講師のみならず内定者による手厚いサポートが非常に優れていた
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総務省(地方自治分野) |
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プロフィール
受講講座:国家総合職コース
課外活動:ボート部、政策立案コンテストの企画立案・運営を実施する学生団体(学生団体GEIL)
民間内定:-
目次
公務員試験を目指したきっかけ
父親が県警航空隊に勤務していたことから、幼少の頃より公務員の働き方や理念に興味を持っていた。また、父方の家系に地方公務員が多くいたことも、自分が公務員になるという進路を固めた一助となった。そこから年月を経てもなお、世のため人のために奉仕するという公務員共通の理念に共鳴し続け、他の進路に振れることなく公務員の志望を貫き続けてきた。
地元にいる頃は公務員の志望者減少を肌で感じることは少なかったが、大学進学で上京すると途端にこの話題を耳にするようになり始めた。他職種に比べると薄給かつ長時間労働を強いられる過酷な環境が待っていると言われることもしばしばだったが、それでも自分の能力を人のために思う存分発揮できる公務員という職業に対する志はぶれなかった。
対策スタートのタイミング
伊藤塾での学習を検討し始めたのは1年生が終わる2月頃、学習を開始したのは2年生初めの頃だった。しかし、大学の勉強や部活動などに時間を割きがちになってしまい、本腰を据えて勉強を再スタートしたのは3年冒頭あたりだった。教養区分の対策としては、夏休み前(7月頃)から基礎能力試験対策を、夏休み中盤(8月後半)から総合論文対策を始めた。2次対策は1次合格の通知が来てからスタートした。
結果だけを踏まえると、試験対策としてはスタート時期に問題を感じないが、そこでの学びを今後に繋げられたかという視点で考えると、少し遅い始まりになってしまったと感じた。
伊藤塾を選んだ理由
自分は理系単科大学に通学しており、周りに法律等の勉強をする環境がなかったため、独学での対策は早々に検討の余地から外れた。公務員試験対策の予備校は数多くあるが、そこと伊藤塾との合格実績や対策の内容(講義の量や学習支援の質など)を比較したとき、伊藤塾が最も優れているという結論に至ったため、伊藤塾での学習を決めた。
なお、生協から対策講座情報等を得ていたが、あまり魅力的でないと感じたため検討しなかった。
伊藤塾のここが良かった!
◇講義・教材、論文対策
全ての試験種に対して豊富な教材量と圧倒的な講義量・質があり、インプットはもちろんのことアウトプットも伊藤塾一つで十分賄うことができた。また、対面での総合論文対策(教養区分)が開催されるなど、自分以外の生徒がどのように学習を進めているかをキャッチできる環境が用意されていることは、大変ありがたかった。
◇時事対策
毎月時事やニュースの見方がわかる講義など、時事対策がふんだんになされていたため、日頃新聞を読んだりニュースを観たりする習慣のない学生でも十分に対策できると思った。
◇人物試験対策
教養区分2次対策として人物試験対策模擬試験を受験したが、zoom開催であるという制約はありつつも本番につながるさまざまな学びを得られた。私には無駄に体を動かしたり視線を変えたりしてしまう癖があるということをこの模擬試験で知ることができたので、本番は内容だけでなく外見にも注意しながら人物試験を受けることができた。
◇フォロー制度
講師だけでなく内定者によるサポートも手厚くなされている点は、非常に優れていると感じた。
私がとった勉強法
基礎能力試験
基礎能力試験(知能分野)において「判断推理」、「数的推理」、「資料解釈」、「文章理解」が出題されることは事前に知っていたため、教養区分対策としては比較的早期から取り組み始めた。
中でも数的処理は、内容自体は算数的なものが多く十分対策時間を確保すれば得点源になると感じていたため、知能分野対策としてはかなりの時間をかけて勉強していた。伊藤塾の講義では、中学受験経験のない自分では知り得なかった裏技的解法も解説されており、教材演習と動画視聴を並行して進めながら着実に対策を進めていった。こうした学習の甲斐があって、数的処理分野の出題に対してはほぼ満点の解答をすることができた。
文章理解に関しては、もともと読解等の問題に苦手意識を感じていなかったこともあり、教材を一周演習する程度の対策をした。実際の試験では、例年に比べて英語問題の出題数が非常に多かった。ただし、いずれも事前の対策で対応できる程度の内容であり、多少の驚き以外には臆することなく解答を進めていくことができた。
自然科学、人文科学、社会科学が知識分野の出題科目として指定されているが、自分の得意な科目から学習し始めた。私は理系なので、伊藤塾から配布された自然科学の問題集にひとまず取り組んでみた。その中でいくつかの科目・分野において自分の苦手なものが発見できたため、その問題を再度解き直して基本的な知識の定着を図った。
次に社会科学の学習に着手したが、これは国際社会等の春試験対策と通じる部分が多々あったため、そこまで手こずることなく学習を進められたと感じている。
最後に人文科学の対策を開始したが、これは高校時代からの積み重ねに乏しい部分もあったことから、特に芸術分野などほとんど手をつけられなかった。しかし、元々世界史が好きだったことや世界遺産検定の勉強をした過去があったことなどから、本番では比較的良い成績を残すことができた。
時事に関しては、自分が実家暮らしでなく新聞やテレビを見る習慣を失っていたため、もっぱら佐藤修一講師の「ニュースの見方がわかる講義」や相澤講師の「月一時事」を受講して対策していた。講義自体大変わかりやすく頭の中で整理しやすい上に、配布されたテキストも理解しやすく整理されていたため、比較的うまく対策することができたと感じている。
総合論文試験
