仕事、子育て、介護生活…継続できたのは「ここでやめたら後悔する」という思いから

主婦業と両立

M.Nさん (64歳)
 

合格者イラスト
京都大学文学部卒業 主婦

受験回数:3
主な受講講座
【入門講座】 入門講座速習生(山村クラス)
【中上級講座】 出題の手口を通して本試験を知る講座、択一実戦力養成答練、記述式答案構成力養成答練
【直前対策講座】 択一直前総整理講座、うかる!記述式、全国公開模擬試験



私はこうして司法書士を目指す決意をしました

長い介護生活により成年後見制度の重要性や法律知識の必要性を認識し、司法書士を目指すことにしました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法
 

ごく普通の学習法で特筆するようなものはありません。
午前択一は、当初は安定して得点できましたが、徐々に知識が混乱して間違いが多くなり、基礎を確実なものにするために、相当の時間を割きました。
午後択一は当初は間に合わずに焦りましたが、次第にやった分だけ着実に点数がアップ。
午前択一は問題文にひねりなどが多く、つい、引っかかってしまいがちですが、午後択一は比較的素直な問題が多く、得点源にすると、安定すると思いました。

中上級段階の学習法

択一は「択一直前総整理講座」で、文字通り総整理をしました。
記述の商業登記は苦手だったのですが、蛭町講師の「出題の手口を通して本試験を知る講座」を受講、特に任期計算ドリルは繰り返し活用しました。
また、「うかる!記述式」の重量級の課題に精神的にも鍛えられました。

昨年は、1月から記述の答案を毎日書き続けたため5 月には腱鞘炎が悪化し、試験当日にも痛み止めを飲んだ反省から、今年は省略形や口頭でするなど書く量を減らす工夫をしました。
体調管理を1番に考え、最後の1週間はスケジュールを入れないようにしました。

 
反省のポイント

私はすべてインターネット受講で、メリットも大きいですが、デメリットも大きい。自分が今どの辺にいるのかの把握、試験に関する情報の収集など、通学なら得られるであろう講義以外の部分は、意識して埋めていくことが必要だと思いました。
そして何よりも痛感したのは「受験は体力」。睡眠時間の確保は効率的な暗記のためには不可欠で、最後の年は栄養管理も含め、体調管理に努めました。

最後に

法律の基礎知識もないまま司法試験を目指した直後に介護生活が始まり、仕事・子育て、そして介護とで、勉強は頓挫。長いブランクの末、司法書士試験を目指しました。
何度もくじけそうになりながらも、何とか合格にたどり着いたのは「ここでやめたら後悔する」との思いと、一方で、介護生活で学んだ「むやみに自分を追い詰めない」との自戒があったからだと思います。
多くの方々、家族、そしてこの途に導いてくれた亡き母に感謝。