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公務員試験

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「行き詰まった時に相談できる人」がいるのは非常に心強かった

中央省庁
E.Nさん

慶應義塾大学 法学部
受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ

最終合格:国家総合職 教養区分試験
民間内定:重工メーカー
課外活動:合唱サークル、塾バイト、議員事務所インターン

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾を選んだ理由

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・今後のビジョン

・これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

国家公務員を目指そうと思ったのは高校2年生の時。進学先やその後の進路について考えていた際に、課題が山積みする世の中で不安なく未来を思い描くことの難しさを痛感した。特に、安全保障や少子高齢化など、国にしか解決できない大きな課題が沢山あり、このような課題によって若者の将来の選択肢が狭まる世の中ではいけないと思った。どうせ働くなら、上記の課題に直接アプローチし、社会を変えられるような職業に就きたいと思い、国家公務員を目指し始めた。

 

対策スタートのタイミング

 

伊藤塾に入塾したのは大学2年生の5月だったが、その後サークルが忙しくなりあまり勉強できていなかったため、本格的に学習をスタートしたのは大学2年生の3月頃だった。あまり勉強できなかったと言っても、ゼミにはなるべく毎回参加するようにしたり、省庁の説明会に行ったり、週に数コマ講義を受講したりして、本腰を入れられる時期までモチベーションを維持する工夫をしていた。はじめは春区分での合格を目指して勉強を進めていたため、教養区分対策にシフトしたのは8月とかなり直前だった。もう少し前から対策を始めていれば、もっと余裕を持って教養区分に合格できたのではないかと思う。

 

伊藤塾を選んだ理由

 

テキストの選定やスケジュール管理などを全て一人で行うことはまず無理だと判断したため、独学ではなく予備校を使って勉強することにした。その中でも伊藤塾を選んだのは、周りに伊藤塾の司法試験講座で学んでいる友人が多く、親近感と安心感を抱いていたことが大きい。また、「試験に合格して終わり」ではなく、官庁訪問までのサポートも充実しており、内々定率が80%以上と非常に高いことも魅力的だった。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

講義・教材、論文対策

私はアウトプットが嫌いで後回しにしてしまう癖があるので、講義の中に問題演習の時間が組み込まれているのがありがたかった。

 

 

ゼミ・質問会・交流会

省庁研究ゼミで省庁ごとの対策方法を知れたのが、内々定獲得に最も役立ったと感じている。また、周りに公務員志望者が少なかったため、ゼミや交流会で他の受講生と交流できるのが良い刺激になった。

 

 

時事対策

日々流れてくるニュースが多すぎて、対策を始めたての頃は何に注目してニュースを見れば良いのか全くわからなかった。月1時事の講義やニュースの見方がわかる講義を通して、どのトピックが重要で今後何に注目して追っていけばいいのかがわかるようになり、基礎能力試験のみならず官庁訪問対策にも役立った。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

社会科学は、政治学や国際関係、憲法といった伊藤塾の講義を利用してかなり熱心に勉強したのが役に立ち、本番では満点を取ることができた。時事は、日頃から新聞を読んでいたほか、月1時事の講義やニュースの見方がわかる講義を見ることでペースを作り、新聞を読むだけでは理解しきれなかった部分を補強していた。
自然科学は文系にはコスパが悪いと考えたので何も対策せず、高校までの知識で解けるところだけ解こうというスタンスだった。
人文科学は、付属高出身で大学受験をしておらず、どの科目もきちんと学んだことがない私が一番苦労した分野である。講義を一通り視聴し「これ完」を解いてみたものの、全く訳がわからないので、市販の大学受験用の用語集や、公務員試験向けの易しい解説本を購入して、流れと最重要単語だけ必死に頭に入れた。その結果、本番では満点を取ることができたので、私と同じように大学受験の経験がないことをハンデに感じている人も諦めずに頑張ってほしい。

 

 

