人生をかけた試験では最も整った環境で実力を養成していくことが重要
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総合職 財務省 |
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プロフィール
受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
課外活動:プログラミングサークル、学習塾のチューター、ITエンジニアのインターン、交換留学
民間内定:-
目次
公務員試験を目指したきっかけ
もともと民間のみで考えていましたが、特に惹かれる企業がないと感じていました。エンジニアとしてインターンをしていた延長線で、デジタル庁について知り、関係者との調節を行いながら政策を企画するという業務内容、また、自身のやっていることが多くの人の役に立つというやりがいの大きさから、国家公務員を志望することを決めました。また、一般の就活の時期が留学期間に被っており、元々は大学院に進学予定であったのですが、就職したいという思いも強く、国家公務員に絞れば留学と就職を両立させることができるのではないかというのも、惹かれた一因です。
対策スタートのタイミング
4年の8月から学習を開始しました。7月に民間の企業について調べていたところ、自分にとっては、国家公務員と比して惹かれるところがないと強く感じ、国家公務員に絞って志望することを決めました。教養区分にあるプレゼンテーション等を苦手に感じていたため、春試験を受験予定でいたのですが、教養区分でも可能性があると感じ、受験を決断し、学習を開始しました。受けきれなかった授業もあり、早ければその方がよかったと思いますが、間に合ってよかったです。
伊藤塾を選んだ理由
大学受験や、その後塾のチューターをしていた経験から、人生をかけた試験では予備校を利用し、最も整った環境で実力を養成していくことが重要だと感じていました。伊藤塾は内定率や合格率が明示されており、どちらも高かったため、信頼し、伊藤塾を選びました。また、短期間の対策、留学とも両立しなくてはいけないということで不安を感じていたのですが、受講相談の際にスタッフの方から背中を押していただいたことも大きな決め手となりました。
伊藤塾のここが良かった!
◇講義・教材、論文対策
教材が豊富だったので、これをやれば受かるのだと明確なビジョンが見えやすく、計画も立てやすかったです。
伊藤塾では他の受験者よりも論文を重視しているように感じますが、かなり丁寧な指導により、最初にほとんど何も書けなかったところから、合格レベルまでもっていくことができました。
◇人物試験対策
また、二次試験での各対策においては、すべてオンラインでの場を設けてくださっていたので、留学先からでも対策することができ、本番は安心して臨めました。
◇フォロー制度
相談した際にはなるべくすぐに返信、日程化をしてくださり、勉強方法に悩む時間ではなく、内容そのものに多く時間を取ることができました。
佐藤先生とのカウンセリングでは、対策の方向性を確かめながら進めることができ、ある程度の自信をもって官庁訪問に臨むことができました。
私がとった勉強法
基礎能力試験
知能分野に関しては、初めて過去問を解いてみた段階から、合格レベルには達していそうだったので、そこまで多くの対策は行いませんでした。具体的には、過去問を3年分解いたのみでした。具体的に過去問を解いた点数をアドバイザーの方に送り、合格レベルであるので総合論文に集中してくださいとアドバイスをいただいたことで、適切な時間の使い方ができたと思います。
過去問を通じて、最後の3問の統計分野は必ず得点できると感じたので、それは一つの方針としていました。本番で、過去問にない英文にかなり時間を取られてしまったこと、難しい問題が例年より多く感じたことから、かなり焦って頭が真っ白になりました。しかし、一旦統計分野を先に解き、ここは取れていると自分に言い聞かせることで、やや落ち着いてその他の問題に取り組むことができました。
英文に関しても含めて過去問を解くべきだったので、時間がある人はかならず全て含まれた過去問を取り寄せた方がいいと思います。
時事対策として、ニュースの見方がわかる講義を全て受講しました。また、多くの内定者に勧められたため、「即効の時事」という本を購入して読みました。即効の時事の内容は勉強になりそうだったのですが、内容が多く、読み切ることができなかったため、ニュースの見方がわかる講義で絞ってニュースを知ることができていて良かったと思います。月1時事も受講しましたが、最新のニュースは出題はされないと聞いたので、どちらかといえば官庁訪問対策のつもりで見ていて、優先順位は落としていました。
知識分野に関しては、国際関係のすべての授業と、政治学の最初の5講を受講しました。国際関係は勉強にはなりましたが、アウトプットがない分、受講に加えて理解、暗記の時間をとらなくてはいけなかったので、効率は悪いのではないかと思いました。逆に政治学は、アウトプットがあったため復習がしやすく、実際にそれで1問取ることができたため、こちらを優先すれば良かったと思いました。
他には、学生時代とっていた倫理を復習しました。具体的には「これ完」の演習をし、選択肢が間違っている理由まで言えるようにしました。また、テキストに出てくる人物名を書き出し、どのようなことをした人物か答えられるようにしました。
総合論文・政策論文試験
学習開始時期が遅かったため、国家総合職ゼミの動画を後から視聴しました。はじめは自分で論文を書いてから受講しようと思っていたのですが、自分では全く書くことができなかったため、一周目はまず授業を受けました。半分ほど授業を試聴したところで、手本となる論文が提示され始めたため、それを読んだ後に自分なりの内容を書く練習をし始めました。最後に、手本になる論文が提示されていない授業でも、授業内容を踏まえて自分で論文を書く練習をしました。最初の数回は時間を気にせずに完成させることを目指し、その後は時間を計りながら書きました。
ゼミは、第三回に二回と通常回に一回だけ参加しました。みなさんの文章の書き方は参考になるものも多く、多くの人からフィードバックをもらうこともできたので、勉強になりました。
