伊藤塾を利用したことで「何に取り組めばよいか」を迷わずに済んだ

総合職 総務省
R.Nさん

国公立大学 文系学部
最終合格:国家総合職 教養区分(2年次合格)
課外活動:-

プロフィール

受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ
課外活動:-
民間内定:-

 

 

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾を選んだ理由

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・今後のビジョン

・これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

公務員に興味を持ったのは中学生の頃です。もともとソーシャルビジネスなど社会福祉に興味があったのですが、学校の卒業生で国家公務員総合職として働いている方のお話を伺う機会があり、「制度設計に携われるのは公務員だけ」というお話に惹かれて、公務員を将来の選択肢として考えるようになりました。そのとき教養区分の存在も初めて知りました。

激務との報道から迷いもありましたが、大学に入り教養区分を2年生で受験できると知ったことで、それまでずっと公務員を志望としてきたこともあり、まずは試験合格を目指し、それから進路を考えたいと受験を決断しました。

 

 

対策スタートのタイミング

 

大学1年生の8月です。大学生活にも慣れ、進路のことを考え始めた時期に伊藤塾の説明会に参加する機会があり、受講を決めました。2年生での受験を考えればスタート時期自体は適切だったと思いますが、全体の計画にはもう少し他の活動の忙しさも考慮して工夫が必要だったと思うことはあります。1年間かけて論文の書き方に慣れることができたのは良かったのですが、やはり1年生の間は大学の授業で手一杯であまり講義も受講できず、焦りが先行してしまったのが反省点です。

 

伊藤塾を選んだ理由

 

大学に入ったばかりであまり試験対策の情報源がなかったこともあり、説明会での説明が非常に分かりやすかったことから、予備校を利用したいという思いが固まりました。その中で伊藤塾に決めたのは、法律の勉強にも興味があり、将来的に司法試験を目指す可能性も考慮に入れていたからです。圧倒的な合格実績を持っていること、中学生時代に伊藤塾長の本を読んだことがあったこともあり、ここの塾で勉強したいと思いました。公務員を目指すにあたっても、法律の知識など実際に社会に出てからを見据えた学習ができることが決め手になりました。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

◇講義・教材、論文対策

教材の量が充実していて、優先順位もつけていただくことができたので、やることが明確で、何を取り組めばよいかの迷わずに済んだ点が良かったです。

 

◇ゼミ・質問会・交流会

自力で対策が難しい論文については、明確な指針を出していただけて、自主ゼミなどを通じて他の方のやり方を聞くことができたのがモチベーション維持にもつながりました。

 

◇時事対策

時事対策は、講義を経てニュースが頭に入ってくるようになったことが大きいです。漫然とニュースを聞いているだけでは答案に応用することが難しいので、その対策ができて良かったと思っています。

 

◇人物試験対策

伊藤塾の模擬面接や模擬企画提案は、実際に面識のない人と話す機会ができ、本番の緊張感を緩和するのに役立ちました。

 

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

文章理解は半年前くらいに解いて全体感を掴んでからは、特に対策はしませんでした。直前期にはまとめて解いて時間短縮と慣れに努めました。ここであまり点数を落とせないという意味では直前にやっておくと安心材料にはなると感じました。

また、私は英語に苦手意識があったので、直前にTOEICを受験し、対策を行うことで英語に慣れておくようにしました。大学に入学後英語に触れる機会が大きく減る人もいるので、そういった方は資格提出対策も含めて早めに進めておくこと、直前は英語に毎日触れることを意識するとよいと思います。

 

数的処理は夏休みに集中的に対策しました。実感としてとにかく終わらない、というのがあったので、時間を計って一日10ページほど問題集を進めました。すべての範囲を勉強することはできませんでしたが、本番では1問ミスに留めることができましたし、だんだんスピードは速くなってくるので、焦らず地道に問題自体に慣れていくことが大事だと感じました。

 

