独学よりも要領よく対策でき現役官僚の利用も多いと聞いた伊藤塾を利用
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I.Gさん 東京大学 法学部 3年 |
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目次
公務員試験を目指したきっかけ
高校の選択授業で現役の国家公務員の方をお招きし、政策を考えて所信表明演説を立案するというグループワークを行い、長期的な視点で政策立案を行うやりがいを実感したのが最初のきっかけであり、それにより高校生の時から目指そうと考えていた。個人的な興味関心である地域公共交通の維持は官庁でしか取り組めないのではないかと考えていたこと、自主ゼミで貧困や拉致問題などについて当事者から話を聞いたり被災地を訪れたりしたことで社会課題を認識したこと、台湾有事が想定されたりやウクライナ侵攻が発生したりする等の国際情勢の中で国家が果たすべき役割が増大しているということが感じられることも、志望動機を強めるきっかけになった。
公務員試験の対策をはじめた時期
大学2年生の春休み(大学3年生になる直前)。教養区分の1次試験まで半年程度まで迫っていた中でそろそろ本格的に対策を立てないといけないという危機感から。
結果としては適切だったと思う。夏休みに勉強漬けになってしまい辛かった部分はあるが、自分の場合長期間ダラダラとやるよりある程度短期集中でやったほうがモチベーションを維持でき効率も上がり、知識も試験までに抜けづらくなるので。実際その勢いに頼れた部分もあったので、良かったと考えている。
伊藤塾を選んだ理由
選択肢としては独学と他の予備校があった。
試験である以上やはり要領よく対策するコツや独学や参考書ではカバーしきれない知識を得られれば有利になるだろうし、論文の添削や二次試験の模擬といった自分ではできないことも対策できると考えたため予備校に通うと決めた。予備校に通うのであればやはり合格実績が抜群に良いこと、予備試験対策で大学内の知名度が高く信頼できそうと感じたこと、親から現役の官僚の中でも予備校に行っていた人の中では伊藤塾出身者が多いと聞いていたことも考慮要素になり、伊藤塾を選択した。
伊藤塾のここが良かった!
講義・教材、論文対策
教材・講義が手厚いという点は非常にありがたかった。社会科学の科目(政治学・財政学・憲法等)について法律区分も見据えつつ必要な情報が得ることができたことは、確実に本番におけるパフォーマンスに良い影響をもたらした。特に法律系の科目については、万が一にも教養区分に落ちて法律区分で受けることになった場合に備えることができたという効果もあったので、レベルという意味においても将来への備えという点においても十分なものであった。
ゼミ・質問会・交流会
総合論文のゼミについて、論文で何を書けば良いのかわからないという状態から、今の政府の政策の方針・方向性を一定のベースにして考えるというアプローチを得ることができたことが非常に参考になった。例えば一行空欄を開けないといった細かい形式面にもこだわれるようになったことも、ゼミがなければ得られなかったものである。
時事対策
ニュースの見方がわかる講義は、単なるニュースのまとめにとどまらず、その背景に関わる知識、時事的なトピックについてどのように試験(特に総合論文)に出題され得るか、そのトピックに関した省庁の資料について講義されていた点が素晴らしかった。単なるインプットにとどまらず、自分からそのトピックについて学びを深めるきっかけになった。
人物試験対策
模擬について、実際に近い評価基準をもとにしたフィードバックが行われたこと、企画提案について参考資料や政策立案の方向性の示唆を受けられた点が役立った。
私がとった勉強法
総合論文試験
まずはゼミの復習を行なった。ゼミ本体は他の予定との関係で、答案を準備しリアルタイムで参加できなかった回も一定以上あったが、そういった場合はオンデマンドで復習を行なった。夏休みに入った以降や直前期は、佐藤講師より指示された、特に復習したほうが良い回について、もう1回答案を書き直し答案の構成や時間感覚を掴むようにした。
さらに佐藤講師がゼミ中に取り上げたり指摘したりなさっていたテーマ、ニュースの見方がわかる講義で取り上げられたり言及したりなさったテーマについて、10個ほどに統合しそれぞれノート2〜4枚程度で現在の政策や政府の取り組みを白書や官庁のプレゼンを探してまとめるといった作業を行い、自分なりに答案の書き方をシミュレーションした(全部外れたが)。
基礎能力試験(知能分野)
文章の読解についてはもともと特に困っていなかったので、伊藤塾の問題集とスーパー過去問を1周し解けることを確認した。ただ英語は日々使わないので、問題集と過去問集の英語の文章を直前2週間くらいは毎日音読し、感覚が鈍らないようにした。
数的処理については逆に対策する前は全然解けず本当に困っていたので、まずはどのようなタイプの問題があるか過去問で把握をし、例えば判断推理の問題は得点を目指し空間図形の問題が出たら捨てるといった優先順位づけをした。過去問を5年分2周程度回し、確実に得点を目指す分野について特に重点的に復習した。数的教室(注:伊藤塾の無料フォロー講義『数的処理小教室』)の問題を直前に解くことで新規の問題を解く機会を作り、こちらも感覚が鈍らないようにした。
基礎能力試験(知識分野)
