大学3年生で
受験できる公務員試験
早期の準備開始が、
合格・内定への道を拡げる
かつて「公務員試験は大学4年生で受験する」試験でした。しかし、その常識は今、大きく変わりつつあります。
近年、「受験年齢の引き下げ」や「3年生を対象とした試験区分の新設」が相次ぎ、大学1年生や2年生のうちから公務員を目指せる、新たな扉が開き始めています。
試験制度の変化に伴い、公務員を目指す上で「準備期間の長さ」が大きな強みとなっています。このページでは、3年生で受験できる公務員試験と早期からの準備をおすすめする理由をお伝えします。
3年生で
受験できる公務員試験
国家公務員試験
大学1・2年生から公務員試験を目指す場合、特に注目すべきは「教養区分」などの早期受験が可能な試験区分です。
国家総合職
[教養区分]試験
霞が関で活躍する官僚を採用する国家総合職には、「教養区分」という試験があります。この区分は、大学1年生の春休みから受験可能であり、試験に専門科目が課されず、基礎能力(教養)や思考力・プレゼン力が問われます。大学入試で培った知識や英語力を活かしやすい試験でもあります。早期に合格することで、その後の官庁訪問にじっくりと時間を充てることができ、民間就活も並行しやすくなります。
国家一般職
[教養区分]試験
2025年度からは、国家一般職にも「教養区分」が新設され、大学3年生から受験できるようになりました。国家総合職の教養区分と同様に、専門科目が不要で、基礎能力試験と一般論文・人物試験が中心となる試験です。文系・理系を問わずチャレンジしやすいのが特徴です。
地方公務員試験
都道府県庁や市役所でも、優秀な人材の確保を目的に、大学3年生を対象とした「早期枠」を設ける動きが広がっています。「土木」や「電気」など、技術系職員の採用試験は3年生からの受験を可能としている自治体が多くありますし、文系大学生の多くが目指す「行政」職も、近年秋試験を中心に3年次受験の受け入れを開始しています。
東京都
1類B・新方式(第2回)試験
2025年から東京都の職員採用試験にも、大学3年生から受験可能な区分が新設されました。初年度2025年の1次試験は適性検査(SPI-3)で行われ、行政区分は申込者数3,700人のうち1次合格者281名、1次試験通過率7.6%と、高いスコアが求められる結果となりました。
「行政」職において大学3年次受験ができる自治体は下記のとおりです。
(2026年4月現在伊藤塾確認・最新の情報は必ずご自身でご確認ください)
| ■岩手県(Ⅰ種・アピール試験型) 受験案内公開予定 2026年8月 1次試験 10月頃(SPI3テストセンター) 岩手県Webサイト
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| ■埼玉県(一般行政・早期区分) 受験案内 公開中 1次試験(書類審査) 1次合格発表 2026/10/7(水) 埼玉県Webサイト
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| ■千葉県(一般行政C・秋季試験) 受験案内公開予定 2026年8月 1次試験 9月頃 千葉県Webサイト
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| ■福井県(行政・秋期募集) 受験案内公開予定 2026年7月下旬 1次試験 9月中旬 福井県Webサイト
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| ■鳥取県(事務(キャリア総合コース/一般コースなど)・秋試験) 受験案内公開予定 2026年8月下旬 1次試験 2026/10/18(日) 鳥取県Webサイト
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| ■徳島県(秋試験) 1次試験 2026/8/29~2026/9/27 ※2027年春試験(1次試験2027年2月)からは「春試験」も3年生から受験可能 徳島県Webサイト
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| ■静岡市(夏試験・秋試験) (秋試験)受験案内公開予定 7月中旬 (秋試験)1次試験 9月頃 静岡市Webサイト
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試験制度は年々変化しています。興味のある公務員については、常に最新の試験情報を確認し、早めの準備開始で制度の変更にも柔軟に対応できるようにしておくことが必要です。
目指すなら!
早期からの準備をおすすめする理由
大学1・2年生から公務員試験の準備を始めることは、単に合格を早めるだけでなく、その後の大学生活や就職活動において、他の学生と比べて「圧倒的なアドバンテージ」を築くことにつながります。
余裕をもった学習で
「質」を高める
公務員試験は出題範囲が非常に広く、多岐にわたる科目を効率的に学習する必要があります。大学1・2年生から準備を始めれば、約2〜3年間という長期にわたる学習期間を確保できます。これにより、試験直前に焦って詰め込む必要がなくなり、各科目をじっくりと理解し、苦手分野も徹底的に克服する時間を確保できます。特に、多くの受験生が苦手とする「数的処理」や「憲法」・「民法」といった重要科目を早期から対策することで、他の受験生から一歩リードすることが可能です。
大学生活との
両立がしやすい
早期に学習を開始することで、日々の学習時間を無理なく分散できます。まとまった勉強時間を確保しつつも、学業、サークル活動、アルバイト、ボランティア活動など、充実した大学生活と公務員試験対策を無理なく両立させることが可能です。これにより、将来の面接で語るための貴重な経験(「ガクチカ」)を計画的に積む時間も生まれます。
キャリアの選択肢が
大きく広がる
公務員試験の勉強は、公務員になるためだけでなく、民間企業の就職活動にも役立つ基礎能力(SPIなど)や論理的思考力を養うことができます。早期に公務員試験の基礎を固めておくことで、将来的に民間企業への就職も検討する際に、選択肢が狭まることなく、より有利に就職活動を進めることができます。また、国家総合職(教養区分)のように、大学2年生の段階で合格を勝ち取れれば、採用候補者名簿の有効期間が長く(7年間)、卒業後に民間企業での経験を積んでから公務員を目指すといった、柔軟なキャリアプランを描くことも可能です。
大学1・2年生から公務員試験の準備を始めることは、単に合格を早めるだけでなく、皆さんの人間的成長、キャリア形成、そして未来の選択肢を大きく広げることにつながります。
貴重な時間を最大限に活用し、ぜひ悔いのない大学生活と就職活動を送ってください。