プライベートも重視しWeb 受講で一発合格!
挫折と後悔の10年を、夢と希望に変えた司法書士

岩渕 菜々さん(30代)
★一発合格

◆受験回数 1回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》記述式答案構成力養成答練
直前対策講座》うかる!記述式、プレ模試、全国公開模試

はじめに

 私は伊藤塾や他の受験指導校の無料公開講義を試聴し、「伊藤塾の山村拓也講師のクラス(Web 受講)で絶対に一発合格する!」と決心して、受験勉強をはじめました。そのため、山村クラス一発合格目標で、Web受講以外の方には参考にならない部分も多々あると思いますが、ご了承ください。

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 高校生の時には夢がありましたが、大学卒業後その夢を諦めてからは何もやりたいことが見つかりませんでした。就職をしても毎回数ヶ月で辞めてしまい、その後は数年間無職でした。だんだん年齢的にもこのままではマズいと思うようになりましたが、就職活動をする気も起きず、とりあえず何か資格でも取ろうかな、と思いました。最初は何となくかっこいいという理由で税理士を目指し受験指導校に通いましたが、2ヶ月で挫折し退学してしまいました。この頃は、もう自分は何をしても長続きしない人間なんだと思っていましたが、学生時代に法律の勉強をしていた時はすごく充実していて楽しかったなあと思い出し、司法書士試験の無料体験講義を聞いてみました。そして山村講師の講義を試聴した時、この講師のもとでなら私でも合格できるかもしれないと思いました。ライブ受講にするか、Web 受講にするかはかなり迷いましたが、正直なところプライベートの楽しい時間を自由に確保したかったこともあり、Web 受講に決めました。
 その後、伊藤塾のスタッフの方に電話で相談に乗ってもらい、今回こそは絶対に最後までやり遂げよう、今まで遠回りをしてきた分、絶対に一発合格しよう!と決心しました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

☆山村クラスの良さ☆
【答案構成】
 これが他の受験指導校の無料体験講義を受けて山村講師のクラスで頑張ろうと決めた一番の理由です。時間との戦いの記述式試験において、早く正確に答案構成することは不可欠です。この答案構成の仕方を、山村クラスでは1 からわかりやすく教えていただけました。本試験の記述式を突破できる答案構成力を身につけるためには山村クラスに勝るものはないと自信をもっておすすめできます。

【メンタル面】
 山村講師は直前期だけでなく早いうちから、講義中に本試験当日までの心構えなどメンタル面でのアドバイスもお話ししてくださいました。正直、「入門講座」の最初の数ヶ月はそのようなお話しは全然実感がわかず、とりあえずメモだけ取っておくという形でした。そのメモは本試験が近付くにつれ実感でき、心の支えになりました。
 また、講義中に山村クラス出身の合格者の先輩が体験談等をお話しくださったこともモチベーションアップにつながりました。私はWeb 受講で受験仲間がいなかったので、前年度の合格者の方の生の声を聞けたことはとてもタメになりました。

【短期合格】
 山村講師が何度もおっしゃっていた、「入門講座の知識だけで合格できる」ということを私が心から実感できたのは本試験終了後でしたが、本当にその通りだと思います。はじめて記述の過去問を解いた時には全然解けなくて、「入門講座の知識だけでは無理では?」と疑ってしまったこともありましたが、山村講師を信じて「入門講座」以外に手を広げすぎないように心がけたことが、短期合格への近道だったと思います。

【Web 受講のメリット】
 ライブ受講にもたくさんメリットはありますが、Web 受講の最大のメリットは講義を倍速で受講できることだと思います。山村講師の話し方はとても綺麗なので、倍速でも十分聴きとれます。倍速で聴くことで、より集中して講義を受講でき、頭の回転も速くなると思います。また、受講時間も半分に節約できるので、講義当日に復習する時間を確保しやすくなります。難しい分野の講義は倍速で聴いてしまうと理解できないのでは? と思われるかもしれませんが、個人的には倍速で聴いて理解できないことは普通に聴いても理解できないと思います。難しい箇所は勉強が進んだ段階で理解できれば良いと割り切って先に進みました。

