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公務員試験

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伊藤塾では一人ひとりの状況に合わせてより個別化された指導を受けられた

国土交通省
A.Sさん

大阪大学 法学部

受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
最終合格:国家総合職 教養区分試験
民間内定:大阪ガス、中部電力、名古屋鉄道
課外活動:ハンドボール・軽音サークル、ドラッグストア

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾を選んだ理由

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・今後のビジョン

・これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

東日本大震災をはじめ、日本各地で災害が発生するたびに、被災された方々のために懸命に活動される自衛官や警察官などの多くの方の姿を見て、自分自身も困っている方がいるときに傍観者でありたくないという思いから公務員を考えた。その後、高校生の頃に国家公務員という職業を知り、スケールの大きさと、「どのような国・社会にしたいか」ということを真剣に考え続けられる点に魅力を感じ、大学入学後本気で目指すようになった。確かに労働環境の厳しさなど、働き方に対する世論からの風当たりは強い。ただ自分の人生として、「自分自身が生きるために働く・幸せになるために働く」ということは大前提として、それだけではなく、社会に対して大きな価値を生み出すことがでるのは、やはり国家公務員だけであると、民間就活なども経る中で実感し、より思いは強固なものとなった。

 

対策スタートのタイミング

 

入塾は大学2年の頃であったが、本格的に学習を始めたのは大学3年の春であった。国家公務員を目指していた思いに変わりはなかったが、アルバイトや大学のサークルなどへ熱中していたあまり、開始時期は当初の計画より遅くなってしまった。その結果、基礎能力試験対策においては、数的推理・判断推理への苦手意識を最後まで払拭できず、当日もそこまで点数を伸ばすことはできなかった。もちろん勉強を始めるには早いに越したことはないのに加え、大学2年から教養区分を受験できるようになったことで、大学入試の記憶をそのまま活かすために大学入学後から学習をスタートするのも1つの手ではある。ただ、今振り返れば大学3年からスタートしたというのは適切な時期であった。特に官庁訪問では、「(試験に合格するのは当然のうえで、)大学4年間何をしていたか」ということを質問される。ただ試験勉強に費やした大学生活では、この質問に太刀打ちできない。それに答えるためには、大学1・2年のうちは、チームの結束が求められるような「意義のある」サークルやアルバイトなどの課外活動に注力すべきである。それが結果的に、いわゆる「ガクチカ」を獲得することに繋がるし、何より可処分時間の多い大学生の間に熱中したことは、人生を豊かにさせるものであると感じる。「就職活動のための」4年間ではなく、「自分自身がやりたいことに取り組む」4年間にすることができたことが、最終的に自分の思い描いた進路を切り拓くことが出来た大きな要因であると考える。

 

伊藤塾を選んだ理由

 

最大の決め手は合格率・内定率の高さであった。いよいよ自分自身の夢に向けての最終関門に差し掛かるにあたり、より確実にそして悔いのない結果にしたいと考え、伊藤塾を選択した。そのためにも、公務員試験への強さは当然のこと、その先に控える官庁訪問を突破するためにも、伊藤塾の実績は申し分ないものであった。実際に受講してみて、過去の実績に裏付けられたアドバイスを頂くことができ、加えて「受講生」とひとくくりにして内定獲得に向けた指導が行われる無機質なものでは全くなく、1人ひとりの状況に合わせてより個別化された指導を受けることができ、信じるに値する実績であると実感した。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

合格にあたりゼミの存在が大きかった。ゼミや自主ゼミにおいて、他の受験生との議論を交わすことで、自分自身の考えが鮮明なものとなるとともに、言語化していく能力が培われたように感じる。また加えて、ゼミにおける講師からの叱咤激励が勉強の原動力となっていた。大学受験とは異なり、同じ受験生だけに囲まれた環境ではなく、アルバイトやサークルなど試験勉強とは別に普段の生活が流れていく中で、どうしても甘えが出てしまう部分があった。そうした緩んだ気持ちをゼミにおいてストレートな言葉で引き締められ、モチベーションに繋がったと考える。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

