悩んでいる方は心の支えをしてくれる人、
自分を応援してくれる人を見つけてください

K.Mさん(30代)

◆受験回数 7回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生
中上級講座》演習コース

現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ

まず、合格するにあたって、必要なのは何度も諦めず受け続けることだと思います。天才でもなく、凡人で努力型の人の場合、数回で合格ということは間違いなく不可能です。講座のせいとか、勉強の仕方とかそんなレベルではないです。合格体験記で数回で合格とか出ていますが、そんなもの数えるくらいの天才だけです。それ以外は、人生の全てをかける勢いでなくては、間違いなく合格できません。
もし、4回以上受けて合格できない方は、そこからあと数回、またはそれ以上受けることになると思います。なので、諦める方は早いほうがいいです。自分は司法書士の家に生まれたため、何度も諦めず受けました。もし自分の親が司法書士でなかったら、間違いなく諦めました。むしろ、受かったとしても、そのあとの土台がないため、就活や独立も難しかったでしょう。
おそらく、合格体験記を読んでいる人のほとんどは、数回以上落ちてどうすればいいかわからない人だけだと思います。自分もそうだったです。勉強は伊藤塾やほかの専門学校で、十分していると思います。それは間違いなく自信を持ってください。勉強の仕方が悪いのか?勉強時間が足りないのか?そんな話のレベルではもうなくなっていると思います。
全員が全員合格レベルに達しています。しかし受かる人数が少ない。今年は600人。1万5千人中でたったそれだけです。それだけの人数しか合格できないのです。つまり、合格者の成績はそれほど大きく変わらないです。たった数問。たった10点。あと一歩が足りない。僅差の状況に、落ちた人と合格者に大きな差なんてありません。
勉強の知識も十分あるのに、なぜ受からず、何が足りないのか。そんなもの、運だけです。試験問題の相性によって決まると思います。それだけです。だからこそ、この先、自分にあった問題が来るまで、何度も何度も受ける精神が今後一番大事だと思います。
私が合格したとき、一番つらかったと思ったのが、勉強ではなかったです。周りの環境が一番つらかった。落ちるたびに、親に馬鹿にされ、人生を無駄にした、もう諦めろとか、それは酷いことを言われてきました。でも諦めず、何度も何度も受けました。落ちるたびになぜ駄目なのか、どうして足りないのか、それすらもわからず泣いていました。そして合格したとき、自分がどうして合格したのかわからなかったです。だって普段通りの勉強をして、変わったことをしていなかった。ただ問題文の相性が良かった、それだけです。
この先、どうしても司法書士になりたい!!司法書士にならなくてはいけない!!という人は、今後諦めず、ただただ時間と根気の全てを使って一年一年と重ねて受け続けてください。そうすれば、必ず自分に合った問題が出てきます。皆のレベルはほとんど同じです。だからこそ、たった数問、一問だけでいい、他人より少しだけ得意な奇跡の問題が一問出たら、その時は合格すると思います。 
 
以下は私の勉強方法です。ただ、今の勉強方法で模擬試験で上位をとっている人間は、変えないほうがいいと思います。それこそ、受かるまで何度も受け、運をつかむだけです。
私は、伊藤塾の教科書、問題、全て覚えていました。過去問なんて試験勉強をはじめたときの一年で全部覚えていました。他の専門学校での問題も全て覚えました。でもそれだけでは合格できなかった。ここまでくると本当に運待ちだったと思います。
自分は本番に弱く、試験当日は眠れず、手が震え、動機がして、合格した年も腹を壊して10回以上トイレに駆け込みました。緊張でご飯も食べられず、栄養剤を飲みすぎて試験中眩暈がした時もありました。もし、本番に弱い方がいましたら、体調が崩れる前提で挑んだほうがいいです。私は本番に弱いとわかっていましたので、パニックになっても体に染み込むほど覚え続けました。
でもそれでも足りない。なぜなら、奇跡の数問を他の人よりとらなくては受からないからです。過去問、伊藤塾の教科書を全部覚えているのは当然です。基礎知識も当然全部覚えている。それだけでは不十分なのです。基礎知識を全て正解すればもしかしたら合格まで手が伸ばせるかもしれませんが、凡人の人間は必ず一問ミスをする。だからこそ差が出にくい。
そこで私は、教科書にも載ってない知識を覚えました。過去問を見てわかるように、同じ問題はこの頃出ていません。むしろ斜め上の問題が多い。基礎問題なんて劇的に減っている。はっきり言って模擬試験より難しいのが本試験です。そのため、私は民法に全て目を通して、知らない条文や判例があったらマークして流し見でもいいから頭の隅に入れておきました。もし本試験で知らない問題が出たら、絶対民法の条文や判例から出るからです。もうそれしかやることがなかったというのが本音です。
記述式は、伊藤塾の山村拓也講師の講義をとっていれば大丈夫だと思います。伊藤塾の記述式は完成度が高いので、全く問題ないです。アドバイスするとしたら、本試験の不動産登記は難しいときはかなり難しいです。なので、商業登記から解くことをおすすめします。模擬試験での不動産登記は点数とりやすく、得意科目な人が多いと思います。しかし実際の本試験では、膨大な情報と、細かな問題。登記がずれたら全て終わりという博打みたいな問題です。その点、商業登記は目が飛び出るほど難しい問題はあまり出ません。間違えても大きくずれることはないです。そのため、記述では商業登記から問いて点数稼ぎしたほうがいいと思います。
商業登記が苦手な人が多いと思います。ただひたすら山村講師の問題を解き続ければ、ふとした時にある程度点数が取れると思います。商業は満点がとりにくい、でもある程度とれる、博打ではない問題なので、ぜひ商業登記に力を入れてください。
以上です。
 
もし悩んでいる方がいましたら、一人でもいいので心の支えをしてくれる人、受かるまで応援してくれる人を見つけてください。
全ては運です。受かるまで諦めず受け続ければ、いつか必ず受かります。ひたすら辛抱して頑張ってください。みなさん同じ知識量の人しかいません。少ない椅子を大量の人間が奪い合っているだけです。自分が劣っている、勉強が足りないからと落ち込まず、椅子取り合戦に勝ってください。きっといつか自分の番がやってきますから。

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