孤独な勉強を応援してくれたのは家族と伊藤塾の動画。
50代だってまだまだ人の役にたてる

藤田 一裕さん(50代)

◆受験回数 5回
◆主な受講講座
中上級講座》中上級コース
直前対策講座》択一登記法集中演習講座、直前パック、プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は20年以上前、働きながら(旧)司法試験を目指したことがあります。しかし、当時は、仕事も責任もどんどん増えていく時期で、仕事・勉強・家庭のバランスが保てなくなり、志半ばで勉強を中断してしまいました。あれから長い時を経て50代になってしまいましたが、再び、人の役に立つ法律実務ができる資格を取得したいと考え、実践的な法律専門資格とされている司法書士資格を目指すことにしました。

伊藤塾を活用した学習方法

(1)伊藤塾入塾前

勉強の初年度は、市販の参考書をパラっと読んだ程度でお試し受験をしました。もちろん、この程度で受かるわけはないのですが、かつての知識が残っていたのか、1回目の受験で午前・午後とも基準点まであと1問という出来でした。この時点で「ちょっと勉強すればできるかも知れない」という大きな勘違いをしてしました(今思えば、この勘違いのせいで余計な時間がかかってしまいました)。
その後、市販の参考書・過去問を独学で何度か繰り返し、午前・午後とも択一基準点をクリアするようになりましたが、基準点から大きく上乗せをするには至らず、記述も20点台がやっとという停滞状態が2回続きました。ここでようやく、学習4年目にして独学の限界を感じ、伊藤塾のお世話になることにしました。

(2)伊藤塾入塾後

伊藤塾を選択したのは、模擬試験が最も本試験に近い感覚だったこと、コース価格が一番リーズナブルな設定で、かつ、わかりやすいカリキュラムだったからです。入塾1年目の2018年度は、「中上級コース」をWeb受講しました。「中上級コース」で1年間学習すると飛躍的に実力がアップし、模試でもこれまで取ったことがないA判定を連続でとるようになりました。その年は、自分では一段高いレベルに達した気がして、「多分受かる」 と勝手に思い込んで受験会場に向かいましたが、結果は「総合落ち」で、この試験の本当の厳しさを思い知ることになりました。
2019年度は、再び中上級コースを受講するとともに、プラスアルファのスキルを身につけるため、「択一登記法集中演習講座」、記述の直前講座を追加受講しました。
合格者の勉強方法も十人十色だとは思いますが、今思えば、最初から伊藤塾で学習していれば、働きながらでも2年か3年で受験勉強を終わらせることができたかも知れないと思っています。

不安や疑問の解消とモチベーションアップ

私の場合、すべてWebでの受講でしたし、周りに同じ勉強をしている人もいなかったため、ひたすら孤独に学習していました。ただ、応援してくれる家族がいたことはとても励みになりました。(土日はひたすら勉強で)家庭サービスを少なからず犠牲にしてしまっている分、家族のためにも早くこの受験勉強は終わらせたいという思いは強かったです。また、直前期に伊藤塾から配信される受験応援の数々の動画は絶対に見た方がいいと思います。ヘトヘトになった体力と気持ちに、大いなる活力を与えていただきました。

伊藤塾の各講師についての感想・各講師へのメッセージ

宇津木卓磨講師

2年間続けて中上級コースを受講したので宇津木講師の講義を最も長い時間聞かせていただきました。リズムがよいので、全く疲れずに聞くことができました。また、的確なポイント指摘が、後の復習時間の短縮に大いに役立ちました。

山村拓也講師

合格者がどういう思考パターン、時間配分で、記述式を解くのかが、よく理解できました。

髙橋智宏講師

とにかくわかりやすいし誠実な人柄がにじみ出る講義。本当に役立ちました。髙橋講師の講義「択一登記法集中演習講座」を取らなければ、午後択一は崩壊していたかも知れません。口述模試の丁寧なアドバイスも本当にありがとうございました。

坂本龍治講師

記述式の直前対策講座は、確実に本番の記述式での上乗せ点につながったと思います。

関信敏講師

知っているだけの知識を「わかる」に変えてくれる講義だと思いました。

小山晃司講師

体調を崩して心が折れそうだった本試験当日、小山講師が試験会場の神奈川大学校門前で励ましてくれたおかげで、とても力が湧きました。Web受講では、どの講義も1.5倍〜1.8倍速で聴いていたので、合格報告会で実物の講師の方々にお会いし、通常スピードの生声を聞いた時は、なんだか「ほっと」し、ようやく時間の流れが普通に戻りました。

