公務員試験の魅力は、努力が正確に反映されやすい点

東京都庁
I.Cさん

早稲田大学 法学部
最終合格:国家一般職 教養区分(3年次)、東京都Ⅰ類B一般方式
課外活動:サークル・部活動、インターン

プロフィール

受講講座:国家総合職コース、国家総合職ゼミ、国家一般職ゼミ
課外活動:ボランティアサークル、教育関連企業での長期インターンシップ

 

 

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾を選んだ理由

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・今後のビジョン

・これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

公務員に興味を持ったのは、大学2年生の秋頃です。これからの進路を意識し始めた際、これまで活動してきたボランティアサークルのように、誰かのために最大限役に立てる仕事をしたいと思ったことがきっかけです。利益にとらわれず、常に国民・住民のことを意識して仕事ができる点を魅力に思いました。

公務員を実際に目指そうと決断したのは、同じ年の11月でした。その決め手となったのは、サークルやゼミの先輩方の話や、キャリアセンターのイベントです。試験対策や働く際のイメージが具体的になって、より公務員に対する意識が強まりました。当時、公務員の志望者減少に関する報道もありましたが、自分が心から魅力を感じた仕事であったため、世間の人気低下は全く気になりませんでした。ただ一方で、周囲に同じ進路を目指す友人がおらず、たった一人で試験対策に向き合わなければならないことには強い孤独と不安を感じていました。しかし、少しずつ過去問が解けるようになっていくにつれ、その孤独な気持ちというネガティブな感情を上回る自信がついてきました。

 

対策スタートのタイミング

 

伊藤塾で対策をし始めたのは、大学2年生の11月からでした。試験対策は、早く始めることに越したことはないと考えていたので、決断してからすぐに始めることにしました。他の合格者の方は大学3年生から始めることが多いので、私は比較的早い方だと認識していますが、時期は適切だったと考えています。早い時期からコツコツと勉強をしておくと、直前期に焦って詰め込む必要がないので、メンタル面で余裕を持つことができたからです。また、面接対策における自己分析は、時間をかけるほど成熟度が上がっていくものだと考えています。そのため、やはり早期にスタートを切ることが重要だと考えています。

 

伊藤塾を選んだ理由

 

伊藤塾を選んだ決め手となったのは、ゼミの先輩の勧めでした。伊藤塾は他の公務員予備校と比べて、カウンセリングや模擬面接などのサポートを受けやすいと言われたからです。また、伊藤塾は司法試験で特に有名なため、公務員試験において重要な法律科目について講義が充実していると考えたのも決め手となりました。

実際、カウンセリングや模擬面接は予約を取りやすく、質問フォームを通じた講師に対する質問や面接カード添削なども、レスポンスが早くとてもサポートが充実していたと思います。また法律科目も、頻出分野から出題頻度が比較的少ないマイナーな分野まで、網羅的に解説されました。それだけでなく、経済学や行政学などの行政系科目、数的処理や社会科学などの一般教養科目も、わかりやすく丁寧に解説されました。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

◇講義・教材、論文対策

講義については、非常に充実していると思いました。他の予備校と比べて1科目に対するかなり講義数が多いため、網羅的かつ丁寧に解説していただけたと思っています。もしどうしても分からないことがあれば、講師に直接フォームを通じて質問することができるので、「分からない」という状況を徹底的に解消できるようになっています。

 

◇ゼミ・質問会・交流会

ゼミについて、ZOOMを通じてリアルタイムで講義をしていただけるので、時期に合わせて試験対策などについて説明を受けることができます。また、他の受験者とディスカッションできる時間も設けられているので、共に刺激し合いながら成長できる環境も整っています。

 

◇時事対策

時事対策については、毎月解説講義が配信されるだけでなく、2週間に1回メールマガジンも配信されるので、最新のトレンドを見逃すことなく把握することができました。

 

◇人物試験対策

人物試験については、面接カード添削と模擬面接を通じて対策していただきました。良い意味で妥協がないため、非常に助かりました。

 

◇フォロー制度

カウンセリングは多様な講師陣から任意の講師を選んで受けることができるため、マンツーマンのサポートを受けることができました。試験対策の方法について分からないことがあった際、よく利用していました。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

数的処理は過去問と市販の問題集を使用して対策していました。文章理解について、英語はThe guardianに掲載されている英語のニュースを見て、英文に慣れようとしました。現代文は、普段法律の勉強で難解な文章を読んでいるので、特に対策する必要はないと思い、しませんでした。一般知識については、自分の好きな科目を選んで勉強していました。自然科学はほとんど手をつけず、人文科学は日本史と世界史のみ勉強しました。社会科学は専門科目として経済学や法律を普段から勉強しているので、特に対策はしませんでした。時事問題については、毎月配信されている時事対策講座を視聴したほか、ニュースサイトなどで最新のニュースを閲覧して対策しました。

 

 

専門択一試験

憲法・民法・行政法を中心に対策しました。講義を一周した後は、配布されたテキストと問題集を何周も閲読して記憶しました。

併願先の対策としては、労働法・刑法・経済学を勉強していました。労働法と刑法については憲法・民法・行政法と同じ対策をしました。経済学については、講義を視聴した後、問題集を解くことで対策しました。

 

 

専門記述試験

基本的に択一式の対策とあまり変わりませんが、記述式試験の過去問や予想問題をまとめたテキストが伊藤塾から配布されるので、構成案だけ作成して対策しました。テキストには数十問近い問題が掲載されているので、解答案を最初から最後まで全て書き切ってしまうと、膨大な時間がかかってしまいます。そのため、あくまで構成案だけ考える形を採用しました。

 

 

