講義内で問題を解くことで知識を定着。合格への大きな力となった

九州出先機関
K.Nさん

福岡大学 法学部
最終合格:国家一般職 教養区分
課外活動:サークル・部活動、アルバイト、ボランティア

プロフィール

受講講座:裁判所事務官一般職コース
課外活動:
サークル:ライフセービング アルバイト:スポーツクラブ(スイミングコーチ)、カフェ

     県のボランティア、青年団、成人式実行委員、世界水泳ボランティア

民間内定:西部電気工業株式会社

 

 

目次

・公務員試験を目指したきっかけ

・対策スタートのタイミング

・伊藤塾を選んだ理由

・伊藤塾のここが良かった!

・私がとった勉強法

・普段の生活と試験対策の両立について

・民間企業の就職活動について

・留学経験について

・今後のビジョン

・これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

 

公務員試験を目指したきっかけ

 

私が公務員を目指したきっかけは、高校生の時に読んだ本を通じて特定の職業に興味を持ち、それが国家公務員の分野だと知ったことでした。当時は将来の明確な目標が他になかったものの、元々公務員を志望していて現在は民間企業で働いている母から「ライフワークバランスを考えた際、結婚や出産後も仕事復帰しやすく、安定したキャリアを築ける」とアドバイスを受けたことで、公務員という働き方に強く惹かれるようになりました。

世間で公務員志望者が減少しているというニュースは耳にしていましたが、私自身は「初めて心からやりたいと思った職業に挑戦したい」という気持ちが強く、周囲の動向は特に気になりませんでした。

 

対策スタートのタイミング

 

学習を始めた時期は、大学3年生になる直前の2025年3月です。スタート自体は標準的な時期だったと思いますが、当時は「まだ時間がある」と甘く見てしまい、サークル活動を優先してあまり勉強に身が入らない時期も多くありました。

私は直前にならないとエンジンがかからないタイプで、後半は焦って追い込みましたが、甘い気持ちでは通用しないと痛感する場面もありました。また、文系出身のため数学系の分野で苦戦することが多く、もっと早めに基礎固めをしておけばよかったと強く後悔しました。結果的にはご縁があった組織に進むことができましたが、もう少し勉強しておくべきだったと感じています。

 

伊藤塾を選んだ理由

 

公務員や資格系予備校で長く働いている母の勧めがあったからです。公務員や裁判所職員を目指すなら伊藤塾が有名で実績があると聞いており、その分野に精通する母の言葉なら間違いないと思い申し込んでもらいました。

学内講座のほうが少し安かったのですが、授業の2コマ後から始まるためアルバイトが全くできず、時間の融通が利かない点が課題でした。また、夜型ではないため夕方以降に集中して授業を聞く自信がなく、自分のペースで進められる伊藤塾のオンライン講座を選択しました。ただ、すべて自己管理で進めなければならないため、時には怠けてしまい「学内講座のほうが強制力があってよかったのかな」と悩んだ時期もありました。それでも、自分の生活スタイルに合わせて最後までやり抜く力を養うことができたと感じています。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

伊藤塾にして最も良かったと感じるのは、民法や刑法などの講義が非常にわかりやすかったことです。独学ではどこから手をつければいいか迷ってしまったと思いますが、授業を通じて効率的な学習の順序や理解しやすいアプローチがわかり、スムーズに進めることができました。また、オンラインの受講システムも非常に便利でした。動画内にタイムスケジュールが記載されているため、復習したい部分へすぐに戻ることができ、効率的に見直せました。さらに、動画内で実際に問題を解く時間が設けられていたおかげで、ただインプットするだけでなく、その場で知識を定着させながら学べたことが合格への大きな力になったと感じています。

 

私がとった勉強法

 

基礎能力試験

民間企業や地方公務員の試験も並行して受験していたため、SPIやSCOAなどを受ける機会が多く、相乗効果で基礎能力や教養試験の対策が進みました。特に苦手だった数的処理は、高校受験の時のように何度も問題を解く反復練習を徹底しました。動画や調べ学習で解き方をインプットするだけでなく、AIを活用して似た例題を作ってもらい、数字や難易度を変えた応用問題が出ても対応できるように工夫しました。

 

 

専門択一試験

憲法や民法、刑法の中でも、特に民法は馴染みがなく、物のやり取りなどイメージがつきづらくて少し難しく感じていました。一方の刑法は比較的イメージ像が想像しやすかったものの、どちらも条文や判例の理解に苦労しました。

そこで工夫したのが、実際の判例を交えた講義の中で、何度も出てくる条文にその都度六法に付箋を貼り、視覚的に重要度を捉えることです。さらに、動画を視聴しながら今のは何条かなと先回りして自分で考え、わからなければチェックをつけて後で確認するほか、図を自分で書くことで理解を深めました。この地道な工夫が克服の大きな力になりました。

 

 

一般論文試験

もともと高校の時から論文を書くことが得意だったため、それほど多くの時間はかけずに対策を進めました。

ただ自分よがりにならないよう、過去問を解いたうえで、学内のキャリアセンターや、公務員講座で働いている知人など複数の人に見てもらい、客観的な視点から添削をしてもらいました。他者からのアドバイスを取り入れたことで、より説得力のある答案が書けるようになったと感じています。

 

 

人物試験

私にとって初めての人物試験となったのが国家一般職でした。その前に官庁訪問を経験しており、面接官の前で話すことに少し慣れていたものの、それだけでは不安だったため、学内のキャリアセンターで毎日練習してもらい、アドバイスをいただきました。さらに、面接対策専門の機関にも通うなど、徹底的に準備を重ねました。

