手探りで独学して受験した結果不合格。計画的に学習する必要性を感じ入塾

総合職 経済産業省
I.Nさん

一橋大学 文系学部
最終合格:国家総合職 教養区分
課外活動:アルバイト

プロフィール

受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
課外活動:
集団塾講師(高校生)、個別指導講師(中学・高校生)

民間内定:シンクタンク、金融、経営コンサルタント業

 

 

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾を選んだ理由

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・今後のビジョン

・これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

私が公務員を志した理由は、公共の立場から社会課題の解決に携わりたいと考えたからです。幼い頃から身近に公務員がおり、公のために働く公務員の姿に関心を抱いておりました。中でも国家公務員を志望するようになった契機は、大学1・2年次に参加した学生団体の運営経験です。多くの国家公務員の方から政策形成の現場について伺い、国全体を俯瞰し課題に取り組む役割の重要性を実感しました。この経験から、社会課題に長期的かつ構造的に向き合える国家公務員を志望するに至りました。

 

対策スタートのタイミング

 

私が伊藤塾で本格的に公務員試験の学習を開始したのは、大学2年の2月です。前年の大学2年10月に、教養区分を独学で受験した経験が、きっかけとなりました。当時は学習範囲や優先順位を十分に把握できておらず、手探りの勉強となった結果不合格に終わりました。この経験から試験全体を見通し計画的に学習を進める必要性を強く認識し、冬休みを機に本格的な学習を開始しました。今振り返ると、基礎固めから演習まで十分な時間を確保できましたが、試験直前に最終的な詰め込みがあったためもう少し早めな学習を行うべきであったと実感しております。

 

伊藤塾を選んだ理由

 

私が数ある選択肢の中から伊藤塾を選んだ理由は二つあります。第一に、高い合格実績に裏打ちされた指導体制です。伊藤塾の教養区分のみならずリスクヘッジとしての法律区分も視野に入れた学習設計は、近年の試験制度の変更や試験に対する不安に備える上で有効だと考えました。第二に、先輩や友人が多く通塾していたからです。実際の学習状況や雰囲気を事前に把握でき、学習を継続する上での安心感や情報共有の面で大きなアドバンテージがありました。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

合格・内定に向けて、伊藤塾にして良かったと感じた点は以下の通りです。

 

◇講義・教材、論文対策

教材は試験に必要な情報が網羅されているだけでなく、講師が出題頻度に応じて重要度を明示してくれた点が特に有用でありました。学習の優先順位が明確になり、限られた時間の中でも効率的に暗記と理解を進めることができました。

 

◇ゼミ・質問会・交流会

他の受験生の学習進度や取り組み方を知ることができ、自身の立ち位置を客観的に把握する上で役立ちました。学習計画の修正やモチベーション維持にもつながったと実感しております。

 

◇時事対策

試験対策にとどまらず、社会の動きをどのような視点で捉えるべきかを学ぶことができました。公務員を志望する以前に、一社会人として必要な時事理解の基礎を身につける機会になりました。

 

◇人物試験対策

模擬面接では、本番さながらの質問内容と緊張感の中で練習を重ねることができました。また事前に面接の雰囲気を体感できたことで、本試験では落ち着いて受け答えすることができました。

 

◇フォロー制度

官庁訪問カウンセリングにおいては、官庁訪問での採用という目標のもと逆算して、現在どのような対策が必要か、また今後どうしていけばいいかのアドバイスを頂けたことが、効率的・有用的な対策に繋がりました。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

教養区分の基礎能力試験対策としては、伊藤塾の講義と教材を中心に行いました。まず過去問を解き、基礎能力試験Ⅰ部・Ⅱ部のそれぞれの目標点の設定と現状の点数の開きを把握しました。その上で、自然科学・人文科学・社会科学や数的処理・文章理解・時事といった各分野の目標点を逆算して設定しました。これにより目指すところが定まったため、勉強のモチベーションが継続できたと思います。これらの目標をもとに、講義と教材の勉強を行いました。講義・教材についてですが、教材は試験に必要な情報を網羅しているだけでなく、講師が出題頻度に応じて重要度を明示してくださったので、学習の優先順位が明確になり、効率的に勉強することができました。また時事対策については、基礎能力試験対策にとどまらず、最新の情報として総合論文試験対策に活かすこともできました。

 

 

総合論文・政策論文試験

総合論文の対策としては、伊藤塾の国家総合職ゼミに参加し、時間制約がある環境下で過去問題の演習機会を確保しました。演習後は他のゼミ生と議論を行うことでテーマへの理解を深めるとともに、講師から提示された参考資料を熟読・整理することで、類似のテーマが出題された際にも対応できる知識の土台を養いました。また、同じ大学の公務員志望者とも自主ゼミを開催し、相互に答案を添削し合うことで、多様な視点や論述の型を学ぶ機会としました。

 

 

人物試験

教養区分二次試験のそれぞれの対策は以下の通りです。

 

・企画提案試験

伊藤塾の企画提案試験対策講義を受講し、模擬企画提案試験にも参加しました。対策講義では参照資料の解説や想定問題を通じて、実践的な対策を行うことができました。模擬企画提案試験では実際の面接官とのやりとりを体験でき、質問の観点を知ることができた点も対策に活かすことができました。また大学の友人や知り合いの方との模擬練習も重ね、実践の回数を積み重ねました。

 

・政策課題討議試験

こちらも伊藤塾の対策講義と模擬政策課題討議試験に参加しました。これらを通じて実際の議論の流れを事前に把握でき、当日も安心感を持って臨むことができました。また、民間企業のグループディスカッションの経験も重ねることで、グループでの合意形成を図る機会を多く確保しました。

