細切れの時間を確保して毎日勉強すれば
フルタイム勤務でも合格できます

髙木 良太さん(40代)

◆受験回数 6回
◆主な受講講座
入門講座入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》司法書士合格への「思考力」完成ゼミ
直前対策講座》直前パック、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 親族が司法書士だったこともあり、司法書士という仕事は身近な存在でした。数年働いたその事務所が閉鎖することになり、この際なら専業でやってみようと思い専業で勉強を開始しました。ただ、実務経験はありましたが講座を受講するのははじめてで、友人の紹介で伊藤塾が良いとのことから山村拓也講師の「入門講座」ライブクラスに申し込みました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 当時、仕事をしていた都合上、「入門講座」は秋からの途中参加になり不動産登記の終わりの頃だったと思います。途中からの参加でしたので、授業についていくのもやっとでしたが、更にもう講義が終了してしまった民法と不動産登記法も消化しなければならなかったため、この頃はテキストの復習と過去問が満足にはできていなかったです。特に過去問は難しくてよくわからず、解説を読んでも理解できないため疎かにしてしまっていました。その結果1年目の本試験は午前、午後とも択一式で基準点を超えられませんでした。

②中上級段階の学習法について

 2年目は、中途半端にしかできていなかった「入門講座」の音声を聞いて勉強することにしました。それに伴って過去問も全て解きました。年内はインプット重視で勉強し、年明けからは伊藤塾の「演習コース」を受講してアウトプット重視で勉強しました。テキストと過去問の往復のおかげで成績は安定し択一の基準点は超えるものの、あと一歩合格点には届かず3回目の受験では総合で4 点足らずに不合格になりました。その頃から自分の中で「次は大丈夫だろう」と変な自信というか過信が生じ、次の年も、その次の年も択一で基準点を超えられませんでした。一度合格に近づいて基本的な部分や過去問を疎かにしてしまっていました。
 合格した年は年内から過去問を解き、2005年度位までの過去問は一通り回すことができました。年明けからは「演習コース」をペースメーカーとして勉強しました。記述の講座「記述式答案構成力養成答練」と「択一実戦力養成答練」は良問が多く、どちらの講座も本当に素晴らしいと思います。

③直前期の学習法や試験当日について

 直前期は「うかる!択一式」、「うかる!記述式」の講座を受講しました。どちらの講座も本試験の出題範囲の予想もあり、時間がなかった自分にはありがたい講座でした。模試は伊藤塾の2回しか受けませんでした。しかし、伊藤塾の模試では2回とも択一式の点数が思うように伸びない状態でした。本試験まで1ヶ月前後しかない状態でこれはマズいと思い入門講座山村クラス同期の友人に相談しました。友人からのアドバイスは、時間がないならせめて平成の過去問だけでも解いたらどうだろう、というアドバイスでした。自分も限られた時間で最大限の効果を出せるのは過去問しかないと考えました。本試験前、勤務している事務所から試験前2週間休みをいただけたので、その2週間は毎日過去問だけを解き、平成の過去問だけは完璧な状態で本試験に臨むことができました。平成以降の過去問は絶対に解けるという自信があったためか本試験は落ち着いて臨むことができました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

 今年6回目の受験で合格することができ、試験後の今感じていることは続けることの大切さです。これは、授業の時に山村拓也講師が言われていたことなのですが、勉強の仕方も大事だが、「勉強を続けることが大事でありそして難しい」とのことでした。自分でも6年間勉強を続けられたことは一人の力では達成できないことだと思います。これは家族の協力と、そして自分には入門講座山村クラスの時の同期の仲間がいたからだと思います。自分はこのクラスで、そしてこの同期の仲間がいなかったら司法書士試験に合格はしていなかったと思います。山村講師、同期のクラスの皆さま本当にありがとうございました。

最後に

 この試験は、勉強ができない時期もなんとか自分なりに勉強を続けていけば合格できると思います。私は受験2年目の途中からアルバイトをはじめ、4年目からは司法書士事務所の補助者として働きました。専業の頃と比べると勉強時間が格段に少なくなり、勉強時間を確保することが大変でした。最後の2年間はフルタイムで仕事をしていたので、平日は仕事が終わった後の夜に1時間から2時間勉強しましたが、平日仕事が終わった後は疲れているため眠気との戦いでした。眠い時は早く寝てしまい、早朝仕事の前に勉強し平日は体力的に厳しかったです。通勤電車の中では片道毎日40分前後は勉強時間を確保し、また昼休みは昼食を軽めにして50分位は勉強していました。フルタイムで仕事をしている以上細切れの時間しか確保できませんでしたが、毎日続けることができれば合格に必要な最低限の時間は確保できると思います。
 6年間伊藤塾で勉強し合格させていただきましたが、自分にとっては合格した「結果」も大事ですが、6年間クラスのみんなと過ごした「過程」も大事な財産です。これからはこの経験を活かして社会に貢献できる司法書士を目指していきたいです。