正確な基礎知識を頭にたたきこみ、
絶対に正解すべき問題を落とさないことが私の合格戦略

B.Hさん(30代)

◆受験回数 10回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》蛭町記述コース
直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験

ご自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など

私は、結局12年ほど受験することになったのですが、思い直せば最初の5年ほどは「入門講座」や「中上級講座」を「受けるだけ」になっており、その内容を消化しきるまではできていませんでした。本試験の得点においても択一式基準点落ちばかりでした。
結局、大学卒業までに合格すること能わず、一般的な就職活動が嫌だった私は、司法書士補助者として事務所で働かせていただくことになりました。
事務所で働かせていただいているうちに、今まで勉強していたことがようやく消化できはじめ、本試験での得点も上がってきました。

受験戦略

この3年ほどは、択一式、記述式ともに基準点を超えるが、合格点には一歩届かないという状況が続いていたため、今年受験するにあたっては、最後の詰めを行うため、大まかな方針を決めました。
本試験の理想的な得点として、午前、午後の択一式ともに30問以上得点し、記述式で基準点を超えるということが一般的に言われております。
今までは、この30問の取り方を「35問中、30問はきっちり自信をもって取ったうえで後の5問を捨てる」という感じで勉強を進めていたのですが、今年は「(おそらく基準点前後になる)25問を確実にとり、後の10問については運に任せる」というものでした。
運に任せるというと、いい加減というか頼りない感じがしますが、ある程度の計算がありました。
まず、「確実に取る25問」というのは合格する受験生ならば確実に取る問題であり、残りの10問については、「合格する受験生ならば2択に絞るまではできるが、最終的な回答が割れる問題」と位置づけています。
次に、25問については、基礎的な問題なので基礎をしっかり身に着ければ得点でき、残りの10問については、基礎をしっかり身に着けていれば2択までは「正確に」絞り込めるため、確率的に2分の1で正解できる問題が10問あることになります。
よって、25問プラス運で正解できる問題が5問取れるため、択一式において30問取れるというものです。

 毎日の勉強

上記3の得点方針を行うためには、何よりも正確な基礎が大切になってきます。
私は、今年はテキストをほとんど読まず、問題を繰り返し解く勉強を行っていました。
問題を解く、というと過去問が思い浮かぶと思いますが、私の場合は過去問よりさらに簡単でかつ、薄いものを選びました。理由としては、とにかく全科目全範囲を一週間以内に1周したかったからです。記述式の勉強に関しても同じような理由から本試験形式の問題ではなく、雛型集の延長のような感じの問題を解いていました。
これは問題集が完璧に正解できるようになるまで続けた後、過去問に入るつもりでいましたが、結局99%ほどまではマスターできたのですが、何回繰り返してもどこかで誤答してしまい、本番まで何も変えることなく同じ勉強を続けていました。

 直前期

本試験が近づくにつれ、試験本番のリズムを身に着けるために、模試を受験しました。伊藤塾の模試は、本試験の感触に一番近く、時間配分(特に試験終了直前の記述の解答の焦り具合など)特に意識して体験できました。
2回とも合格点をとることができましたが、本番で取れなければ何の意味もないため、結果はすぐに忘れることにしました。

 本試験

本試験に向かうにあたり、あまり荷物は多くしたくなかったため、筆記用具と受験票程度しかもっていきませんでした。また、試験開始までに問題集を見直すようなことはしませんでした。自分は自分のできることはやりつくして試験に臨んでいるという気持ちもありましたし、勝負の直前で余計な集中力を使いたくなかったからです。
午前の試験に関してはいつも通りという感じで終え、食事の時間があるのですが、私の場合昼食を食べると眠くなるため、昼には100円前後で売っている小さめの羊羹1個を食べる程度にとどめておきました。
午後の試験に関しては、択一式の不動産登記法が思いのほか難しく、解答に時間をとられてしまいました。模試では、午後の択一式は60分で終えるようにしていたのですが、本番では80分ほどかかってしまいました。
何とか択一式を終えて記述式に入るわけですが、不動産登記法は敷地権付区分建物に関する出題であり、敷地権割合も単純ではなかったため、大枠自体はすぐ埋めることができたのですが、登録免許税の計算にさらに時間をとられたため、商業登記法に入った時点では30分程度しか時間が残されていませんでした。正直いろいろな後悔などがふいに湧いてきて、心が折れそうになりました。ですが「勝負を最後まで捨てない」と言い聞かせて、問題を解きはじめました。商業登記法に関してはほとんど埋めるという感じに近く、パッと見たらパッと書くという感じでした。ただ、組織再編のものも含めて雛形は正確に覚えていたため、ある程度の得点はできると、どこか冷静な部分もありました。

 合格発表まで

試験終了直後は恐怖で自己採点することができず、試験が終わってから1週間後にようやくすることができました。午前、午後ともに28問とることができ、自分のやり方でよかったのだと感じるとともに、記述式が基準点超えているかどうかがやや不安でしたが、記述式の解答を確認することはしませんでした。
不動産登記法については自信がありましたし、商業登記法についてもやれるだけのことはやったという感じがあったので、発表まで精神状態を悪くしたくなかったからです。

 合格発表

発表が行われる3日前くらいからすでに緊張していました。発表当日になって、仕事中こっそり法務省のホームページで確認したところ、自分の番号を見つけました。嬉しいというよりも、長い受験期間が終わってほっとした気持ちの方が強かったです。どちらかといえば自分の周囲の人の方が喜んでくれたのが嬉しいと感じました。

 最後に

最後になりますが、今まで受験勉強を続けてこられたのは周囲の人の応援や手助けがあったからだとよくよく身に沁みました。これからは助けていただいた方や新たに出会う方にも自分が手助けできるようになれるならば、これほどうれしいことはないと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。