試験の半年前くらいに1回過去問を解いて全体感を掴みました。しばらくは論文対策がメインでほとんどタッチしていませんでしたが、大学の夏休みに大学受験期の参考書を引っ張り出し、各教科一冊ずつ程度決め、読み返しをしました。間違っている選択肢はほとんどが大きく違う内容になっているので、大学受験で使った教科についてはざっとした復習をするだけで大きく変わると感じます。マークシートなので、細かいところを覚えるというより大きな流れを思い出しておく方が効果的でした。

 

時事に関してはほとんど伊藤塾の時事対策講義のキャッチアップをすることで対策していましたが、直前には薄めの市販の時事対策の本を利用してざっとした復習を行いました。時事に関しては細かい内容も聞かれるので、1年くらい前からいろいろなトピックについてニュースを聞いておけると効果的だと思います。論文で使う時事は政治・社会系の内容が多いですが、こちらでは文化・自然科学まで幅広く問われる印象があります。

 

 

総合論文・政策論文試験

基本的には伊藤塾の国家総合職ゼミだけで対策しました。論文を時間内で書く経験を積むこと、論文の基本的な書き方や総合職試験に求められる考え方を身につけることを大切にしました。ゼミに時間内に参加することで半ば無理矢理でも論文対策に充てる時間を確保することができましたし、1年前くらいから時間をかけて対策を行うことで慣れることができたと感じています。時間があるときには自主ゼミにも参加し、他の人の答案を読む機会を作ることで、自分では考えつかない答案の書き方を参考にすることができました。

 

また、ニュースの見方がわかる講義や時事の講義を通じて時事的な問題意識についていけるようにしたこと、政治学や国際関係の講義で基本的な考え方を身につけられたことも、内容の幅を広げる上で役に立ちました。最初は内容面が全く思いつかなかったのですが、何を書くか分かってきたのは夏休みに入ってからようやくだったので、焦らず書き方に慣れることを優先してよいように思います。

 

 

人物試験

企画提案は提案内容を下書きしてから、模擬企画提案を伊藤塾や大学の対策団体でそれぞれ1回ずつ受けました。

早めに資料を読み込むようにしましたが、資料を読んだ後も施策の方向性がなかなか定まらずに苦労しました。資料を読んだ直後から候補を数個ぼんやりと考え始め、伊藤塾の指針講義を受けた後、本格的に詰め始めました。用意した施策は2つで、本当はもう少し数を用意しておきたかったのですが、具体化や細部まで詰めることを考えると時間的余裕がほぼありませんでした。1次試験合格発表後はほとんど企画提案対策に時間を費やしたと思います。

面接と同様、想定問答集を作るのが効果的だと思いました。できれば模擬企画提案前にそこまで詰められると本番までによりブラッシュアップできます。多くの施策は金銭面または動機付けの面の理由付けが大変だと思うので、そういった根幹部分を説得的に話せるかどうかが鍵になると思います。枝葉末節部分の説明よりは、その政策の大きな部分の重要性を話せるようになっておくことを要求されると感じました。

 

政策課題討議は伊藤塾の配信講義で試験の全体像を掴んだ後、大学での対策会や自主対策会、伊藤塾の模擬政策課題討議に計3回ほど参加しました。また、幅広いトピックに日頃からアンテナを立てることで、どんな分野の問題が出ても議論の中である程度新しい切り口を示せるように対策しました。ただ、内容面は何が出るか分からなかったので、特別に政策課題討議用の対策はせず、模擬試験とその反省程度に留めました。

本番でも、合意に向けて、という指定があったこともあり、グループ全体が初めのうちからゴールを見据えて議論できたことが評価されたように思います。練習を重ねることで、自分の立ち位置(ちょうどよい話す分量)が見えてくると思うので、なるべくいろいろな場を重ねておくとよい対策になると思いました。実際、模擬と本番計4回で、集まった人により位置が大きく変わるのを実感しました。就活経験者はそれほど苦労しない試験かと思いますが、2年生などグループディスカッションの経験があまりない方はとにかく場数をこなすことを意識するとよいと思います。

 

