司法試験委員会(法務省)が用意したパソコンを使用して受験することになります。
そこで、皆様に効率よくCBTに慣れていただき合格を勝ち取っていただくため、法務省から公開されたCBT試験体験版システムの情報を踏まえながら、学習のポイントをご案内いたします。
法務省「CBT方式による試験導入に関するQ&A」が更新されました。
1 答案の頁数(入力可能文字数)決定
・司法試験 必須科目1問につき8頁、選択科目1問につき4頁
1頁23行、1行あたり最大30文字の入力が可能
・予備試験 法律基本科目・選択科目・法律実務基礎科目(民事・刑事)それぞれ1頁23行、1行あたり最大30文字の入力が可能
2 答案入力箇所取り違えの際について
・第1問の答案を第2問の答案入力箇所に入力してしまった場合、零点とする
・試験時間内に気が付いた場合は、メモ画面へ転記するなどして、自身で正しい答案入力箇所に答案を貼り付ける必要がある
>司法試験等のCBT方式の導入及び出願手続のオンライン化に関するQ&Aはこちら
1 出願手続について
・出願手続きの詳細は、2026年1月頃公開予定(紙出願より交付時期が早くなる予定)
・紙媒体による出願も受付あり(ただし、法務省への郵送請求のみ)
2 プレテスト実施
・2026年2月10(火)・11(水祝)
・実施時間 70分(論文公法系科目50分、短答憲法15分)
・受験手数料 無料
・予約受付 2/10(火)実施分:12/15(月)午前10時~ 2/11(水祝)実施分:12/17(水)午前10時~
・予約方法 12/5(金)公開予定 プロメトリック株式会社ウェブサイト
(予約は先着順。座席には限りがあるため予約・受験は一人一回)
1 司法試験及び司法試験予備試験ともに令和8年試験から、出願手続や受験手数料の納付、受験票・成績通知書の受取等をオンライン化予定
※デジタル庁開発のシステムでは、 電子証明書が有効なマイナンバーカードが必要となります。
2 受験手数料改定予定
・司法試験 32,000円(オンライン出願の場合 31,000円)
・司法試験予備試験 21,000円(オンライン出願の場合 20,000円)
3 試験場は原則各都道府県に1か所以上設置予定
ただし受験希望者数が極めて少ない場合などは設置しない可能性あり
4 令和8年司法試験の試験用法文について 画面上での閲覧機能に加えて紙媒体を配付予定
それ以降の試験(令和8年司法試験予備試験を含む)については引き続き検討中
1 更新版の「司法試験等CBTシステム(体験版)」を公開
① 令和2年以降に実施した司法試験及び司法試験予備試験の問題を格納
② 答案構成用紙(メモ用紙)を紙媒体で配布することに伴い、システム上の構成用紙ツール(メモ機能)は、文字入力のみ(ペイントエリアを削除)に
③ 短答式試験の画面構成及び解答方法を変更
④ 試験用法文について、算用数字による条文検索機能を追加
⑤ 問題文について、横スクロール、見開き表示に対応
2 令和8年2月10日及び同月11日の日程で、CBTテストセンターにおいてプレテストを実施
(予約方法等の詳細については、令和7年11月下旬頃までに、ホームページ等で公開予定)
1 令和7年8月下旬までに「司法試験等CBTシステム(体験版)」を更新
・令和2年以降に実施した司法試験及び司法試験予備試験の問題を格納する予定
・答案構成用紙(メモ用紙)を紙媒体で配布することに伴い、システム上の構成用紙ツール(メモ機能)は、文字入力のみ(ペイントエリアを削除)とする予定
・短答式試験の画面構成及び解答方法を変更する予定
・試験用法文について、算用数字による条文検索機能を追加する予定
・問題文について、横スクロール、見開き表示に対応予定
2 各都道府県に1か所以上の試験場を設置することを検討
3 試験用法文については、画面上で閲覧できる機能に加えて紙媒体の配布について検討
4 令和7年12月頃から令和8年2月頃までの間に、CBTテストセンターにおいてプレテストを実施(詳細は8月下旬公開予定)
5 使用するパソコンのスペック等の詳細について
6 パソコンの文字入力等について、利用可能なショートカットキー追加
7 入力できる文字数の制限について、11月頃に開催される司法試験(予備試験)考査委員会議において決定見込み
前回より、以下の点が変更となりました。
(1)答案構成用紙(メモ用紙)は配布あり(持ち帰り可)に変更
(2)試験場は、いわゆる「CBT テストセンター」で実施
(3)会場が上記であるため、PCは当初予定していたノート型から、会場設置のデスクトップ(※)
※CBTセンターに依存すると思いますが、通常デスクトップパソコンが設置されているのが一般的。
■タイピングのスピードを上げる!