特にやってよかったと感じているのが、自分の面接の様子を動画で撮影することです。動画を見返したところ、笑っているつもりなのに意外と笑えていないなど、自分では気づけない客観的な課題を発見できました。指摘されたことを書いて、考え直しては練習し直すというサイクルを繰り返したことが、本番の自信につながりました。

 

 

官庁訪問・自治体研究

予備校で働く知人から官庁訪問はハードだけど6つ以上は行った方がいいと勧められ、最終的に10箇所の官庁を訪問しました。第一志望の官庁は予約が集中していたため、遅い時期の官庁訪問になりました。内々定を貰えたとしても働く将来像が見えないと考えてしまった官庁以外はすべて受けるつもりで積極的に申し込みました。

合同説明会や業務体験会、大学1年のゼミで訪れた本庁などは事前に調べ尽くしていましたが、未知の官庁についてはES提出前にパンフレットやHPを徹底的に読み込み、過去の体験記も読んで急ピッチで準備を進めました。

はじめのうちは話す実力やESの内容が伴わず、第1クールでは内々定を得られず落ち込みました。しかし、クールを重ねるごと、また人物試験の経験を積むごとに面接への自信がつき、結果的に3つの官庁から内々定をいただくことができました。あの時諦めずに動き続け、数をこなして本当に良かったと感じています。

 

普段の生活と試験対策の両立について

 

大学生活では、サークル活動やボランティア、アルバイトなど様々なことに取り組みました。特に九州では珍しいとされるサークルに所属していたため、面接官がそこをとっかかりにして話を広げてくださることが多くありました。私は日頃から、活動の中で自分の言葉で伝えられるか、どういう立ち回りをしたか、なぜこれを始めたのかを意識して考えるようにしていました。

また、アルバイトで多様な年齢層の方や多くのお客様と接した経験は、面接の場でも大きな強みになりました。様々な人と話すことに慣れていたおかげで、本番の面接でも過度に緊張せず、自然体で臨むことができたのが内定の勝因の一つだと感じています。日々の学生生活や経験のすべてが、面接での自己PRや受け答えの土台になっていたと思います。

 

民間企業の就職活動について

 

◇就活スケジュール

大学2年の冬頃から、先輩に紹介していただいた就職支援サービス(スポナビなど)を利用して面談を受けたり、合同説明会に軽く参加したりしていました。本格的に動き出したのは3年の10月頃です。

 

◇業界・業種の選定理由

当時は明確にやりたいことが決まっていなかったため、業界は絞らず、本が大好きなので出版業界やBtoBの企業を中心に、消去法や、公務員以外になったとしてもここなら働きたいと思える軸で広く受けていました。選考を進む中で自分の適性や本当にやりたいことを見つけたいと考えていたからです。

 

◇公務員対策との相乗効果

民間の選考で先に内定をいただけたことで、「いざとなれば行くところがある」という精神的な安心感につながりました。また、民間の面接を何度も経験したおかげで、公務員の本番の面接でも「初めてではない」という余裕を持って臨むことができたのが大きかったです。

 

◇公務員対策との両立

逆に、民間から内定をもらえた安心感から少し気が緩み、勉強に対してだらけてしまった時期があった点は反省点です。しかし、民間の選考を通じて得た面接慣れや度胸は、公務員試験の人物試験でも確実に活きたと感じています。

 

留学経験について

 

高校生の頃から入学後の目標としていた、学部の選抜者研修の面接に合格し、2025年1月31日から2月14日までの2週間、ニュージーランドへ留学しました。出発前の前期期間には、同国の文化や先住民族の歴史、法的機関について事前に学び、2週間のホームステイに向けて最低限のコミュニケーション力も磨いて臨みました。

現地では大学や法的機関の見学を通じて、日本とは似て非なる法律や先住民族の歴史を深く学ぶことができました。当時は本格的な公務員試験の勉強前であり、この経験がいつか、どこかで活かせればという思いでの参加でしたが、結果的に民間・公務員を問わず面接で自分の言葉で語れる大きな武器になりました。

 

【後輩へのアドバイス】

試験対策との両立やタイミングに悩むこともあるかもしれませんが、留学先で得た視野の広がりや異文化での経験は、面接官に強い印象を残す素晴らしいアピールポイントになります。

 

今後のビジョン

 

内定をいただいた組織の具体的な業務内容については、今後入庁してから本格的に学んでいくことになりますが、私の目指す行政官像は「この人に仕事を依頼すれば信頼できる、どうにかしてくれる」と周囲から思ってもらえる存在になることです。

まだまだ分からないことだらけのスタートではありますが、日々の業務を通じて少しでも国の安全や社会に貢献できるようになりたいと考えています。常に自分の仕事に誇りと責任を持ち、柔軟に学び続けながら、誰からも信頼される誠実な行政官を目指して全力を尽くします。

 

これから公務員を目指す方へのメッセージ

 

もしこの仕事に就きたいという明確な目標があるなら、早い段階から勉強を始めておいて損はないと思います。公務員試験に限らず、民間企業の選考でも適性検査などを受ける機会は多いので、培った力は必ず活きてきます。

また、苦手な科目があっても、ここだけは得意と言える部分が一つあるだけで大きな自信になります。勉強だけでなく、面接や人物試験もとても重要になってくるので、日頃から自分の経験を言葉にする練習をしておくと安心です。不安なことも多いと思いますが、自分のペースで一歩ずつ頑張ってください。

伊藤塾の講師の皆様、スタッフの皆様のおかげで内定をいただくことができました。本当にありがとうございました。



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※2026年度内定時点のものです。