 

・人物試験

伊藤塾の面接カード添削を利用したほか、模擬面接に数回参加し、大学の友人と想定質問の作成を行いました。

 

以上の対策に一貫していたのは、実践的な練習機会を数多く確保することです。どれだけインプットを重ねても、アウトプットがうまくいかなければ元も子もないと考えたためです。

 

 

官庁訪問

官庁訪問に向けての対策は、以下の通りです。まず、各省庁の説明会に可能な限り参加しました。これにより各省庁の風土や政策への理解、キャリア形成のイメージを深めることができ、結果的に官庁訪問における人事面接・原課面接の対策にもつながりました。次に、友人との模擬面接です。実践的な練習を重ねたことで、当日の面接でも想定していた質問が多く出題され、落ち着いて対応することができました。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

普段の生活と試験対策を両立するため、主に三つの点を意識して学習を継続しました。第一に勉強とプライベートの時間を明確に区別しました。事前に予定を立てて外出する日を設け、それ以外の日は試験勉強に集中することで、オンとオフの切り替えを意識しました。第二に趣味であるトレーニングやランニングを継続したことです。毎日の生活の中に運動の時間を組み込み、単に休むのではなく心身をリフレッシュさせる休息を取ることで、学習への集中力を維持することができました。第三にアルバイトを継続したことです。就職活動や試験勉強により勤務時間は限定されましたが、週に一度は必ず勤務し学習から一度離れる時間を確保しました。生徒や同僚との会話が良い気分転換となり、結果的に学習の継続につながりました。

 

民間企業の就職活動について

 

民間企業への就職活動も、公務員試験対策と並行して行いました。

 

◇就活スケジュール

スケジュールとしては大学3年の4月から夏インターンの選考に参加し、夏休みに数社インターンにいきました。教養区分前後は活動を落ち着けた一方、1月から3月にかけての本選考には数十社参加し、複数社内々定をいただきました。

 

◇業界・業種の選定理由

業界としては、コンサルティング業界、シンクタンク、政府系金融機関を受けました。これらの業界は行政や公共分野との関わりが深く、政策や制度、社会課題に対して分析・提言・資金面から関与できる点で、公務員としての業務と親和性が高いと考えたためです。

 

◇公務員対策との相乗効果

公務員試験対策との相互作用としては、まず教養区分に合格していたことで、民間企業の本選考が集中する1月から3月にかけて、時間的・精神的な余裕を持って就職活動に取り組むことができました。逆に、民間企業で数多くの面接を経験したことは、教養区分の政策課題討議や人物面接、官庁訪問での面接にも活かされました。質問に対して端的に回答する姿勢、本質を捉えた回答をする姿勢が、こうした経験を通じて身につきました。また多くの緊張する場面を経験しておくことで、官庁訪問ではそこまで緊張することなく面接に臨めました。

 

◇公務員対策との両立

両立で意識した点としては、民間就活と公務員試験の面接で求められる能力には共通点があると考え、場数を多くこなすことにしました。具体的には、民間の面接で得たフィードバックを官庁訪問や人物面接の準備にも反映させることで、単に量をこなすだけでなく、一回一回の経験を次に活かす姿勢を大切にしました。

 

今後のビジョン

 

将来、以下の三つの視点を大切にした行政官を目指したいと考えている。

第一に、本省での勤務だけでなく、民間事業者や地方自治体、在外公館など現場との行き来を重ねる中で複数の専門性を身につけ、「あの人が言うなら」と信頼される行政官でありたい。行政官はしばしば「ゼネラリスト」と称されるが、私はキャリアを通じて複数の分野でスペシャリストとしての専門性を積み重ね、それらを掛け合わせることで分野を横断できるゼネラリストを目指したい。

第二に、「私はこう考える」という一人称の信念を持って政策を進めていくことである。受け身ではなく、常に能動的な姿勢で物事に取り組みたい。

第三に、周囲を巻き込みながら政策を推進できる行政官でありたい。自ら実行できることを示すことで相手の信頼を得て、説得力のある具体的な推進力を発揮していきたいと考えている。

 

これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

これから公務員を目指す方、また公務員と民間企業との間で進路に迷っている方へお伝えしたいのは、「両方に挑戦してみる」という選択肢を、最初から選択肢から外さないでほしいということです。私自身、公務員試験対策と民間企業への就職活動を並行して行う中で、負担に感じる場面も正直ありました。しかし、両方の選考を経験したからこそ、それぞれの面接で求められる力に共通点があることに気づき、また自分がなぜ公務員という道を選ぶのかを、他の選択肢と比較しながら納得感を持って言語化することができました。進路に迷うこと自体は決して遠回りではなく、むしろ自分の軸を確かめるための大切な過程だと思います。焦らず、しかし立ち止まりすぎず、一つひとつの選考や出会いを大切にしていただければと思います。また、これまで支えてくださった方々には、この場を借りて心よりお礼を申し上げます。多くの方々に支えられたことによって、今の自分の志望動機やビジョンを形にすることができました。

 

最後に、伊藤塾の講師・スタッフの皆様へ。基礎能力試験から総合論文、企画提案、政策課題討議、人物試験に至るまで、それぞれの段階で的確なご指導とフィードバックをいただき、本当にありがとうございました。特に、出題傾向を踏まえた優先順位の示し方や、実践的な演習機会を数多くご用意いただいたことが、限られた時間の中で効率的に、かつ自信を持って本番に臨む上で大きな支えとなりました。ありがとうございました。



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