自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など

(1)学習方法について

合格した年は、択一対策は、「伊藤塾セレクション」(法学書院)の登記法以外を3〜4 回。これに加えて「中上級コース」のセットになっていた「択一プログレス演習講座」と「択一実戦力養成答練」を3〜4回、「択一登記法集中演習講座」のテキストを8〜10回程度繰り返しました。また、市販の一問一答形式の問題集で、民法、会社法・商業登記法、マイナー科目を3回〜4回繰り返しました。これらの問題を解いた際に、知識がやや曖昧で周辺知識も含めて整理した方がよいと思った肢には、択一合格アドバンス講座テキストの参照ページ数を書いた付箋を貼っておき(この付箋が復習の効率化に役立ちました)、その問題を解くたびに、アドバンステキストの該当ページに戻って復習するようにしました。何回も繰り返すといっても、全部の肢を解きなおすのではなく、間違えた肢や、宇津木講師が重要と指摘された肢を見直していく作業を高速で繰り返していました。これらの作業は、その大半が通勤電車の中、昼休み、帰宅後就寝前の1時間程度、早朝の出勤前 30分程度を使ってやっていました。
記述式対策は、フルタイムで働いている者にとっては大きな悩みです。実際に手を動かして行う答案練習は、通勤電車の中ではできません。そこで毎日、会社に着いたら、就業前の20分程度をCASE&FORM(ひな型)を眺める作業にあてました。これを1年間続けたおかげで全ひな型を10回以上繰り返すことができました。宇津木講師が「ひな型は筋トレみたいなもの」と言っておられましたが、そういう感覚で黙々とやっていました。1月からは記述の直前対策講座のテキストを電車の中と就寝前の時間で4回ほど読み込みました。記述式で問われる細かい知識・論点が圧縮されており、論点の網羅と、問題文から論点を連想する力を養うことができました。ただ、記述式対策の本丸は、何といっても実際の答案作成の練習です。私の場合は、土日休日に集中して1日最低5通は書いていました。答練や模試の解答用紙をA3両面で何度もコピーし、市販のA4コピー用紙を答案構成用紙に見立てて、本番の時に使うボールペンで、本番と同じように答案を書きあげるという作業を繰り返していました。材料は2年分の記述式答案構成力養成答練の問題とプレ模試、第1回・第2回模試、10年分の本試験過去問を使いました。このペースを3 月くらいから続けていたので、3月からだけで何百通かは書けたと思います。その結果、記述式には少しばかりの自信を持って本試験に臨むことができました。

(2)本試験当日

「本試験を決して侮ることなかれ」です。2019年度の私は、模試では午前午後とも択一 30問程度、記述式55点程度はコンスタントにとれる程の実力になっていました。それでも前年度の経験から、最後の最後まで「またこけるんじゃないか」という不安で一杯でした。しかも、その年は、梅雨寒の日が続いたせいで本試験当日に体調も崩してしまいました。そのためか、過去最高難度となった午後択一では、かなりのミスも連発してしまいました。ただ、「どうしても受験勉強は今年で終わらせたい」という気持ちと、午後択一を解き終える午後2時頃に「今年の午後択一はかなり難しい。勝負は記述の上乗せだ。自分なら残り2時間あれば、記述式で上乗せできるはずだ。」と冷静に判断できたことが良かった気がします。午後択一を65分くらいで終えて、記述式に時間をかけ、記述を含めてバランスよく上乗せできたことで、なんとか合格にすべり込めました。本当に、本番では何が起こるかわかりません。しかし、ここでこけたら、また1年間、家庭生活を犠牲にして時間を使わなければなりません。最後の最後まであきらめない気持ちと、最後の最後に冷静になれるための日頃の鍛錬が、うまく噛み合ってくれました。

現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ

(1)働きながら勉強されている方へ

時間の使い方と実力・気力のピークの作り方が大事だと思います。電車の中、昼休み、出社前とか、自分のすき間時間をどう勉強に使うかが大事です。平日も何とか細かい時間を積み重ねて2〜3時間、休日には10時間は勉強時間を確保したいところです。フルタイムで働きながらでは、直前1ヶ月くらいに、毎日10時間以上勉強して知識を詰め込むといったような無理は利きません。フルタイムで働いている方は、ピークを本試験当日に作るために、できれば、択一知識は3月末までくらいに一通り完成させ(プレ模試でも合格点が取れる程に一旦は仕上げ)、そこから高速で何回か回せるくらいに逆算してスケジューリングできると良いと思います。

(2)最後に

本試験会場では、毎年感じていましたが、この試験のために真面目に勉強されている方は、本当にたくさんおられます。ただ、その試験会場(私の場合は横浜)でも、合格できるのはほんの一握りです。95%以上の人は落ちてしまう、とても過酷な試験です。その中から一歩抜け出て合格するのは並大抵のことではありません。だけど、絶対に不可能な試験でもありません。実務的な色合いが強い試験なので、訓練すればするほどスキルは確実にあがっていきます。自分を信じて進み続ければ必ず合格に到達することのできる試験だと思います。自分を信じて頑張ってください。