法律の学習は、わからなくても、とにかく先へ進み、
全体を何度も繰り返せば必ず理解できる

金子 義勝さん(40代)

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》中上級コース、演習コース
直前対策講座》択一登記法集中演習講座

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は、大学を卒業後、民間企業にて技術系の会社員として働いておりましたが、司法試験に挑戦したいと考え、退職し、法科大学院へ進学しました。しかし、力及ばず司法試験には合格することができませんでした。その後、法律の専門家になることを一度は諦めかけ、再び技術系の会社員として働きはじめましたが、やはり法律に携わる仕事がしたいと考え、特別な受験資格がなくても受験可能な司法書士を目指す決意をしました。

伊藤塾を活用した学習方法

①入門段階の学習法について

私は、2016年合格目標の山村拓也講師の「入門講座」をWeb受講しました。司法書士を目指す決意をしたのは2015年の秋でしたが、同時期に転職し、都内の司法書士事務所で補助者として働きはじめました。勤務体系は週5日のフルタイムであり、事務所はいわゆる決済事務所でしたので、月末が近付くにつれて残業が多くなる傾向があり、継続的な通学は難しいと考え、Web受講を選択しました。
司法試験の受験経験があることから、午前科目や民事訴訟法についてはある程度対応できるのでは、と甘く考えていたのですが、司法試験の受験勉強から約2年半のブランクもあったことから、基本的な知識でも想像以上に忘れていることが多く、非常に苦労しました。また、不動産・商業登記法の知識の細かさにも苦労しました。ですので、勉強法としては基本的なことを繰り返すしかないと考え、「入門講座」のドリルを解いてはテキストに戻り、テキストを何度も読み、並行して伊藤塾セレクションを用いて過去問を繰り返し解きました。しかし、合格にはまだまだ遠い状態で2年が経過してしまいました。
もっとも、司法試験の受験勉強の時も感じたのですが、「法律の勉強とは、最初はわからなくても、とにかく先へ進み、全体を何度も繰り返して勉強することで、色々な部分のつながりを理解できるようになり、最初はわからなかった箇所も徐々にわかるようになるものだ」とは経験的に理解していたので、諦めずに勉強を継続しました。

②中上級段階の学習法について

3年目の2018年になると、諦めずに勉強した成果が徐々に表れはじめたのか、少しずつではありますが、理解が深まってきた感覚を持てるようになりました。しかし、登記法についてはまだまだ理解が不十分でした。そこで、直前期に髙橋智宏講師の「択一式登記法集中演習講座」を受講し、登記法への苦手意識の克服を図りました。
2018年の試験は、午後択一は29点を取ることができたのですが、午前択一が22点しか取れず基準点落ちとなり、不合格となりました。直前期の勉強が不安な午後択一に偏ってしまったことや、午前択一に対する自分の力の過信が敗因だと感じました。午前択一については、前年が26点であり、本試験では30点は確保したいと思い試験に臨んだこともあり、午前択一での基準点落ちはかなりこたえました。
しかし、一年でも早く合格するためには落ち込んでいる暇はないと考え、7月中に宇津木卓磨講師の「中上級コース」をWeb受講することにしました。翌年の合格を勝ち取るためには、早めの勉強再開が鍵になると思い、気の緩みがちな夏の間のペースメーカーとして「中上級コース」が最適であると考え、受講しました。今思うと、試験直後の早い段階から講座の進捗に合わせて継続的に勉強できたことで、試験後の知識の抜け落ちが最小限に抑えられ、合格に必要な実力が自然と養われていたのだと思います。