大学の勉強や部活動などにかなりの時間を割いていたため、総合論文にまで十分な対策時間を捻出することができなかった。公務員試験にはいくつもの試験種があるが、総合論文試験は特に対策時間を割かなくてはいけないものであるため(一つの問題を解くのに90分の解答時間と、それに対する解説動画視聴時間が必要)、最も対策できていなかった試験種だったと私は感じている。
ほぼ唯一と言っていい試験対策は、対面開催された佐藤講師による総合論文試験対策講義だった。
一度も総合論文を執筆したことがないばかりか、試験に対する知識(どんな問題が出題されるのか、時間配分をどう検討すればいいか等)を全く持ち合わせない状態で講義に参加したため、内容はもちろん不出来なものだった。
しかしながら、模擬試験終了後の解説講義において、佐藤講師が本試験種に対する考え方や論文の書き方などを詳細に講義いただいたため、本番ではこれを元にしっかりと書ききることができた。
人物試験
一次試験合格を知るまで、企画提案試験がどのような内容のものなのかいまいち想像できない状態でいた。対策を開始したのは2次試験合格後に参考資料が人事院から公表された後のことで、基本的には経済産業省など国の資料や、外郭団体等の調査結果などを調べていた。本番の前に伊藤塾の模擬試験にも参加したが、ここで自分があまり良い発表をすることができておらず、相澤講師と試験官役の内定者の方からより良い発表や企画提案に向けたアドバイスを受けた。その後、自分と同じく2次試験を受験する友人と対策勉強会を開き、自分で考えた施策を互いに発表しあった。
本番では当初の予測とは異なり、ベンチャー企業に対する支援策を考えよというテーマで試験が実施されたが、こうした各種対策のおかげである程度良い発表ができたと感じている。しかし、いずれも補助金を利用した施策となっており、三種の神器をバランスよく組み入れた施策を提案すべきだったと少し後悔している。
政策課題討議試験の対策は、これといってやっていなかった。時事対策が間接的に本試験の対策になると考え、時事のテキストを読み込んだり月一時事の受講を続けたりと、主に時事の勉強をしていた。
模擬試験において、自分が問題文を深く読み込まずに頓珍漢な討議をしてしまった。このことから、時事対策のみならず過去に実施された討議試験の問題を用いて、20分間での問題読解とレジュメ作成の練習を数回繰り返し実施した。初めのうちは時間配分がうまく行えず、20分以内に自分の納得のいくレジュメを作成することができていなかったが、次第に問題読解とレジュメ作成に対する時間の掛け方がわかるようになってきた。
最終的に本番の試験では、問題文に適したレジュメを数分のこして書いた上で不足している箇所を補い、また討議フェーズで予想される会話を想像しながら自己問答をすることもできた。また、討議の際には自分の意見を臆することなく相手に伝え、発言の量と質をどちらも十分に確保できたと自負している。
なお、本番の討議においてはいわゆる「ファシリテーター」は設定されず、各々AorBという形で分かれて互いに質問等しあう形で議論を進めていった。
人事院面接で聞かれることがあまりわからなかったため、当初は面接カードと同じく分野を区切り想定問題を大量に用意してその回答を作成・暗記するという安直な作戦で挑もうとしていた。しかしこの作業を進めていくうちに、自分の中の核となる考え方や性格が見えてくるようになり、これさえ忘れなければ何を聞かれても芯をブラさずに返答できる、という柱を掴むことができたため、最終的には問答を記憶するのではなくあくまで数本の軸に従って質問に答えるという練習をするようになった。
本番直前の模擬面接においては、zoomで開催されたこともあり不自然な挙動が指摘されることもあった。本番では極力おかしな動きをさけ、冷静に発言するよう心がけた。
本番で聞かれた質問は至ってシンプルなものであり、少し拍子抜けした。しかしながら、この対策を通して自分の思考の軸を見出すことができたため、この公務員試験対策としてはこの試験種の対策が今後につながる有益な活動だったと感じている。
官庁訪問、省庁・自治体研究
教養区分試験前から、実は総務省ではない省庁のみ(警察庁)の説明会にしかほとんど参加しておらず、総務省への志望を第一に考え始めたのは2025年4月以降と、非常に官庁訪問に近い時期となってからのことだった。本来であれば教養区分試験合格後から様々な官庁が実施する説明会等に参加して、省庁研究に力を入れるべきであったと反省している。
普段の生活と試験対策の両立について
ただでさえ部活動の中で感情的に落ち込むことが多いのに、ここに公務員試験対策の学習が重なったことで、勉強の「辛さ」を通り越して「苛立ち」を感じるようになってきた。そこで、一日に1時間程度のリフレッシュタイムを設けることにしていた。具体的には、理工学系漕艇部にあるトレーニング器具を使ってウェイトトレーニングをしたり、ボートコースの周りをランニングするなど、もっぱら運動することによって心の換気をしていた。
民間企業の就職活動について
民間企業への就活をおこなう予定はない。理由としては、元々公務員志望であったことや、そもそも民間就活をする時間的余裕がなかったことが挙げられる。
今後のビジョン
私が総務省地方自治分野を第一志望に据えた理由は、国家公務員でありながら地方赴任を通して地方自治体職員の在り方や住民生活に直接触れることができるから、である。中央省庁で働く行政官は、現場の実情をわからないまま政策立案を行なっているという批判を受けることがしばしばあると認識しているが、中央にいようとも現場本位での政策立案を心掛けられる行政官になりたい。
これから公務員を目指す方へのメッセージ
教養区分試験は受験対象者が春試験よりも広く、早いうちに大学卒業後における自分の進路の選択肢を増やすことができるようになる。したがって、自分の将来に幅広い可能性をもたらすという意味において、教養区分試験の受験はとても有効な手段であると言える。試験対策は決して楽ではないが、自分の将来の投資としては非常にコスパの良いものであるから、ぜひ受験してみてほしい。