面接カードの準備は一次試験前から始めました。一次試験前には二次試験の準備について全く想像がついていなかったので、伊藤塾のゼミで面接カードの準備について強調されてよく分からないまま提出したのですが、後から考えるとこれが本当によかったです。企画提案対策に大きく時間を割かなくてはいけなかったので、面接カードの基本ができているのは安心材料につながりました。3回ほど添削に出す必要があったので(ESなどを書きなれている方はもっと早いかもしれません)、早め早めの準備が大切だと思います。

面接対策自体は伊藤塾と大学の自主対策会で計2回行いました。実際の試験は面接官が3人なので、緊張しやすい方は場数を踏んで慣れておくと本番が楽になると思います。

本番役に立つと感じたのは自分で作った想定問答集だったので、そこに時間をかけることは大事だと思います。自分自身でなぜその志望動機に至ったのかを掘り下げられると、一貫した応答ができるようになりました。

 

 

官庁訪問、省庁・自治体研究

2年生で教養区分に合格したため、3年生はほぼ一年間かけて省庁研究と志望省庁選びに時間を使いました。各省庁がインターンシップやワークショップの機会を用意してくれるので、自分から動いて積極的に参加すれば、次の職員訪問などのステップにつなげることができました。実際に説明会などで話を聞くことで本当に関心がある省庁に絞られてくるので、最初は幅広く見ておくことが重要だと思います。私自身オンラインでの説明会も含めれば秋までに主要な省庁はほぼすべて参加しましたが、その中で違いを言語化することで志望動機も話しやすくなるように思います。官庁訪問でも志望省庁間の役割の違いや迷っている点を重点的に聞かれるので役に立ちました。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

サークルに4つほど入っているなど課外活動には積極的に取り組みましたが 、試験前だからといって特別に活動をセーブすることはしませんでした。伊藤塾はオンラインで講義を配信しているので、自分の好きな時間に聞けるのがよいと思います。普段の活動の隙間時間に勉強をすることでむしろ時間が有効活用できたと感じています。また、こういった活動は面接での話題にも使えたため、勉強以外のことにもしっかり取り組むことが重要だと感じましたし、むしろプラスの面が大きかったと思います。一方、ゼミや試験直前の夏休みの間は、勉強にあてる時間を一定時間確保するよう努めました。

 

民間企業の就職活動について

 

行いました。3年生の四月から企業研究、夏~冬にかけて1Dayのインターンを中心に参加し、政府系金融やインフラなど、公共性の高い業界を中心に面接を受けましたが、冬ごろには公務員に絞る気持ちになっていたので、面接は官庁訪問の面接に慣れるつもりで受けていました。2年生で公務員試験を受けたことが民間の面接でも話をするのに慣れた状態で受験することにつながりましたし、ESも公務員試験のものを土台に書くことができました。一方3年生夏秋のスケジュールはかなり厳しめだったので、志望省庁の説明会やワークショップには必ず参加するなど、優先順位を決めて予定を立てることを意識しました。また、私自身は受けませんでしたが、早期選考が受けられるなら受けた方が精神的にも楽だと思います。

 

今後のビジョン

 

まずは配属先で得られる経験を一つひとつ吸収して多角的な視点から社会課題を考えられるようになりたいです。マクロ的な視点を必要とされる仕事だからこそ、初心を忘れず、日常で感じるミクロな視点を大切に、その部分を自分の基盤として動ける行政官になりたいと思っています。そして、社会の動きに対して敏感に、自分事として取り組むことができるように成長したいです。

 

これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

公務員は激務の報道などありますが、待遇も改善されていますし、官庁訪問含め就活中に大きく成長できるチャンスだと思います。初めから避けるのではなく、まずは説明会などを通じてその選択肢を視野に入れていただけたらと思います。

 

伊藤塾のスタッフの方々には特に試験対策で大変お世話になりました。就活という信頼できる情報源があまりない中で、プロのアドバイスをいただけることは安心感にもつながり、常に長期的な目線で考えた試験対策ができたことは非常に良かったと思っています。ありがとうございました。

 



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