はじめに

私が公務員を目指し始めたのは大学3年生になってからでした。自分の仕事を考えた際に大切にしたことが「やりがいのある仕事」ということと「人のために働ける仕事」だったので、単純に公務員という選択肢が出てきました。民間企業の説明会などにも出席しましたが、そのうえで公務員だと思い、受験しようと考えました。
公務員試験の試験科目はとても範囲が広く、また私は当時サークル活動にも力を入れていたので、受験指導校の力を借りようと思いました。そして伊藤塾のインターネット講義なら、大学の授業とサークルの合間をみて、自分のペースで受講できると思い伊藤塾を選びました。私が入塾した時期は７月の上旬でしたが、まだまだ間に合う時期だと思います。 

私がとった勉強方法

(1)専門科目試験（択一式） について

基本的には配信される講義を受講する、その範囲の過去問を解く、わからない問題の部分をテキストでチェックすることの繰り返しでした。その中で特に大切なのは伊藤塾の過去問集である「これ完」を解く作業でした。科目の理解や知識を蓄積させることは重要ですが、公務員試験では出題されることの多い頻出問題が多々あるので、その科目がどの程度まで深く出題されるのかを過去問を解くことで知っておくことは重要な作業だと思いました。もちろんその程度は講師の方が教えてくれますが、過去問を解くことで出題形式を理解することにより科目の知識もより覚えやすくなると思います。
また「これ完」をある程度解いていくと、問題を覚えるくらいになりますが、そうなっても派生知識などでうろ覚えの部分があればすぐにテキストを開く癖をつけることが大事だと思います。「これ完」は重要論点をカバーしていますが、テキストにしか載っていないことも出題されますので、「これ完」をきちんと解きつつ、テキストの細かい部分も大切にすべきだと思いました。

(2)教養科目試験（択一式）について

教養試験科目についても基本的には専門科目と同じ方法で勉強しました。私はいくつかの科目に絞って勉強しましたが、結果的には失敗だったと思っています。伊藤塾の講義のペースにある程度ついていけば十分間に合うので、科目は絞る必要はないと思います。また、数的処理については講師の言うとおり「勉強ペースを守ること」がとても重要だと思います。数的処理は長い訓練が必要だと思うので、毎日の継続を大切にすると試験で役に立つと思います。

(3)面接対策について

私は伊藤塾の模擬面接を利用しましたが、皆さんにもぜひ利用されることをおすすめしたいです。伊藤塾では各試験種につき１回、無料で模擬面接を受けることができましたが、私は１回目の出来が悪かったので、２回受けさせてもらいました。講師の方は厳しく面接してくれるので、自分がきちんと詰めて考えていない部分がよくわかり、本番の面接に非常に役立ったと思います。

自宅での学習と伊藤塾の学習個別フォロー

私は概ね中央大学駅前校で勉強しました。自宅だとどうしても他の誘惑に負けてしまうことが多かったので、ライブ講義を聴くわけではありませんでしたが、勉強する環境が整っている通学フレックスクラスは非常によい選択だったと思っています。空いた時間に講義を受けられることは非常に便利でした。ただその中で伊藤塾の講義のペースを目安にすることが必要だと思いました。

直前期と試験当日

直前期も基本的にはそれまでと変わらない方法で勉強していました。ただ、直前期は講義も終わり、「これ完」を解くことに集中できるので、その中で本番の試験体制に合わせて、午前中は専門科目、午後は教養科目などの工夫はしていました。直前期は緊張することも多かったですが、試験の本番を想定しながら実際の過去問を解くなどすることで、本番も緊張しないで臨めると思います。
また、試験当日は朝早いので、私は家を出る前に数的処理を何問か解いて、頭を起こしてから出発するようにしていました。

モチベーションの維持について

私は高校も大学も推薦だったので、本格的な受験勉強というのは初めてでした。勉強期間は長くて辛い時期もありましたが、それを乗り越えるにはメリハリが重要なのだと思います。休もうと思った日には思い切り休むことがいいと思います。また、公務員を目指す友人がいることもとても重要だと思います。同じ辛さを共有できることは大変勇気づけられることだと感じました。

最後に

私は公務員試験に向けて勉強できたことはよかったと思っています。勉強するのは試験のための知識ですが、それと同時に大人として知るべき知識が多かったと感じました。長期戦になると思いますが、きっとあっという間だと思います。一日一日を大切に、頑張ってください。