裁判所対策を効率よく着実にできると思い裁判所事務官コースで入塾
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裁判所事務官 |
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プロフィール
受講講座:裁判所事務官一般職コース、公務員専門マスター
課外活動:部活:卓球(中高)、アルバイト:個別指導塾の講師、コールセンター、法律事務所
民間内定:法律事務所
目次
公務員試験を目指したきっかけ
進路を考える中で、裁判に携わるお仕事をすること、というのを就職活動の第一の軸としました。その中で裁判所事務官という仕事に興味を持ったことから、公務員を視野に入れました。大学2年生の冬頃のことです。
公務員を目指そうと決断したのは大学3年生の5月です。裁判所事務官になることを決意したからです。大学受験で悔しい思いをしていたこともあり、「絶対に試験に合格して裁判所事務官になるんだ、今度こそ自分の手で目標を達成するんだ!」と強い気持ちでした。
対策スタートのタイミング
大学3年生の5月に伊藤塾に入塾しました。実際にきちんと学習計画を立て、講義を受け始めたのは大学3年生の夏休みからでした。入塾の時期は裁判所事務官になることを決意したから、学習開始の時期は大学が落ち着いて勉強時間を確保しやすかったからです。
学習スタート時期自体は適切だったと考えています。伊藤塾の先生方がBランクをつけているレベルまでしっかりと押さえた状態で本番を迎えることができたからです。ただ、大学3年生の12月に、裁判所に加えて国家一般職を併願することを考え始め、行政法、財政学、行政学、政治学を単科で申込みました。行政法以外は裁判所の試験が終わってから本気で対策を始め、政治学は時間的に間に合わないと自己判断して全く受講せず、英語を2科目選択しました。結果は良かったものの不安のある状態で本番を迎えたので、もう少し早く国家一般職を視野に入れておけたらよかったのかなとも思います。
伊藤塾を選んだ理由
裁判所事務官コースがあったことが一番大きいです。最終的には国家一般職も受験しましたが、入塾当時は裁判所以外の公務員には全く興味がなく、裁判所の対策だけを効率よく着実にできると思ったからです。また裁判所の試験は面接の配点が非常に高いので、面接対策が充実しているところ、模擬面接や面接カード添削に別料金がかからないところ、というのは重要視して予備校を選んでいて、伊藤塾にはそれが当てはまったからです。
上記を満たす中で最終的に伊藤塾に決めた理由は、一時期、司法試験や予備試験、行政書士試験の受験を考えたこともあったために元々伊藤塾を認知していたのでなんとなく安心感があり、かつ価格が手頃だったからです。
伊藤塾のここが良かった!
◇講義・教材、論文対策
どの科目の先生も熱意のある方で、画面越しで見ていても「頑張らなきゃ!」と励まされていました。
佐藤先生の憲法、民法の講義は、講義の中で何度も何度も復習を挟んでくれて、単元と単元の関連付け方(つまり点と点を結ぶ方法)を身に付けることができました。これを最初に身に付けられたことが、その後に他の科目を学習する上でも効果が大きかったと感じています。「これ完」の問題を講義の中で解説し、必要な知識を確認してもらえたことも、問題を解きながら暗記していく自分の勉強方法に合っていて、最高でした。
内田先生の授業は、講義の内容がアニメーションのように、頭に映像が浮かんでくるようでした。平易な言葉への言い換えや印象に残るたとえ話は、過去問や本番の試験を解く際にも頭の中に自然と蘇るほど、一度聞けば絶対に忘れないものでした。また、刑法の「これ完」の解説は最高でした。佐藤先生のように講義の中で「これ完」を解く機会はあまりなかったけれど、解説が充実していたので全く問題なく演習できました。
久木田先生の「講義を集中して受けていると、問題演習の時に先生の声が頭で再生される現象が起きる」といった話は、理解度を図るうえでの一つの基準となりました。中学生の定期テスト勉強をしていた頃からこの現象は体験していたものの、特に意識はしていなかったのですが、久木田先生の話を聞いて、この現象を体験することをステップとして、勉強を進めていくことができました。
◇時事対策
公務員試験の勉強をするまで、あまりニュースには関心がなかったため、時事の対策をしようと思っても独学では何から手を付けて良いか分からなかったと思います。
相澤先生のにぎやかで面白い講義、実際に起きた出来事だけでなくその背後にある前提知識の解説、図や写真も多用しつつ分かりやすい文章で説明された教材のおかげで、迷わずに時事の対策をすることができました。「ニュースに関心がなかったのは、あらゆる前提知識がなかったせいで、ニュースを理解できなかったからなのだ」と感じられたこと、その前提知識を身に付けられたおかげで、公務員試験が終わった今もニュースに興味を持てるようになったことは、公務員試験を受験して良かったと思うことの一つです。
◇人物試験対策