(教養区分・知能分野)
とにかく数的推理・判断推理が苦手であった。試験直前期でも数的推理・判断推理で2~3問正答できるかどうかというような状況であり、最後まで苦手を克服することはできなかった。しかしながら試験対策を通じて自分自身の苦手を把握できたことから、数的推理・判断推理で上手く得点できなくても合格ラインを突破できるような戦略を立てることができたと考える。具体的には、前半の国語・英語にあたる文章理解は確実に全問正答すること、また最後2問の資料解釈も正答できるようにし、素点にして10点は確実に得点することを第一に掲げた。国語は普段から大学図書館に通って新聞を読むことを通じて、英語は過去問を入手して少しタイトな時間制約をかけて解くことで、確実性とスピードをどちらも意識して取り組んだ。資料解釈も同様にスピードを意識して、より少ない手間で正答を見つけ出せるように演習を繰り返した。講義の中でもポイント解説があったが、「割り算よりも掛け算で考えた方が早い」ということなどを意識し、ささいなことではあるが1秒でも短縮できるように努力した。そのうえでそこから何点伸ばせるかは正直未知数であった。しかしやたらむやみに問題を解くのではなく、各問少し取り掛かったうえで難易度を判断して優先順位を決めるなど、少しでも点を伸ばせるように意識した。またわからない問題に時間を費やすよりも、潔く捨ててしまい、文章理解・資料解釈でミスをしていないか確認することに時間を使った。

(教養区分・知識分野)
主に高校時代に行っていた共通テスト対策で乗り切った。過去問に初めて触れた際に、教養区分の知識分野は範囲が想像以上に広く、また必ずしも勉強時間と得点は比例しないように感じた。そこで高校時代に履修していない分野に手を出すよりも、既習分野を復習しそして確実に点を取ることを方針に掲げ勉強を進めた。具体的には選択していた日本史・世界史、また生物基礎・化学基礎に重なる部分は、過去の参考書を遡りなるべく細部まで思い出せるようにとことん突き詰めた。過去問も伊藤塾が提供しているサイトから簡単に閲覧することができるので、掲載されているすべての年の問題を解き、より実践形式で対策を練った。ただ一方で選択していなかった地理・物理・地学でもたまに簡単な問題が含まれているので、点を稼ぐことができるように、コンパクトにまとめられた伊藤塾の講義を視聴して軽く学習をした。基礎能力試験は知能分野に傾斜がかけられ、また出題範囲の広さから知識分野がおざなりにされやすい。一方で、高校時代には社会系科目が得意だったことや、知能分野が苦手な私にとっては知識分野で勝負することを考え、実際当日点も8割をとることができた。当然ながら知能分野で高得点をとれることに越したことは無いが、どうしても難しい場合にはこのような戦略をとることも一つの選択肢として検討してみてほしい。

 

 

総合論文・政策論文試験

教養区分対策のなかで最も時間を費やしたといっても過言ではないと考える。ゼミがスタートした頃は、特にⅠ部の問題は何を書けばよいのか全く見当もつかず、演習時間に何も書けずに終わってしまったことが多々あった。しかしゼミの中で講師から言われたように、「何も書かなかったら、解説を聞いたところで何も成長しない」という言葉は、今振り返ってみてその通りだったと感じる。分からないなりに書いてみる、それをしたことで成長することができた。そして何よりも重要なのが、問題文を精緻に読み取ることである。問題文の一言一句に注目し、定義づけをしなければならない単語なのか、現状分析が必要な問いなのか、など出題者の意図を正確に読み取ることが出来なければ、最悪の場合基準点を下回ることもあり得る試験である。そうした力はやはり受験指導のプロである講師陣による解説を聞かなければ培われないものであると感じた。また解説を聞いて金太郎飴のような答案を作るのではなく、自分自身の頭で徹底的に考えることも大切であった。その部分は自主ゼミを用いて、他の受験生と議論を交わし、また添削しあうことで「考える力」が養われたと考える。配点比率が最も高い総合論文対策が、教養区分合格において肝であったと振り返って感じる。

 

 

人物試験

(企画提案)
まずは解説講義を視聴し、そのうえで関係文書にあたって施策のアイデア出しをしていった。また参考にした資料は後で見失わないように、URLをまとめていった。そしてある程度アイデアが出きったら、中身を広げられそうなものを2つ選択して、中身の拡充を図っていった。拡充を図るにあたっては、一言一句に気を付け、そしてその言葉をどのようなニュアンスで用いているかを事前に準備すること、面接官に突っ込まれそうなところの返答を用意することなど、少しも穴が生じないように徹底的に詰めて考えた。また考えるにあたっては、「この施策が仮にゴーサインが出たとして、実施に移った場合にどのような手段で行うか、どのような問題が生じるか」といったように官僚になりきったつもりでイメージを膨らませていった。そうすることで自然と細部が詰められていったと考える。そのようにして完成した提案内容を、模擬試験や自主ゼミでぶつけることでさらにブラッシュアップを図った。事前の準備としては2つの施策の中身を徹底的に詰め、設問の仕方によって対応できるようにもう1つ施策を考えておいた。ただ試験本番では事前に用意してきたものに囚われ問題文から逸脱したものとならないように、精緻に問題文を読み解き、少し修正を図ることで臨んだ。

