないものが出たので焦った。ニュースは本当に広くみておくべきだと思う。また社会科学は総合論文の対策にもなると思うので、力を入れるといいと思った。
企画提案試験
「高齢者にとって住み良い社会環境」という予想問題が講義中に出されたので、その方向性で施策を4つほど考えていた。これだけあればいいと思い、試験の2日前に模擬をやったら散々な結果であった。助成金の使い道や期間、その施策の新規制、有効性など全く考慮できていない事項が次々と見つかり、かなり焦った。前日に新しい施策を考え、先進事例がないか、どういう法律に関係があるかなど隈なく調べまくった。とにかく詳しく具体的にすることを意識し、なんとか形に持っていけた。考えられる質問も複数用意し、実際それが聞かれることもあったので、これはやるべきだと思う。本番の問題は「一人暮らし高齢者」にフォーカスしていたため、自分が用意していた施策のメリットが、一人暮らし高齢者の助けになる点を強調した。試験官の雰囲気も、模擬の時より柔らかく感じてやりやすかったが、模擬であそこまで詰められなかったらかなり焦っていたと思う。
政策課題討議試験
一度模擬に参加した。対策がしづらい試験だと思うが、必ず練習はしておくべきだと思う。その中で自分が得意そうな立ち回りなんかを把握しておけばいいかと思う。個人的にこの試験が一番どこで評価されるのかがわからず、本番でも特に気をつけたこといえば、余計なことを言わないくらい、であった。ファシリテーターをやる勇気もなかったのでとにかく議論の役に立てる発言を要所要所で入れていくことを意識した。
人事院面接
面接カードをとにかくしっかり書いた。公務員として適性をみられているわけであるから、自分の中で特に「人の役に立つのが好き」「プレイヤーというより調整役としての素質がある」という軸を用意してそれにまつわる体験や活動を前面に出した。何度も伊藤塾に提出し、添削をしてもらった。この添削がなければ何を書くべきか、人事院はどんな人を求めているのかわからなかったと思う。実際の面接でも、企画提案試験とは違い、人事院は自分という人間を知ろうとしているのであるから、変によく見せようとはせず素直に答えることを意識した。それから、誠実な態度というのは印象に大きく影響すると思うので硬い表情はせず、目を見て、適切な敬語を使う練習もしておくのが良いと思う。
加点対象の英語試験
提出した。TOEICを25点分。提出ギリギリに結果が返ってくる試験を受けた。完全に忘れていたこともあり、かなり焦ったし、対策もろくにできなかった。余裕を持って取得するべきである。またTOEICが圧倒的に容易であるし、安価なのでこれがよかったと思う。
普段の生活と試験対策の両立について
この試験は大学受験ほど時間をかけて対策するものではないと思うので、生活との両立はとても難しいということはないと思う。しかし直前にもなってくるとある程度自由な時間を削ったり、アルバイトを減らしたりして、勉強にあてる時間を確保した。
民間企業の就職活動について
現在のところ民間への秋雨色は考えていない。
最後に
今後はとりあえず大学の勉強を頑張って卒業できるようにする。また、官僚になったあとでも役立つように政治や経済、法律についての知識をつける。今気になっている官庁のインターンシップや説明会は引き続き参加し、他の省庁のものにも参加してみようと思う。
●これから進路を考える方へ
2年生から受けられる、専門知識がいらないというのは、この試験は誰にでも開かれているものだということを意味すると思います。受験料も無料ですし、とりあえず受けてみるというのは悪い選択肢ではないと思います。
内定まで突っ走ります。