一般論文試験

 「2050東京戦略」のような、自治体のマスタープランを閲覧することで対策しました。他にもゼミで提供される資料から政策に関する知識やヒントを得ることで対策しました。また、記述する練習も欠かさずに行いました。伊藤塾ではゼミだけでなく、介護や少子化対策などのテーマごとに練習問題が提示され、その問題について解説する講義が毎月配信され、解答を提出すれば添削してもらえるシステムになっていたため、これも活用しました。とにかく書いて、フィードバックを受けて、改善点を見つけ出すという作業を心がけました。

 

 

人物試験

面接対策としては、自己分析と職員としてやりたいことについて重点を置いて対策していました。前者については、ガクチカとして話したいエピソードを3点ほどまとめて、生成AIを使用しながら深掘りに対する想定問答集を作成しました。他にも自己PRとして長所と短所をそれぞれ2つ程度用意して、生成AIを使用しながら想定問答集を作成しました。また、学生時代のことだけでなく中学・高校生時代のことも聞かれる可能性があったので、入っていた部活やその活動内容について想定問答集を作成することもしました。

後者については、「2050東京戦略」のような志望している自治体のマスタープランや、配属を希望している部署の資料(「東京都教育ビジョン」、「東京都交通局経営計画」等)を参考に組み立てました。施策の内容を詰める際は、講師カウンセリングで志望自治体に詳しい講師と相談しながら行いました。自分一人で調べるのは限界がありますし、講師の方が圧倒的に知識量は多いと思われるので、講師カウンセリングを利用することをおすすめします。

 

 

官庁訪問・自治体研究

自治体の方は、説明会に参加したり、マスタープランを閲読したりして情報を収集していました。きちんと情報を集め出したのは大学4年生の4月ごろとかなりギリギリの時期でした。これを読んでいる皆さんは、もう少し早く情報収集することをおすすめします。

省庁の方は、もともと総合職を志望していたこともあり、インターン、ワークショップ、対面相談会、説明会など参加できるイベントは全て参加するようにしていました。他にも「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」や「環境省重点施策集」などの公開資料を閲読することもありました。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

ボランティアサークルでの活動と、民間企業での長期インターンシップと並行して勉強していました。大学3年生の夏頃までは公務員試験よりそちらに力を入れて取り組んでいましたが、それ以降は活動頻度をかなり減らして勉強に注力していました。これらの活動を通じてさまざまな経験ができたので、面接や官庁訪問でガクチカに困ることはありませんでした。これを読んでいる皆さんは、大変だと思いますが、ぜひ公務員試験だけでなく、他の活動も並行することをおすすめします。公務員の面接では、志望動機やガクチカ、自己PRなどを自身の経験に結びつけて話さないといけないことが多いため、エピソードが多ければ多いほど話の引き出しが増えるからです。

気分転換としては、遠出をしたり、運動をしたりしていました。プライベートな時間を全て勉強にあてるのではなく、たまには勉強から距離を取ることも、勉強の効率を上げるためには必要不可欠だと考えています。

 

民間企業の就職活動について

 

万が一公務員の内定を一つも取れなかった際の就職先を確保するために、民間企業への就職活動も並行しました。大学3年生の春から自分が興味のある企業のサマーインターンに応募したり、面接を受けたりしました。

応募した業種は教育、物流、ITでした。公務員が第一志望だったことがあり、民間企業を手広く応募すると支障が出てしまうので、本当に自分の興味のある業界・企業に限定して応募することにしました。

民間就活に活かせた公務員試験対策は、数的処理と自己分析でした。数的処理対策は、SPIの実力を底上げすることに繋がりました。自己分析は、民間企業のESや面接でそのまま使うことができました。

試験対策と両立する上で意識したことは、メリハリをつけることでした。「この時間は民間企業の対策をする」「この時間は法律科目を勉強する」といったように、厳格なスケジュール管理をすることで、どちらも中途半端になることなくメリハリをつけて対策することができました。

 

今後のビジョン

 

新しいことに臆せず挑戦するチャレンジャー、複雑な課題を投げ出さず対処できるアイデアマンになりたいと思っています。近年の社会をめぐる諸課題は、予測困難かつ複雑になっています。その中で自治体を良くし続けていくためには、新しいことに臆せず挑戦することと、複雑化する課題にも真摯に対応していくことの2点がより重要になってくると考えています。

 

これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

公務員試験の魅力は、努力が正確に反映されやすい点だと考えています。民間就活の場合、面接官との相性や採用方針など、本人の努力ではカバーすることのできない要素が公務員試験と比べて多いと思います。公務員試験も官庁訪問や面接においてその要素が含まれている場合もありますが、民間就活と異なって、筆記試験の成績次第で面接の成績をカバーすることができるようになっていることが少なくありません。そのため、面接が多少苦手だったり、面接官との相性が悪くてうまくいかなかったりしても、頑張って筆記試験で高得点を取れば、逆転できる可能性が残されていることがあります。よって、公務員試験は民間就活と比べて努力でカバーできる部分が多いと考えています。

まだ公務員か民間企業で迷っている場合は、説明会に参加してみると良いでしょう。できれば、現役の職員の方と話すことをおすすめします。私も東京都庁を志望しようとした決め手になったのは、説明会で現役の職員とお話をして、その雰囲気が非常に良かったからでした。

 

最後に、分かりやすく丁寧な講義を提供していただいた講師の方々には、大変感謝しております。とりわけ、講師カウンセリングや模擬面接等で、筆記試験の対策スケジュールや面接で話す内容などについてマンツーマンで指導してくださった久木田講師、竹田講師、阿部講師、田辺講師、相澤講師、松田講師には、非常に感謝しております。上記の講義とカウンセリングがなければ、試験や官庁訪問で十分に実力を発揮し切ることはなかったと思います。



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※2026年度内定時点のものです。