(政策課題討議)
政策課題討議対策は主に民間就活のグループディスカッションであった。1次試験合格発表から2次試験までの間に政策課題討議の回数をこなすことはなかなか難しいと考える。そのため1次試験前ではあるが、夏のインターンシップに数多く参加することが最も対策になると考える。中央省庁もサマージョブなどを開催しているが、政策課題討議対策に最も役立つのは民間企業のグループディスカッションである。最近では「1デイインターンシップ」と銘打って、実質は次の日程のために行われるグループディスカッション選考であることが多い。そのため企業側も短時間で多くの就活生を選考するために、非常にタイトなタイムスケジュールで議論を行わせ、最終的には発表などの成果物の提出まで求められることが多い。こうした特徴が政策課題討議対策に最も役に立ったと考える。試験本番も準備時間20分という非常に短い時間でレジュメを作成し、45分程度で議論を深めることが要求される。そのなかにおいて民間就活で経験したことを全くそのまま活かすことが出来たと考える。

(人事院面接)
2次対策の中で最も時間を割いた。というのもひとつ評価が異なると標準点換算時の差が大きくなるからである。つまり人事院面接で高評価を得られれば、最終合格がより近くなると考えることが出来る。1次試験終了後からすぐに面接カード作成に取り掛かり、本番までに計5回添削を受けた。そのなかで、添削されたことが全てではないと考え、納得できない部分はとことん添削を繰り返し受けることで、客観的にもそして自分自身も納得できる面接カードを作り上げることが出来た。また面接カードや過去の質問例を参考に、面接官になったつもりで想定問答も作成した。15ページにも及ぶ事前準備を重ね、また仮に想定外の質問が来たとしても、なるべく自分が言いたいことに話を展開できるように、質問一つひとつに簡潔に答えながらも、全体としての方向性をずらさないように意識した。また大学のキャリアセンターも利用して、合計5回程度模擬面接を受けた。結果としてA評価を頂けて、準備した甲斐があったと感じた。

 

 

官庁訪問

官庁訪問対策は、(人事面接を念頭に)面接対策と(原課面接を念頭に)省庁研究を行った。前者の面接対策は、人事院面接対策を少しバージョンアップさせた。省庁ごとに想定問答を練る、ESを添削してもらう、キャリアセンターなどで面接練習を行うといったことは当然のうえ、志望省庁との関係において、「どんな国・社会を創りたいか」「なぜその省庁か、他ではダメなのか」といった志望動機部分をより深掘りしていった。ただ自分一人で深めるのには限界がある。そこで伊藤塾を通じて知り合った友人や説明会などでよく顔を合わせる何人かに声をかけて、「なぜその省庁を目指すのか」といったことを、気軽に意見交換を図る機会を設け、独りよがりではない志望動機を練り上げた。省庁研究に関しては、1か月間無料体験の形で電子版の新聞を講読し、部局ごとに関連ニュースをまとめていった。またそれに対して、自分自身はどう思ったか、どういった改善策が考えられるかをメモしておいた。他にも、説明会などに参加した際は、感じ取ったこと、学んだことを1つのメモ帳に書きとめ、官庁訪問期間中などに簡単に振り返られるように、早い段階から気をつけた。ただ政策について知識を増やすというよりも、なぜその政策がとられたのか、その背景にはどんな現状・問題意識があったのか、を自分なりに考えるということを常に意識して、対策を重ねた。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

公務員試験対策のなかで一番難しいのはやはりモチベーション維持であると考える。大学受験時とは異なり、周囲の友人も全員が同じ試験を受けるわけではない。加えて試験勉強のほかに、サークル活動やアルバイト、民間就活など別の日常も流れていくなかで、全ての時間を試験対策に充てることは不可能であった。時に楽なほうへ流されることも多々あった。そのなかで学生生活と試験勉強を両立させるために、とにかく隙間時間を活用していった。自宅から大学までの徒歩15分の間に「総合論文でこのテーマが出たらこれを書く」を考える、バイト先までのわずか2駅の間に文章理解の問題を解く、バイトから帰ってきて寝るまでの疲れた中でも1問だけ数的処理を解いてみる、そうした隙間時間の積み重ねが両立できた鍵であったと考える。負荷がかかっている状況で試験勉強をすることで成長のスピードをより早めることができたとも考える。
また気分転換のためには、サークルなどの課外活動に熱中することが最も効果的であった。両立することの難しさと表裏一体ではあるが、公務員試験などとは全く無関係の友人などと話したり、バンドに熱中したりすることで、その瞬間だけは公務員試験のことを忘れることができ、却って集中力を高めることができた。