面接カード、面接練習に関しては、伊藤塾の添削、カウンセリング、プレ模擬、模擬面接をスケジュール通りにこなしただけで、得意にすることができました。本番の面接でも、模擬面接で聞かれたことのない質問はほとんどなく、落ち着いて、用意した通りに受け答えができました。
◇フォロー制度
マイページ内の質問対応がすごく良かったです。伊藤塾に入る前までは、すぐに質問することができる点で対面授業の方が良いのでは、と考えたこともありましたが、マイページでの質問対応で十分でした。むしろ、自分のペースで講義を受けられたり、受け始めても集中力が切れたら自分のタイミングで気分転換ができたり、苦手なところは何度も聞き直すことができたりするので、オンライン講義で良かったです。
私がとった勉強法
基礎能力試験
数的処理は得意だったし好きだったので、あまりガツガツは勉強せず、スキマ時間に1~2問解く、集中力が切れた時に解く、というのを大学3年生の秋頃からずっと続けました。大学3年生の3月以降、間違えた問題(ケアレスミスを除く。過去問、小教室、択一演習会の問題が中心。)をまとめるための1冊のノートを作りました。ノートには問題を貼って、自分にとっての最善の解き方を書きました。1度解いて迷いなく解けた問題はノートにもまとめず、もう2度と解かない一方で、直前になっても解けない問題はノートにまとめて繰り返し解くためです。
文章理解は、一度読んだら内容も答えも覚えてしまうので、同じ問題は二度と解きませんでした。
私は中学生の頃から問題を解くスピードが遅いことが課題だったので、本番と同じ問題数を同じ時間内に解く、という演習をできるだけ多く行いたかったです。そこで、文章理解で著作権許可が下りていない問題があったらテキストの解いていない問題をそこに挟み込んだり、2周目の過去問を解く際には文章理解のすべての問題をテキストの問題に差し替えたりしながら、本番と同じ状況(初見の文章理解、全部で30問を2時間20分)で解く、という機会を増やしました。
専門択一試験
講義を受ける、「これ完」で定着を図る、というのをひたすら繰り返しました。講義を受ける中では、先生が指定したところに指定された通りにマーカーを引き、指定された通りにメモ(青ペン)を書き加え、それとは区別して自分のメモ(シャープペン)も書きました。私は画像で暗記をする(テキストのページをそのままの配置で頭に入れる)ことが多いので、マーカーやペンの色は決められた・決めたルールを守って使いました。
「これ完」は、オレンジのペンで選択肢に直接メモを書き加えました。特に佐藤先生の講義では、「『これ完』の解説は読むな!」と言われていたので、佐藤先生の解説を欠かさずメモしておきました。問題を解きながら知識を定着させる、というのが自分に合った暗記方法なので、その問題を解くのに必要な知識はすべてオレンジペンでメモをして、赤シートで隠しながらメモを確認しました。久木田先生からは、「本番と同じような解き方をしなさい。5つの選択肢の中で、分かりそうな選択肢、文章が短い選択肢から正誤を判断していって、答えが出たら残りの選択肢は読まないで次に進み、後で振り返りのときに全部の選択肢を確認しなさい。」と言われていました。そこで、私は「これ完」本体にはオレンジペンで書き込みをしていたので、「これ完」の問題ページだけを印刷して、それにはペンで書き込みなどを一切せずに、久木田先生に言われた通りの解き方で解くためのものにしました。そして「これ完」本体に自分で書きこんだオレンジペンのメモで振り返るようにしました。「これ完」本体が、自分に最も合った解説書みたいになって、自分の特性に合致した演習方法だったと自負しています。
教養論文試験
裁判所は政策を書かせるような問題は出ないことが多いこともあり、毎月の教養論文は出したり出さなかったり、とあまり力を入れては取り組みませんでした。その代わり、
①テキストに掲載されている裁判所の過去問1題を、時間内に書ききってみる。
②相澤先生が言いそうな段落構成を自分なりに整理、足りない知識があったら調べる、それをノートにまとめる。
③もし同じテーマで聞かれたら、どのような方向性で書くかをメモしておく。
というのを、テキストに掲載されているすべての裁判所の過去問で、個人的に取り組みました。その際には、裁判所の教養論文対策の講義で話されていた、多様性、コミュニケーション、チームワークといった裁判所が好むと思われる分野を意識するようにしました。
人物試験
伊藤塾の面接カウンセリング、模擬面接、面接カード添削を、OKが出るまで繰り返しました。伊藤塾の先生の言葉を信じて、言われたことだけは徹底して自分のものにしました。
それ以外に、個人的に取り組んだことが2つだけあります。
①プレ模擬、模擬面接、民間の面接、本番の面接といった、あらゆる面接が終わったらすぐに、聞かれた質問を思い出せる限り書いて残しておきました。それを見ながら1人で練習できたし、なにより一度聞かれた質問に対しては最善の答えを用意して本番に臨むことができました。