校内で論文の検討会があったため、そちらでは初見で文章を書きました。合格者の方にフィードバックをもらいました。
また、第二部対策として、授業内で提示された具体的な政策課題(宇宙政策、防災、外国人の安全に関する問題、文化財等)については、自身でも考えつつ、AIを使って現状を理解しました。現状、課題とそれに対する政策という大きな聞かれ方をしても答えられるように準備していました。
人物試験
政策討議試験では、伊藤塾が提供している授業を全て受講し、オンラインの模擬政策討議に参加しました。模擬政策討議で指摘いただいた中で、特に設問を意識するということは、自分に足りていなかった重要な視点であったため、本番でも意識しました。その結果、設問を踏まえてこのように議論を進めていきましょうというファーストペンギン的な役割を果たすことができたため、ありがたかったです。また、話せていない人に対して意見を振ること、自分だけで話しすぎないこと、といった基本的な部分も授業や模擬を通じて学ぶことができました。
この他には、財務省の政策討議型ワークショップにも参加しました。若手の職員の方がかなり的確なアドバイスをくださったので、参加して良かったです。
留学中でオンラインでの模擬しかできておらず、その点にやや不安を感じていたのですが、振り返ればそこまで大きな問題ではなく、オンラインでの模擬と同じように本番も進めることができました。
人事院面接について、伊藤塾では、一次試験直後のプレ模擬面接と、合格発表後の模擬面接を利用しました。プレ模擬面接では、民間の面接とは異なり、短く答え会話をするという前提を教えていただきました。また、模擬面接では、経歴がやや複雑でわかりにくいという客観的な感想と、それを説明するための方針をご提案いただき、それに沿ったことで堂々と簡潔に質疑に応えることができました。具体的には、農学を学びながら留学先でコンピューターサイエンスを学んでいることと、公務員志望であること、デジタル庁の他に財務省や厚生労働省を志望していることが結びつきづらいというご感想をいただきました。また、それを踏まえ、財務省や厚生労働省は一度置いておいて、コンピューターサイエンスを学んでいるというバックグラウンドからデジタル庁、総務省を志望しているという軸で話したほうが整理されているというご提案をいただきました。
その他には、総務省、厚生労働省の内定者の方が主催する面接の練習会と、大学の互助会でついてもらったメンターの方との練習をしました。多くの練習の機会があったことで、本番ではほとんどの質問は想定内でした。
官庁訪問、省庁・自治体研究
公務員を志望すると決めた段階から、試験時期に関係なくなるべく多くの説明会、ワークショップ等に参加し、省庁への理解を深めました。説明会では、質問をすること、終了後のアンケートで学んだことや気づいたことを書くことを必ずやろうと決めて臨んでいました。
佐藤先生とのカウンセリングでは、面談などの内容と自分が説明会に参加するにあたり心掛けていることを伝え、また、伊藤塾から内定者の方とお話しする機会を頂いていたので、悩みを相談していました。
普段の生活と試験対策の両立について
大学受験の時に使っていた勉強時間を計測し、スマホの使用を制限するアプリを使って勉強時間を確保するモチベーションにしていました。また、別の勉強計画を立てるアプリも使って、どのように一週間過ごすか計画を立てて学習を進めました。勉強中は、受講は少し負担が軽く、論文を書くのは負担が重く感じていたので、両者のバランスを考えることで、長時間勉強ができるようにしていました。二次試験の対策もやる気が出ない場面があったのですが、伊藤塾をはじめ他の人に準備したものを見せる予定をまず作り、その期限に向けて追い込まれることで準備を進めることができました。
民間企業の就職活動について
民間の就活時期である夏から春にかけてアメリカに留学中であり、時差の関係でイベントの出席が難しいことや、オンラインで本選考まで進める企業が限られていることから、民間の就活をする場合は大学院卒業後にしようと考えていました。ただ、民間の企業についても留学前にかなり調べていたのですが、公益性、人生のなかで社会に貢献したいという思いの上で、特に惹かれる企業がなく、公務員として働きたいという思いが強かったです。使える時間を全て官庁訪問対策に割くことができたので、その意味でもよかったと思います。
留学経験について
公務員試験の勉強をし始めたのが大学4年の8月初旬からで、8月下旬からアメリカに留学を開始し、教養区分は2回一時帰国をして受験しました。大学での専攻とは異なる社会科学について学び、人事院面接では、英語で新しい分野を学ぶことの難しさについて話しました。
日本ではアルバイトと授業、サークルでかなり忙しかったので、留学に来たことで、逆に授業以外の時間を全て試験対策に当てることができ、自分としてはよかったです。また、二次試験まで含めて、全てオンラインで、実地と大きな差がなく、学習や練習の機会があったので、そこは不安に思わなくても大丈夫かなと思います。
留学先での経験は自身の日本に対する課題意識を深めることに繋がり、志望動機を伝える上で役立ちました。また、個人の特性として積極性、英語力のアピールに役立ったと思います。
今後のビジョン
様々な経験を基に、将来世代も含めた聞こえにくい声以外も想像することができるような行政官になりたいです。
これから公務員を目指す方へのメッセージ
公務員は、国家という大きなスケールで人々の役に立つことができる唯一無二の仕事だと思います。また、官庁訪問を通じて多くの職員の方とお話しする中で、多様な経験を積みながら自身を大きく成長させられる点も、非常に魅力的だと実感しました。
伊藤塾の講師やスタッフの皆様には、大変お世話になりました。特に佐藤先生には、官庁訪問の準備において客観的かつ的確なアドバイスをいただき、自信を持って対策と本番に臨むことができました。また、塾生サポーターの方には教養区分での受験を迷っていた際に背中を押していただき、心から感謝しております。その後も、試験対策の折に親身に相談に乗っていただき、とても心強かったです。