速い人ほど、答案構成に時間をかけることができます。
■本試験のパソコンは予測文字変換機能がない
一言一句丁寧に文字を打つ練習も必須です。
・Ctrl+V(貼付け)
・Ctrl+X(切取り)
その他、機能に関するポイント
一般的にCBTテストセンターはデスクトップ型パソコン
(モニターは 19 インチ(モニターの対角線の長さが約48.3cm)以上や 23 インチ(モニターの対角線の長さが約 58.4cm)以上などとされています。)
● モニター ・画面解像度:1920×1080 ピクセル以上 ・モニターサイズ:23 インチ(モニターの対角線の長さが約 58.4cm)以上
■手書きより、より多くの論点を答案の中に詰め込むことができるようになる半面、ポイントはよくわからなくなる可能性がある
わかりやすい答案構成に力をいれることが重要です。
<変更>
答案構成用紙が紙で配布されることになりました。
およそメモはとりやすくなりそうです。
ただし問題文は画面上で見ることに変更はありませんので問題文の読み方や答案の検討方法は画面上での練習が必須と言えるでしょう。
その他、機能に関するポイント
●答案構成用紙(上部)に図は書けるが、やはり手書きのようにスムーズには書きにくい
なるべく簡単に、できれば頭の中で整理できるように練習するとよいでしょう。また、なるべく本試験に似た環境で練習を積むとよいでしょう。
●問題文画面にはあまり余白がない
問題文にメモを書いて答案を作成している人は、テキスト入力ツールや答案構成欄(下部)のテキスト入力欄をうまく活用するか、または答案記入欄に直接書き込みながら文章を加筆修正していく、などご自身の答案の作成方法を検討するとよいでしょう。
■手書きよりも答案構成に時間をかけられるようになるが、タイピングの速度等個人差もある
答練などで実際に演習を積んで、自身のペースをつかむことが大切です。
■本試験では解答の選択肢部分に書き込みができない
問題文のほうで、テキストメモ機能やマーカー機能を使うなどして解答を検討していくことになります。紙媒体ではなくWeb上での演習を積んでおくとよいでしょう。
上記のポイントをふまえ
イチ早い対策のスタートをおすすめします!
法務省CBT試験システムを受けて伊藤塾CBTシステムリニューアル!
Web上の同一画面で問題文・法文の閲覧、答案の作成を行う練習が可能。
なお、短答式演習については、TKC短答式全国確認実力テスト、TKC全国統一模試でWeb上でのシミュレーションが可能となります。
短答式演習には『伊藤塾生学習支援システム』もおすすめ。
伊藤塾塾生の方は、こちらをフル活用いただき、Web上での解答検討に慣れておいてください。
■これで万全!合格に必須のスタンダードパック!
『司法試験 CBT答練パック』
・秋から 初見論文答練で本格的に実践力を身につける(リニューアル後のCBTシステムも活用)
・秋以降 短答演習(TKC全国実力確認テストで定期的に実力確認)
・直前期 TKC全国統一模試(短答・論文ともに最終シミュレーション)
■まずは過去問の対策をしたい方へ
『司法試験 CBT論文過去問答練』
「司法試験 論文過去問マスター」を解説講義として活用すると相乗効果あり!
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伊藤塾 司法試験科