 

民間企業の就職活動について

 

インフラ企業を中心に就活をしていた。高校生あたりより国家公務員になりたい想いはあったが、民間企業を知らずに公務員になるのは今後の公務員人生とっても好ましくないと考え、視野を広げるために始めた。民間就活のなかで多くあるグループディスカッション(GD)は2次試験対策に大いに役立った。私は日ごろからテーブルを囲んで議論を交わすようなサークルに所属していないこともあり、議論の仕方などのイロハのイも知らなかった。初めてGDに臨んだ際には勝手がわからず困惑ばかりしていたが、場数を踏むごとにコツなどもつかめ、議論を交わすことが新鮮で楽しいとさえ感じるようになった。そうした経験が2次試験の政策課題討議に活きたと考える。実質は民間就活のGDと全く一緒である。民間就活を全く考えていなくても、インターンシップなどに参加することが試験対策に繋がりとてもおすすめである。また本選考における面接は、官庁訪問に向けた対策にも有用であった。ガクチカやパーソナリティに関連する質問は、当然ながら官庁訪問でも聞かれる。どう説明したら面接官により具体的に想起させられるか、どの部分に興味関心が集まるかといったことを、自分対面接官という構図で練習することができる。また自分よりはるかに年上の、貫禄溢れる方々とお話する機会を事前に経験しておくことで、圧倒されそうな状況でも我を見失わずにいられるようにできた。ただ一方で、国家観や社会課題への問題意識など、民間企業ではあまり問われない質問への回答を用意しておくことに注意した。

 

今後のビジョン

 

私の好きな言葉に、「Cool Head, Warm Heart」という言葉がある。経済学の言葉であるそうだが、まさにこの言葉を体現した行政官になりたい。自らアンテナを高く張り、現場に足しげく通って、日々の暮らしの中で困っている方の小さな小さな声も拾えるように、そしてそうした方々の想いを常に胸に抱え、灯を絶やさないようにしたい。ただ一方で、熱い想いを抱き続けるだけではなく、実務家として、その思いをどうしたら形にできるのか、どうしたらより多くの人の協力を引き出せるか、そうした論理性も兼ね備えた行政官になりたい。

 

これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

公務員就活を振り返って、正直にしんどいと思う瞬間は数多くありました。試験勉強を皮切りに、ワークショップに参加するために何度も東京に赴き、説明会に出るために予定を調整して、そして官庁訪問のために6月まで就職活動を終えられないなど、思い返せば尽きません。もし他の進路を目指していたら、「もっと楽だったかもしれない」そう考えることもありました。それでも国家公務員になりたいという夢が変わることはありませんでした。国家公務員は「この国の未来のために」という尊い価値を追求し続けることができるという何にも代えがたい魅力、そして公務員就活を通じて心震わす職員の方との出会いがありました。多大な時間と費用と労力をかけて目指した意味があったと思える世界がそこには広がっていました。本気になればなるほど、暗闇がますます深くなる、そんな公務員就活かもしれませんが、トンネルの先に広がる台風が過ぎ去った後のような快晴を信じて、突き進んでください。かつての自分がそうであったように、伊藤塾であれば、そんなみなさんの背中を力強く押してもらえます。

最後に、佐藤講師・相澤講師・久木田講師・寒川さん(注:塾生サポーター)・そしてカード添削や論文添削などで関わってくださったすべてのスタッフの方々へ。みなさまのおかげさまで、自分自身の思い描いた進路を切り拓くことができました。今振り返ればこの結果をもたらすことができたのは、その8割は伊藤塾の支えがあったからだと、心の底から思います(残り2割は家族の経済的支援や周囲の友人の理解があったからかなと)。この予備校を選択して、そして講師の方々の言葉を信頼して突き進んだことに、何も間違いはありませんでした。官僚離れが叫ばれる昨今、受験生の数が減少するなかであっても、本気で官僚を目指す人を全力で応援する伊藤塾の存在はますます重要になると考えます。就職後も、微力ではありますが、何らかの形で貢献したいと考えています。ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。



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