③直前期の学習法について

兼業受験生ということもあり、限られた時間の中で必要な情報の確認をするためには、情報の一元化が非常に重要になると考えていました。そこで、直前期に一気に見直すことができるように、択一は「中上級コース」のテキスト、記述は入門講座の雛形集に情報を一元化しておきました。もともと、「中上級コース」のテキストには合格に必要な知識・情報がコンパクトに凝縮されているのですが、更に択一の過去問や答練・模試で間違えた箇所等を追記しました。
また、雛形集に記述の答練・模試で間違えた箇所等を追記しました。直前期にはこのテキストや雛形集を繰り返し読みました。
また、昨年の本試験では午前択一が基準点落ちとなりましたが、原因は「特に理解が重要な午前択一において、中途半端な理解のまま本試験を受験したことだ」と考え、午前択一については理解することに重点を置き、テキストを精読しました。具体的には、「この部分が試験で問われたらどのように問われるだろうか?過去問から少しずらして問うとどうなるか?」等と出題者側の気持ちを自分なりに考えながら読みました。その成果もあってか、今年の本試験では午前択一は33点を取ることができました。

不安や疑問の解消とモチベーションアップ

私は、司法書士試験の勉強を開始してからは4回目の受験で合格することができましたが、司法試験の勉強の開始から数えると約12年を要したことになります。勉強しても勉強してもすぐに忘れ、理解もできず、合格も当然できず、自分の力のなさに何度も悔しい思いをしてきました。その悔しさこそが私のモチベーションアップの源であったと思います。そして、「法律の専門家になることをここで諦めたら、一生後悔する」という思いが、苦しくても勉強を続けることができた最大の理由だと思います。

伊藤塾の各講師についての感想・各講師へのメッセージ

山村拓也講師

山村講師は、非常に説明が丁寧でわかりやすい講師です。入門講座の受講を検討する際、動画で講義の様子を拝見させていただき、「説明が非常にわかりやすい!」と感じ、迷うことなく山村講師の入門講座を受講することに決めました。また、山村講師は、メンタルの重要性についても強調されており、司法書士試験の合格への戦略を熟知されている講師だと思います。

宇津木卓磨講師

宇津木講師は、非常にメリハリのある講義をされる講師です。重要な箇所を重点的に説明していただけることで、優先順位を間違えることなく、限られた時間の中でも最大限に学習効果を発揮することができる講義であると思います。また、宇津木講師がおっしゃる「仕事のように勉強する」という意識を持つことで、日々の苦しい受験勉強も毎日の仕事のように淡々とこなしていくことができたのだと思います。

髙橋智宏講師

髙橋講師は、趣旨から考えることを大切にされている講師です。暗記の比率が高くなりがちな司法書士試験において、趣旨から考える思考過程を鍛えることで、長期記憶力や未知の問題への対応力が鍛えられたと思います。また、知識の意味がわかるようになり、法律を勉強すること自体の楽しさも感じさせてくださいました。

自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など

2018年の受験では、少なくとも基準点を超える自信があった午前択一で基準点落ちとなりました。午後択一に不安があったため、直前期に午後択一を中心に勉強したところ、午前択一の知識がすっかりと抜け落ちてしまいました。また、もともと、午前択一の知識の定着が甘く、力を過信していたのだとも思います。苦手科目を重点的に勉強することは重要ですが、あまりにも偏ったバランスで勉強すると、自信のある科目でも途端に知識が抜け落ちてしまうこともあります。ですので、直前期においても、苦手科目・分野の克服を図りながらも、得意科目・分野も忘れないように触れておくことが大事だと思います。
また、今年の本試験では、午後択一と記述は基準点を少し上回るだけの点数しか取ることができませんでした。午前択一の点数で何とか救われましたが、各々に基準点が設定されている以上、択一・記述をバランスよく勉強することの重要性を改めて痛感しました。

現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ

勉強方法に迷った場合は、講師の方々に相談されるのも良いですし、自分の経歴や勉強する環境・状況等が似ている合格者の勉強方法などを参考にされるのも良いかと思います。
私自身も、昨年は合格体験記を読みながら、「自分は本当に来年合格できるのだろうか」といった不安を抱えながらも、合格者の方々の言葉に勇気づけられました。自分ではなかなか気づかないのかもしれませんが、合格は意外と近くにあるものです。試験までの期間でまだまだ大きく変われます。自分を信じて、ぜひ合格を勝ち取ってください。