総合論文・政策論文試験

2年生の頃からゼミに参加し、インターン等によりリアルタイムで参加できない時はなるべくすぐに録画を見るようにして、ペースを作っていた。最初の方は、勉強も進んでおらず書き方もよくわからなかったため、そんな中で時間を計って答案を作成するのは憂鬱だったが、その「難しくても書いてみる」というトレーニングが合格に繋がったと感じている。ゼミのたびに次回までにその復習をすべきだと分かってはいたものの、なかなか時間が取れず、結局直前期にかなりの時間を費やして総復習することになってしまった。ただ、結果、最新の情報をインプットできたし、直前に総復習したことで記憶の鮮明な状態で本番に臨むことができたので、そんなに悪くなかったのではないかと思っている。
また、ゼミの解説講義で、読むべき資料やその中でも特に重要な点をたくさん紹介してくださったため、資料の探し方が身につき、企画提案試験で政策を考える際にも役立ったと感じている。

 

 

人物試験

①企画提案試験
参考資料が発表されてから解説講義が出るまでは、移動時間等を利用してひたすら資料を読み込んでいた。解説講義を視聴してぼんやり方向性を決め、模擬に向けて提案する施策を詰めていった。法律区分対策との両立が難しく、細かいところが詰めきれないまま模擬を迎えてしまった。さらに、模擬までにプレゼンテーションの練習を1回もすることができず、模擬では時間内に発表が終わらなかった。かなり厳しい評価をいただいて危機感を抱いたので、直前1週間は企画提案試験の対策に多くの時間を割いた。いただいたアドバイスをもとに企画の細部を詰めていき、想定問答集を作成した。5分以内に発表を終わらせる練習もたくさんした。本番は、想定通りの質問と予想外の質問が半々くらいだったが、かなり細部まで詰めていったおかげで、どの質問にも落ち着いて回答できた。時間がなく2つの施策しか用意できていないまま本番に臨んだが、3~4個用意しておいた方が安心だったと感じた。今回は本番の問題文に「リテラシー」の指定があり、たまたま用意していた施策でカバーできたので良かったが、違うものが指定されていたら手持ちのカード2枚では危なかったと感じた。

②政策課題討議試験
伊藤塾の模擬を中心に対策した。一次試験の合格がわかってからすぐに模擬を申し込み、かなり早い段階で模擬を受けることができたため、その反省を本番に生かすことができた。模擬自体は、他の受講生がとても優秀だったこともあり、順調に進んで良い評価をいただけたので、自信に繋がった。一方、20分という短い時間内に十分な分量のレジュメを書ききれないという課題が見つかったため、本番前に過去問を使ってひたすら時間内にレジュメを完成させる練習をしていた。その結果、本番では模擬の時よりも内容の充実したレジュメを作ることができたが、他の受験生のものと比較するとそれでも分量が少なく、完全には克服しきれなかった。
また、模擬で同じグループだった人と本番でも同じグループになり、全てが不安な中で知っている人が同じグループにいるという安心感は非常に大きかったため、偶然ではあるが、それも伊藤塾で学んでいたからこそ得られたものだと感じている。

③人事院面接
一次試験の合格がわかってから面接カード作成に取り組んだと思う。もっと早く書くように言われていたが、なかなかその気になれず、後回しにしてしまっていた。だが、添削を迅速にしてくださったこともあり、それでもかなり早い段階で面接カードが出来上がった。その後、模擬面接を受け、質疑の内容と面接での振る舞いの両面からアドバイスをいただいた。直前期には、模擬面接での講評を受けて面接カードを手直ししたり、想定問答集を作成したりした。かっちりとした文章で作成すると本番で丸暗記したものを暗唱する形になってしまうと思ったため、言いたいことを箇条書きで作成し、骨組みの部分だけ覚えて移動中などの時間を利用して頭の中で喋るイメージトレーニングを重ねた。当日は、想定問答集よりも、入室から退室までの動きや立ち居振る舞いを重点的に確認していた。本番では、事前に用意していたものから大きく外れた質問はされなかったため、終始落ち着いて答えることができた。

 

 

