部活動との両立がネックになるとわかっていたので早めに対策をスタート
|
|
S.Eさん 東京大学 法学部 3年 |
|---|
目次
公務員試験を目指したきっかけ
浪人期にたまたま国家公務員の方のお話を聞く機会があり、それがきっかけで公益のために働くということに憧れを抱くようになりました。大学では日本史の研究者になろうと思い文三に入学しましたが、講義を受ける中で、公務員の道の方が自分に合っているのではないかと思うようになり、大学2年時の進学選択の際に、国家公務員になるために法学部に進学しました。「ブラック霞ヶ関」と言われるように不安はありましたが、自分の場合は体力には自信があったのであまり気になりませんでした。
公務員試験の対策をはじめた時期
大学2年の夏頃に伊藤塾に入塾し、すぐにゼミが始まったので、その時から国際関係の講義を受けるなど論文対策のようなことはしていたと思います。基礎能力試験の方は大学3年の春休みに対策を開始しました。私の場合は公務員試験の前日まで部活動の試合に出るなどしており、部活動との両立がネックになるとあらかじめわかっていたので、早めに対策を開始したつもりでした。常に同じくらいのペースで勉強を続け、ギリギリ試験に間に合ったくらいだったので、もう気持ち早く準備を始めた方が良かったかなとは思います。
伊藤塾を選んだ理由
講座の金額は伊藤塾が高かったが、クオリティは伊藤塾が最も高いと感じた。どうしても公務員試験には合格したかったため、伊藤塾に入塾することを決意した。特に、体験授業のような形で参加した論文対策のゼミの中で、国際関係や行政学など、合格できる論文を書くために必要な素養を提示され、その知識がないと良い論文を書くことはできないと感じた。一方で部活と両立しながら勉強する必要があったが、講義の内容が緻密であるがゆえに分量はどの予備校よりも多く、そこが少しネックにはなった。
伊藤塾のここが良かった!
教材や論文対策の講義については、どこの予備校よりも圧倒的に伊藤塾のものが良いと感じている。ゼミや質問会は、適切な情報を手に入れることができ、参考になった。一方で日程的に厳しいことが多く、参加できないことも多かった。時事対策の講義は非常に参考になった。直前にざっと見通して自分がそれまでに集めていた時事ネタを補うことができた。
私がとった勉強法
総合論文試験
総合論文の対策が一番苦労しました。勉強方法としては、自分できちんと対策できる自信がなかったので、基本的にはゼミについていく、というシンプルな方法を取りました。自分の場合はそこまで総合論文が得意にはならなかったのですが、それでも官僚になるにあたって必要な資質が何か、求められるレベルはどんな水準か、という官僚になるにあたって重要なことを知ることができ、非常に有意義だったと感じています。
ゼミの内容としては、二週間に一回、一題ずつ過去問を解く、というような形式であり、その時期に身につけるべきことをちょうど反映させた問題が選定されていたと思います。勉強方法としては、過去問を解いた上で、白書や基本書などで知識の確認を行い、その後問題を解き直して知識の定着を図る、という方法をとっていました。また、直前1ヶ月くらいで総復習と時事のインプットのやり直しを行いました。正直直前のインプットが間に合わなかったので、もっと早く始めるべきだったと後悔しています。
基礎能力試験(知能分野)
前半の文章理解はそこまで問題なくこなすことができました。
数的の部分は、大学受験では数学が得意で、大学に入ってからも数学の講義を取るなどしていたため、数学力にはある程度自信はありました。ただ、いざ試験の問題となると中学入試を経験していなかったこともあり、不安もありました。そこで現場の立ち位置を把握するため、4月くらいの早い段階で一度過去問を解いてみました。当時は合格点に全く届かず割と焦った記憶があります。その後の対策としては、伊藤塾の講義を全て受けている時間はなく、効率よく対策する必要があったため、問題のパターンを一通り把握した上で、同じ問題を何回か繰り返し解くことで、考え方の型を身につけることを意識していました。直前には、時間との戦いの部分が大きかったので、セットで解く練習をしていました。
基礎能力試験(知識分野)
行政学や国際関係などの社会科学の分野は、講義を通じて体系的な知識を入れることができたので、とても参考になった。特に演習用のテキストや講義内の演習時間があったので、すぐにアウトプットの練習をすることができ、知識の定着に役立ったと感じている。人文科学や自然科学の分野は、講義は活用せず、テキストを何回か読んで大学受験の時の知識を思い出すことに専念した。また、大学受験の際に地理を選択していなかったが、伊藤塾のテキストを何周も見直していたら、本番では地理の問題を得点することができた。
全体を通して部活動との両立のために、あまり時間を取ることができなかったが、知識は十分な水準までインプットすることができ、基礎能力試験の得点に直結したと思う。ただ、アウトプットが不十分になってしまったため、問題を解くのに時間がかかってしまい、試験中はかなり焦りながら問題を解くことになってしまった。今回の試験ではたまたまうまくいったが、もう少し時間的な余裕がないと、焦りからミスが増えてしまいかねないと思い、反省した。
人事院面接
夏休みの前の時期に民間企業のインターンに申し込むにあたって、大学時代を通じていろいろな活動を行っていたため、その活動の内容を整理するなど、自己分析を早い段階である程度行うことができていたと思う。人事院面接の時はそこまで突拍子もないことは聞かれないと聞いていたので、直前に特段の対策をしなくても対応することができたと思う。何回か模擬面接のような形で練習を行い、その場で話す内容の構成を考え、その場でどれくらいの分量にまとめる練習をするつもりで取り組んだ。
加点対象の英語試験
TOEICの試験を受験し、25点の加点を得ることができた。特に対策はせず、ギリギリのタイミングで受験した。
普段の生活と試験対策の両立について
部活動も4月あたりから試験直前まで毎週のように試合があり、同時にアルバイトで自分の生活費を稼ぐ必要もあったので、正直あまりにも忙しすぎてモチベーションや気分転換をしている時間もなかったです。両立のためには、体調を崩すとその分休まないといけない時間が生じてしまうので、自分のキャパシティの中での限界と戦いつつとにかく体調を崩さないことを意識していました。
民間企業の就職活動について
業界・業種の選定理由
インフラ。社会を支える、という意味で公務員とミッションが近いと感じるから
公務員対策との相乗効果
少なくとも自分の経験する範囲内では、教養区分の受験が民間就活に生きることはあまりないかなと思います。民間就活の経験が公務員就活に役立つことは大いにあると思います。
最後に
これまでずっと基本的には公務員を考えていたのですが、公務員就活をしていて、自分が民間企業の動きについてあまりにも疎いと感じることがありました。そのため、一度社会勉強のつもりでさまざまな業界で民間就活をしてみて、自分なりの視野を広げたいと考えています。
●これから進路を考える方へ
公務員就活をしている人は教養区分で合格しておいた方が圧倒的に有利だと思います。また、民間就活をしている人も、視野を広げるという意味では非常に有用な試験だと思います。教養区分の試験を受験するか迷ったらぜひ受験してみてください!