☆私の学習方法(やって良かったこと)☆
 山村講師が講義中「ここは暗記!」とおっしゃった箇所には付箋を貼り、その日の講義後の復習の際にノートに書き出し、1 科目の講義が全て終わった時にそのノートに書いたことを全て朗読してスマホのアプリに録音しました。この暗記事項の録音は、家事をしながら聞いたり、気分転換にウォーキングをする際に聞いたりしていました。「入門講座」の全ての内容を暗記することは不可能ですが、せめて山村講師が「ここは暗記!」とおっしゃった箇所だけは確実にモノにしようと心がけました。その他、民法総則・根抵当権・憲法統治等、条文知識がそのまま択一式試験で問われそうな分野の条文も、録音して何度も繰り返し聞きました。
 また、ライブクラスのスケジュールに1週間以上遅れを取らないようにプライベートの予定を立てました。Web 受講だと受講日時が決まっているわけではないので、ついつい遅れ
てしまいがちだと思い、自分の中で決めた『ライブクラスから1週間以内』を厳守しました。
 そして、適切な目標を立てることを意識しました。途中で挫折してしまうような高すぎる目標を立てないことはもちろんですが、低い目標を立てるべきでもありません。もし勉強に専念できる環境にあれば、『3年以内に合格しよう!』、『1年目は午前択一式の基準点を突破できればいいかな』等といった目標を立てるべきではありません。自分の置かれた環境に対して低い目標を立ててしまえば、それ以上の結果を出すことは困難です。早いうちから合格体験記に書く内容を考えてみる等、合格することをイメージし続けました。直前期には何度も『もう今年は無理かもしれない』、『むしろ合格目標を来年に変更すればこんなに苦労しなくてすむ』などとも思ってしまいましたが、それでも本試験に合格しなかった場合の自分をイメージしたことや、不合格だった場合の翌年について計画したことは一度もありません。無理かもしれない、失敗するかもしれないと思ってしまっても、結果発表の日に自分の受験番号が載っていることだけはずっと思い続けました。

☆直前期の伊藤塾での受講講座☆
「記述式答案構成力養成答練」
 直前期の講座はたくさんあり、何を受講すれば良いか迷いましたが、山村講師が解説講義をされるということもあり、この「記述式答案構成力養成答練」を受講しました。最初のうちは不登法では枠ズレをしたり、商登法では基本的なひな型も書けなかったりしましたが、解けなかった問題の復習をきちんとすることにより、いつの間にか模試等でも合格推定点を取れるようになっていました。また、この答練を受講する前は記述の勉強を楽しいと思ったことはありませんでしたが、解説冊子の最初の「出題の趣旨」中に書かれている「事件のあらすじ」や「この会社で起こったこと」のおかげで登記法に具体的なイメージを持つことができ、はじめて記述の勉強を楽しいと思えました。
 そして、今年の本試験の不登法の記述式でも、「記述式答案構成力養成答練」のおかげで枠ズレはしないですみました。難しいひな型は書けなかったし、基本的な登記事項も記憶が曖昧で間違えてしまったりと小さなミスはかなり多かったですが、枠ズレをしなかったというだけで点数は思ったよりかなり高かったので、「答案構成力」を身につけることができて本当に良かったと思いました。

最後に

 伊藤塾で司法書士試験を目指して本当に良かったです。それまでの10年間、私は何をしても長続きせず、夢も目標もない人生をダラダラと歩んできました。伊藤塾で勉強した1年数ヶ月は自分にとってはものすごく長い道のりでしたが、その道を最後まで歩き続けられたことは大きな自信につながりました。
 あきらめることは簡単かもしれません。それまでの努力を無駄にすると分かっていても、あきらめてしまえばラクになれます。直前期には何度もあきらめたくなりました。本試験中にも2度、今年はもう無理だと思いました。それでも、最後の1 秒まであきらめられませんでした。
 挫折と後悔だらけの10年を過ごしてきた私に、継続する力を与えてくださった山村講師をはじめとする伊藤塾の講師の方々には感謝しかありません。そして、受験勉強に専念できる環境を与えてくれて静かに見守ってくれた両親に一番の感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。