どの分野の問題についても、伊藤塾の問題集を2周した。1周目で間違えた問題を中心に問題集の解説や教科書を使って関連する知識と合わせてノートにまとめ、後日や試験当日に復習できるようにした。
社会科学については、佐藤講師のアドバイスの通り政治学・憲法・社会政策・財政学の講義を受講したことで、大学の講義の復習と試験に必要な知識の整理に繋がり、得点を安定させることができた。
人文科学については、歴史はもともと好きで大学受験の際も得意だったので、適宜教科書も見ながら軽く復習した。地理に関しては大学受験の時にやっていなかったので、問題集について歴史より重めに復習した。
自然科学については、自分は文系でそもそも大学受験の時に勉強しなかった科目も含まれていたためあまり本気で取り組まなかったが、地学のように文系科目に近い科目や理系科目の中でも比較的得意だった物理については得点できるよう念入りに復習し、あるいは生物の一部の問題のように単に覚えれば解ける問題については解説を読み込み極力覚えるようにした。
時事について、ニュースの見方がわかる講義を受講した。そもそもニュースを見るのが好きで以前から毎日ニュースアプリを見ていたが、それに加え夏休み前頃から日経新聞を一通り毎日読むようにし始め、今でも継続している。
企画提案試験
提供された講義をもとに、白書の内容の整理をしたり政策の方向性を考えていったりした。4テーマについて、それぞれ2つずつ政策を考えていった。そのベースとなる資料集めの際には、ゼミやニュースの見方がわかる講義で得たノウハウが役立った。
伊藤塾の模擬や大学の対策コミュニティにおいて壁打ちを行い、どんな質問がくるかというシミュレーションを行なっていった。特に相澤講師には実現可能性について指摘されがちだったので、その点については意識するようにした。
政策課題討議試験
GDを一人で対策することは困難だったので、あまり対策を行ったわけではない。
伊藤塾の模擬に加えて大学のコミュニティの対策会に参加し、レジュメを作る時間の感覚を掴んだ他、大体どういった流れで進めていくのかということをイメトレしていた。
人事院面接
面接カードを、佐藤講師のアドバイスの通り8月上旬に一旦完成させ、伊藤塾の模擬面接前に調整を行った。模擬面接前に想定質問について一定程度自分の答えをまとめておき、模擬で現実とのギャップを埋めたという感じであった。
加点対象の英語試験
提出、TOEICを受けた。他の試験に比べればReadingとListeningのみで対策が立てやすく、尚且つ加算基準点も低いことにより、圧倒的にタイムパフォーマンスが良かったため。
スコアを提出するのは二次試験の時とはいえ、夏休み前には取得しておかないと10月や11月の負担が大きくなりすぎると思ったので、6月頭の試験で取得した。
TOEICの場合は公式の問題集と過去問集があるので、問題集を2周程度回し、過去問2セットを直前に解いてシミュレーションした。
普段の生活と試験対策の両立について
法学部の特質上、試験期間は試験勉強で精一杯である一方それ以外はそこまで忙しくないので、その忙しくない期間にコツコツ進めるようにした。とはいっても委員会の活動等でそれでも参考として提供されていた学習プラン通りには進められなかったので、例えば憲法のようにインプットメインで早めにやったほうが良い科目を最低限夏休み前までにやるべき科目として集中して進め、夏休みは極力アウトプットの段階に集中できるようにした。
直前の2週間はともかくとして、勉強の合間に音楽を聴いたり散歩をしたりすることで、勉強で缶詰になりすぎないようにしてモチベーションを維持した。また、夏休みに参加した官庁の説明会やインターンシップで、自分の興味のある官庁の政策立案を体験できたこと、周りの志望者と交流できたこと、何より現役の官僚の方と関わり自分もこうなりたいと思えたこともモチベーションに繋がった。
民間企業の就職活動について
しない予定。
元々官庁志望であったため。また、実際民間の説明会やインターンシップに少し参加する中で興味が湧かなかった一方、官庁の説明会やインターンシップ等でやはり官庁で働きたいという志望度合いが強まったため。
最後に
官庁訪問に備えて、引き続き説明会や開催される場合はインターンシップに参加する予定。また、大学の対策コミュニティにおいて開かれる同じ官庁志望者との勉強会に参加し、各官庁の政策についてさらに理解を深める。
学園祭が5月にあるので3月くらいからその準備に取り組むのに加えて、大学生生活が残り1年になったのでなにか新しいバイトを始めようかと考えている。
●これから進路を考える方へ
官庁に行きたいと決めているなら、そこまで専門的な知識自体は要求されないこと、春区分と合わせて2回チャレンジの機会が生まれるという意味でも、間違いなく教養区分を受けておかない理由はありません。自分が官僚にならなくて誰がなるんだ、くらいの気持ちで試験勉強も試験本番も頑張ってください!
民間と迷っている方で、民間と迷う中で官庁もありだという気持ちが少しでもあるなら、まずは面接やグルディスといった、民間就活でも行われるものも含まれていて対策がしやすい教養区分を受け、自分の将来の可能性を残したほうが絶対に後で後悔することがないと思います。転職が当たり前になっていく中でファーストキャリアの重要性は薄れつつあるのかもしれませんが、されどファーストキャリアであり依然重要な意味があると思います。それを選ぶにあたって、選択肢が多いに越したことはないのではないでしょうか?