②一問一答のような面接問答集は作らず(これだけは伊藤塾の先生からのアドバイスを守りませんでした)、イメージマップのようなものを作ってひたすら「喋る」ことで考えをまとめました。私は暗記が苦手なので、問答集を作っても回答の部分を覚えられないと思ったのと、初めてのプレ模擬で割と高評価をもらえたので、作り込み過ぎずに自然体で戦おうと個人的に決めたからです。
具体的には、「志望理由(各受験先ごと)」「長所・自己PR」「短所」「塾のアルバイト」「法律事務所のアルバイト」「大学のゼミ活動」「趣味・特技」「ストレス」「苦手な人」のようなテーマごとに、関連するワード、エピソードを書き、そこに書かれているワードを使いながら鏡に向かって喋りました。模擬面接での反応などを踏まえて修正加筆しながら、これを毎日(お風呂に入りながらなど)繰り返したことが、自分には合っていたと思います。
官庁訪問、省庁・自治体研究
自分でSNSやホームページをチェックして、情報収集に努めました。興味のある説明会は参加できるだけ参加しました。
他方で、いくら説明会に参加しても教えてもらえないような実情は、塾生サポーターやカウンセリングに頼りました。具体的には、官庁訪問は初日の午前中に第一志望の官庁に行く風潮がある、「他の官庁は回らなくていいよ」「2次試験頑張ってね」は内々定を匂わせている(1軍)、「上司が高く評価しています」は内々定の可能性あり(1軍半)といった曖昧な言葉の意味などです。
裁判所は中立的な立場を重要視しているから、面接では「正義感」「寄り添う」という言葉は使ってはいけない、ということもすごくためになりました。
普段の生活と試験対策の両立について
大学3年生の頃は、大学、アルバイト、試験対策を両立しなければなりませんでしたが、大学の課題は大学で終わらせ(空きコマや内職)、家で勉強に費やせる時間は伊藤塾の講義の受講に充てました。アルバイトは大学4年の4~5月はほとんど入りませんでしたが、それまでは平日週4程度で入っていました。そのため平日は試験対策のために多くの時間を費やすことはできなかったですが、「週末にまとめて受講して平日はその復習」を基本にしました。
モチベーションが下がったときには、裁判所のパンフレットを読み直して「どうしてもここで働きたい!」という気持ちを湧き起こしました。
大学の授業やアルバイト先では試験対策はあまりせずに友人と話すようにしたり、たまに週末にも友人と遊びに行ったりしながら気分転換をしていました。あとは元々数学が好きだったので、専門科目に飽きたら数的処理を解くようにして、科目を変えることで気分転換しつつも試験対策になるよう工夫しました。
民間企業の就職活動について
民間企業への就職活動もしました。「公務員になりたい」という考えではなく、「裁判、司法に携わりたい」という考えで、当初は第二志望が法律事務所(民間)だったからです。裁判所が不合格だったときのセーフティーネットを早いうちに作っておきたいと思い、早期選考にエントリーしました。
◇就活スケジュール
大学3年生の春頃から情報収集、説明会・インターンシップへの参加をしました。
大学3年生の10月頃に、興味のあった企業(法律事務所)の早期選考があったのでエントリーしました。
書類選考→SPI→一次面接・筆記試験(小論文と法律の試験)→最終面接という流れでした。最終面接が1月に行われて、内定は最終面接の2時間後くらいにもらいました。
◇業界・業種の選定理由
司法に携わりたかったので、法律事務所のみを見ました。
◇公務員対策との相乗効果
数的処理をやっていたおかげで、SPIの特に非言語(数学)は全く勉強せずに受けてもそこそこに解けました。民間企業の方が選考時期が早いので、面接対策に使うことはできると思います。民間企業の面接時期に合わせて自己分析をしていたので、公務員の面接カードをスムーズに作成することができました。
◇公務員対策との両立
特にありません。目の前のことに全力で取り組む、をモットーに、民間企業の選考の直前はそれに集中していました。ただSPI対策は2日ほどです。
今後のビジョン
裁判所書記官になって、自分の名前で裁判手続きを進めたいです。
法律事務所でアルバイトをしている中で、裁判所に行ったり、裁判所と電話でやり取りしたりする機会が多くあるのですが、その中で、丁寧に対応してくれる書記官もいれば、ちょっと高圧的でこちらから電話で問い合わせるのも気が引ける書記官もいます。裁判実務の素人としてアルバイトをして感じたことがあるからこそ、国民に開かれた裁判を実現することに貢献できるのではないかと思っています。法律事務所の秘書、本人訴訟の場合の当事者など、法律の専門家でない人も公平・公正に手続きを利用してもらえるよう、分かりやすく丁寧な対応ができる書記官になりたいです。
これから公務員を目指す方へのメッセージ
一度公務員を目指し始めたら、絶対に公務員にならなければいけないわけではありません。公務員か民間か、という一つの軸だけで選択肢を絞っていくのではなくて、自分がやりたいことはどこでなら実現することができるのか、という視点を忘れずに、進路を考えていくと良いのはないかと思います。迷っているなら、目指してみた方が良いです!頑張ってください!