官庁訪問

省庁研究ゼミやカウンセリングを通じて、志望省庁との接触の仕方を学び、それをもとに各省庁が主催する様々なイベントに参加した。同じ「中央省庁」という括りであっても、採用の方針はそれぞれの省庁で大きく異なるため、省庁ごとの対策の仕方をきめ細やかに教えてくださったのが非常に役立った。直前期である5~6月は、勉強会への参加、説明会の振り返り、重要政策まとめ、ESの修正、想定問答集作成、模擬面接、読書など、使える時間は全て官庁訪問対策に費やした。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

旅行が好きなので、試験直前の夏休みも、一人旅を計画して移動中や旅先で勉強する、ということを気分転換に行っていた。
サークル活動とアルバイトは、試験勉強との両立が難しく、大学3年生になってからかなり活動頻度を減らした(どちらも週3→週0~1)。
インターンシップは、各省庁が夏に行っていたものに参加したほか、議員事務所の秘書インターンを3ヶ月ほど行っていた。採用イベント以外で仕事として志望省庁の職員の方と関われるため、リアルな一面を見ることができ、「自分もこの省庁で総合職として働きたい」という思いが強くなった。政治や行政について内側から知ることができるのも、公務員試験・官庁訪問ともに非常に役立った。

 

民間企業の就職活動について

 

民間就活をした理由は、「内定を持ち、精神的に余裕がある状態で官庁訪問に臨むため」「面接慣れをしておくため」の二点である。したがって、民間企業と迷っていたわけではなく、あくまでも官庁訪問をゴールに考えた時に民間就活をやっておくメリットがあると戦略的に判断したため、教養区分合格発表後からのスタートになった。

 

 

就活スケジュール

大学3年12月:教養区分最終合格発表後、民間の会社説明会等に参加
大学3年2月:エントリー開始(9社)
大学4年4月:重工メーカー3社から内々定
大学4年5月:官庁訪問対策に集中

 

 

業界・業種の選定理由

第一志望である省庁の官庁訪問に役立ちそうな企業に絞って受けた。民間就活を通じて勉強ができるだけでなく、官庁訪問で話題に上ることも多かったので、これらの企業の内定を持っていることは志望先の所管業務に対する熱意を示すエビデンスとしても有効だったと感じた。

 

 

公務員対策との相乗効果

基礎能力試験(特に数的処理)の勉強が民間のWebテストに役立った。伊藤塾のゼミや教養2次対策でグループディスカッションの経験を積んでいたことで、民間のグループディスカッションも難なく突破することができた。
逆に、民間就活が官庁訪問に役立った点としては、面接で話すのが上手くなったことと、Why Public?に対する答えを自分の言葉で説明できるようになったことである。

 

 

公務員対策との両立

繁忙期を被せないことと、志望企業を絞ること。エントリーする数については、国家公務員が第一志望であるなら10社程度が限界だと思った。繁忙期を被せないためにも、教養区分で受かっておくことは大事。

 

これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

国家公務員になるためには難しい試験や官庁訪問を突破する必要があり、その一方で待遇がすごく良いわけでもなく、コスパやタイパという観点で考えると決して良いとは言えない。公務員に関するネガティブな報道が散見されるこの時代に、あえて中央省庁に就職するというのは非合理的な選択に思えるかもしれない。しかし、いつの時代にも国にしかできない仕事があり、安全保障というものはその最たる例だと考えている。私は民間企業も見た上で、やっぱり自分のやりたいことは国にしかないと思い国家公務員を第一志望にし続けた。就職活動をする中で、迷う瞬間も辛い瞬間もたくさんあると思うが、自分が心から「やりたい」と思える仕事を、昨今のトレンドや周りの意見に流されることなく、自分で決断してほしいと思う。

講師・スタッフの皆様へ
「行き詰まった時に相談できる人がいる」というのが非常に心強かったです。時には厳しい言葉をいただき落ち込むこともありましたが、それがあったからこそ油断せずに頑張り続けられたのだと思います。たくさんの受講生がいるにもかかわらず、相談や添削のメールを迅速に返信してくださったり、無理言ってカウンセリングの日程を調整していただいたり、親身に相談に乗ってくださったり、本当にたくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました!



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