厳しかった校則への疑問が
法律の扉を拓いた

私が通っていた中高一貫の女子校にはとても厳しい校則がありました。髪の毛の色や長さ、スカートの長さ、お昼ご飯のパン、眉毛の太さ、などいたることが校則で細かく規制されていました。そんな中学時代、細かいことはわかりませんでしたが「ちょっとこれは法律違反じゃないの」と疑問を覚えていました。そんな理不尽な校則への反発心から、図書館で法律の本、しかも憲法の本を読んでみました。すると憲法には“人権”が条文の中で認められ保障されている、しかも幸福追求権なんてことも書いてありました。最初は「この校則おかしいよね」から始まった法律の世界ですが内容が面白くてどんどん惹かれて、いつしか法律の仕事に就きたいと考えるまでになりました。
さて法律の世界にと思ったら、「法律の勉強するのだったら中央大学」と法学部に入学しました。資格についてあまり詳しくなかったので、「中大だったら弁護士」と司法試験を目指しました。まずは大学の法職講座で勉強しましたが、厳しかった中高時代の反動か、所属していたバンドサークルに没頭し司法試験より遊び中心の生活をしてしまいました。そんな状況ですから単位も落とし、これはまずいとサークルは脱退しました。もともと厳しい学生生活をすごしていて、根っからの“遊び人体質” にはなりきれず、「親から仕送りもらって何やっているのだろう」と考え試験勉強を再開しました。

“司法試験”受験では
“すばらしい仲間”に出会う

  司法試験の受験勉強を再開した私は「独学では無理だ」と考え受験指導校を探しました。ちょうど近くに候補が2校あったのですが、伊藤塾のほうが明るいイメージだったので伊藤塾に決め、司法試験の入門講座を受講しました。講義は面白かったので、軽く復習はしていましたが、ただ講義を聴いて勉強する程度で、優等生ではなく、理解度はまったく足りていなかっ たと思います。このような学習では在学中の合格はできず、いったんあきらめて、一般企業に就職することにしました。断念した司法試験ですが、入門講座で知り合った仲間とは、司法書士試験に合格した今でもお付き合いがあります。また司法試験の学習は、司法書士試験に合格するまでのさまざまな場面で役立ちました。今となってはここが私の合格のルーツだと思います。

やっぱり法律から
離れたくない

基準点発表日の日に旅立ってしまった
ペットのモモンガが受験を支えてくれました

司法試験受験をあきらめ、就職しましたが、「何らかの形で法律と接していたい」という気持ちは持っていました。そのため最初の就職先は法律資格にかかわる企業、そして次に転職した先はファイナンス系でしたが弁護士などに交渉する業務を担当させてもらいました。そして就業していた期間も行政書士や裁判所事務官の受験を検討するなど、法律に携わっていたい、いや、それよりも“法律から離れたくない”という気持ちを強く持っていました。

 

やっぱり仲間とともに
輝きたい

合格祝賀会で塾長 小山講師
同期合格者と

その後塾の講師などを経て、ついに司法書士試験の学習を始める契機がやってきました。ひとつは婚姻関係の解消、もうひとつは司法試験入門講座で知り合った友人との集まりでした。結婚式だったので久しぶりに東京以外のメンバーと再会しました。友人たちは弁護士で活躍していたり、その他の友人たちも人生がとても楽しそうでキラキラしていました。私もこの場で前向きな力をもらい「私も絶対この仲間と一緒に輝きたい」と思い司法書士試験の受験を決意しました。法律から離れたくなかった私ですが、実は争いごとは嫌いで、それならもう少しやわらかい身近な法律家のほうが自分にあっていると考えると、司法書士試験受験は自分でもとても納得のいく決断でした。 

“司法書士”受験でも
“すばらしい仲間”に出会う

学習はあたりまえのように伊藤塾と決めて、御茶ノ水校の入門講座小山クラスで勉強を開始しました。司法試験受験からは 10年のブランクがあり、忘れていたことも多かったので入門講座を受講しましたが、私には最適の選択でした。小山講師の講義はアツく、わかりやすい講義だったので面白くてどんどん入り込んでいきました。ライブクラスで一緒に学ぶ塾生は環境がさまざまですが、目的が同じなので最初の懇親会ですっかり打ち解けて、今でも仲良くしています。

気持ちで負けるな!
小山講師の入門講座

小山講師の入門講座を受講して、受験に対する甘えが抜け、覚悟ができました。司法試験の受験経験から、軽く考えていたところがあったのですが、司法書士試験の厳しさを学び真剣に勉強しないと絶対受からないと身にしみました。また「気持ちで負けるな!」は今でも実践しています。「このクラスを一人残さず合格に導く」という言葉からは講師の本気度や熱意がひしひしと伝わってきました。その後何度か受験して合格できましたが、合格のためには入門講座は必要不可欠でした。

“勉強できる喜び”
合格した今思うこと

今年は今までで一番勉強時間が少なかったかもしれません。というのも、11月ごろ母が体調を崩し看病のため、受験勉強どころではなくなってしまいました。「このまま看病生活が続くのかな、会社も辞めたほうがいいかな」などとネガティブな考えばかりで時間的にも精神的にも勉強できない期間が続きました。しかし3月ごろ奇跡的に回復したのです。試験までは4ヶ月しかなかったのですが、季節も春、また勉強が開始できる喜びと「これでまた勉強ができる!」と勉強ができることのありがたさを感じるようになりました。人生観がガラッとここで変わりました。普通なら「今年の合格は無理だ」と考えるのでしょうが、なにか勉強できるうれしさで「よし、勉強を再開して今年絶対合格する」と受験勉強に戻っていきました。それからはもう一気に試験日まで駆け抜けました。もう覚悟ができていたというか、人生で一番自分を追い込んだ期間でした。今思うと辛い体験でしたが、“気持ちで負けることなく”合格に突き進むことができました。
合格後は人生が一気に変わり明るい毎日が過ぎています。好きだった短歌の世界でも天皇即位大祭の献詠作品で特選をいただきました。今は受験時代に描き想像していた感覚以上のすばらしい時間をすごしています。辛い受験生活も合格すれば必ず報われるということを実感する毎日です。

NHKの短歌番組に出演しました

NHKの短歌番組に出演しました

天皇陛下御即位大会への献詠歌